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アニメ
秋アニメ「キボウノチカラ～オトナプリキュア’２３～」夢原のぞみ役・三瓶由布子さんインタビュー｜「演じる時はちゃんと地に足をつけて喋ることを心がけました」
「のぞみとココがどうなるのか……みたいなところを楽しみにしていてください！」
――本作の物語についても掘り下げたいのですが、第1話や第2話で注目してほしいポイントを教えてください。
三瓶：どんな風にみんながオトナになったのか、既にファンのみなさんも気になっていると思います。私たちもドキドキワクワクしながら演じた部分でもあるので、やっぱりそこが魅力になってくるのかなと。後は1話ずつ丁寧にそれぞれのキャラクターに寄り添った物語が描かれるので、そのドラマは楽しんでいただけると思います。
――のぞみたちがお酒を飲んでいるシーンもありました。シリーズでも珍しい描写かと思いますが演じてみていかがでしたか？
三瓶：違和感はなかったです。演じる自分たちにも経験があることだったので、よりのぞみたちを身近に感じた瞬間でした。上手くいかないことがあると友達と飲みにいって愚痴を言ってしまったりとか、やっぱりのぞみたちも普通の女の子なんだなって。
子供の頃って、何かその時期特有のパワー、どんなことにもぶつかっていける強さがあると思うんです。けれど、大人になると周囲が見えるようになる分ブレーキがかかる。そういうところは大人の方がご覧になるとより共感できるんじゃないかな。今の生活は辛いこともあるけれど、それも含めて楽しんでいるのぞみたちを見ていただけたら嬉しいです。
逆にお子さんたちから見ると、中学生のプリキュアたちを見る時とはまた違う、大人の世界をちょっと覗き見しちゃうみたいなところが楽しめると思います。
――当時『プリキュア5』をご覧になっていた方や、お子さんと本作をご覧になる保護者の方もいそうですよね。
三瓶：それはありますね。この作品が発表されてからというもの、特に20代前半から後半の方から、「当時『プリキュア5』を見てました！」と改めて言われることが増えたんです。こんなに見ていてくれていたんだなと思いました。
――凄い人気でしたものね。『ふたりはプリキュア』『ふたりはプリキュア Max Heart』と『Yes！プリキュア5』『Yes！プリキュア5GoGo！』の他に2年続いたTVシリーズはなかったですし。
三瓶：当時を振り返ると本当に毎週よく頑張って戦っていたな、私たち……。
――思い出に残っている当時のエピソードはありますでしょうか？
三瓶：毎週みんなでご飯に行ったり、大阪にプリキュアショーを見に行ったりしました。アクティブにみんなで遊ぶことが多かったので、当時は若かったなって思います。本当に色々な思い出があります。
――物語についての話題に戻るのですが、ココやナッツたち妖精たちも当時から人気があったかと思います。彼らの活躍も本作では期待できそうですか？
三瓶：オープニングには登場するのですが、ずっとモフモフのままなのか人間体としても登場するのかは注目です。のぞみたちは人間の世界でオトナになりましたが、彼らには彼らの国があります。そことの関係性がどうドラマに絡んでくるのか。そして、のぞみとココがどうなるのか……みたいなところを楽しみにしていてください！
――『ふたりはプリキュア Splash☆Star』から日向咲と美翔舞の登場も明らかになっています。のぞみたちとはどのような形で関わることになりますか？
三瓶：今までもオールスター作品で一緒に登場することはありましたが、そういう時は戦闘シーンがメインで力を合わせて戦うことが多かったです。既にみんなの心がひとつになった状態なので、もし日常の中で会話するとどんな感じになるのかなと思っていました。
本作ではオールスター作品を経た顔見知りであるところからのスタートなので、あの頃の懐かしい友達に会うみたいな感覚ですね。台本上でもすごく自然でしたし、違和感は有りませんでした。咲と舞のドラマもあるので、どんな風に描かれるかは期待していただけると。
私は『Splash☆Star』には参加していないので、ふたりがこれまでどんな人生を送ってきたのか把握できていない部分があります。けれど、オトナになってからのふたりの関係性は、そんな私でも見ていてエモさを感じました。きっと『Splash☆Star』のファンの方にも楽しんでいただけるはずです。
――樹元オリエさんや榎本温子さんとは何かお話をされましたか？
三瓶：おふたりと一緒に収録はできなかったのですが、その前後の時間にすれ違った時に挨拶すると、きっとのぞみたちと咲ちゃん、舞ちゃんたちもこんな感じなんだろうなって思いました。お互いに今週の収録は大変でしたねって話したり、励まし合ったりできたので、お会いできて嬉しかったです。
――ありがとうございます。そろそろまとめに入るのですが、本作はシリーズにとっても大きな挑戦だったと思います。もしまた5年後10年後新たに企画が立ち上がるとして、『プリキュア5』でやってみたい挑戦はありますでしょうか？
三瓶：後は何をしたらいいのか迷っちゃうくらいです。もしやるとするなら、もうのぞみたちの子供を演じる……とかくらいになってしまいそうです(笑)。でも一緒に発表された『魔法つかいプリキュア！』の続編も楽しみですし、ほかのプリキュアたちがオトナになった姿も見てみたいなと。けどそうなると、大宴会になっちゃいそうです。同窓会とかやったら、2クラス分できるくらいは人数がいるので。
――70～80人くらいはいるらしいですね。
三瓶：毎年新しいプリキュアが生まれ続けていて、本当にすごいです。きっとそれはプリキュアシリーズに関わるスタッフのみなさんの愛や努力の結晶だと思います。私の口からまた新しい作品をなんて言えないけれど、でもきっとそんなみなさんなら新しい何かを生み出し続けてくれるんじゃないかなって思っています。
――では最後に、放送を楽しみにしているファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
三瓶：シリーズ20周年の挑戦的な試みのひとつとして、私もオトナになったのぞみを演じるという新たな挑戦をさせていただきました。四苦八苦しながら仲間たちと一緒に、本当に愛と希望を込めて演じました。
色々な悩みであったり、オトナたちの姿がたくさん本作では描かれます。けれど深く考えるというよりかは、プリキュアシリーズのひとつとして毎週気楽に楽しんでいただければなって思います。きっと本作もプリキュアシリーズのひとつだと感じてもらえるはずです。
子供の頃に一緒に変身したり勇気づけられたりした方も、また形を変えてプリキュアを一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
TVアニメ「キボウノチカラ～オトナプリキュア’２３～」作品情報
あらすじ
TVアニメ「プリキュア」シリーズの20周年施策の一つのチャレンジとして、プリキュアとともに成長した皆様に向けた、「Yes!プリキュア5」・「Yes!プリキュア 5GoGo!」の夢原のぞみを中心に、彼女たちが成長した姿を描く派生作品です。
キャスト
(C)2023 キボウノチカラ オトナプリキュア製作委員会
(C)2023 キボウノチカラ オトナプリキュア製作委員会
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