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『牙狼<GARO>ハガネを継ぐ者』キャスト陣が語る10周年を迎えた流牙シリーズに対する熱い想い

主人公・道外流牙役の栗山航さんがシリーズ初参加となる仲野温さん&中澤実子さんのアクションを絶賛! 『牙狼<GARO>ハガネを継ぐ者』キャストインタビュー|10周年を迎えた流牙シリーズに対する熱い想いも

 

黒谷友香さん、萩原聖人さんを加えた5人で作り上げていった感覚

――仲野さんと中澤さんが演じる役柄のご紹介と、演じる際に意識した点をお聞かせください。

仲野:創磨はクレアシティを管轄する魔戒騎士として、ホラーの魔の手から街を守らなければいけないし、管轄する役割を行方不明の父親が戻ってくるまで守らなければいけないとか、背負うものが多いキャラで。責任感の強さゆえに、流牙たちに反抗するような言動や一匹狼的に振舞おうとしているけど、本当はすごくいいヤツなんです。物語が進んでいくと愛嬌がある部分や良さがどんどん見えてきて。創磨が大好きになったし、皆さんにも愛されるキャラになると思います。そうなるのかは自分の芝居次第ではありますが、すごくいい役をいただいたと思っています。

中澤:コヨリは師匠のムツギと創磨の3人でクレアシティを守ってきた、クレアシティへの愛情も深くて。意志や気持ちも強い、素直で真っすぐな子です。幼なじみの創磨のことをいつも気にかけているし、クレアシティを守るために招集された流牙と3人の魔戒騎士にもちゃんと気を配るんです。

 

 

――キャラクター紹介で、「体術に優れた魔戒法師」と書かれていて、結構ハードルが上がってしまったのでは?

中澤:そうなんです(笑)。法師なので筆を武器にしていますが、体術も使うことが多かったので、最初は「できるかな?」と不安でした。

栗山:できてたよ。

中澤:ありがとうございます。皆さんに助けていただいたおかげです。

――『牙狼<GARO>』は毎回豪華なキャスト陣の登場も話題になります。ゲストキャラの他、コヨリの師匠・ムツギ役に黒谷友香さん、伝説の魔戒騎士・ゴドウ役に萩原聖人さんと、今回も豪華ですね。

仲野:黒谷さんは女神様みたいな方でした。最初は凜とされていて、近づきにくい印象がありましたが、関西弁でまず親近感が湧いて、僕らが激しいアクションを終えた後には、「筋肉痛がとれるから飲んでね」とアミノ酸のサプリメントを渡してくれたり、「私はアクションできないから皆さん、頑張ってください」と頭を下げてくださったり。いつも僕たちに気を遣ってくださったり、ずっと現場を見守ってくれました。お芝居の面でもとても意識が高くて、どのシーンも説得力のある演技を見せられていたのが印象的でした。

萩原さんは、芝居が素晴らしいですね。声もカッコいいし、ひと言で責任感を醸し出せるすごい役者さんで、純粋にカッコよかったです。

 

 
中澤:黒谷さんはコヨリの師匠役だったので、一緒にお芝居するシーンも多くて。暑い時期から撮影していたので、「塩が入っているから食べて」と塩分入りの飴をくださったり、衣装のスカートが短かったので、木のベンチに座るシーンでは素肌が当たって痛かったんですが、「コヨリちゃんの足の下にもタオルを敷いてあげて」と言ってくださったり、とても優しくて。また、身近で黒谷さんのお芝居を見られて、勉強になりましたし、すごく刺激を受けました。

栗山:黒谷さんも萩原さんも『牙狼<GARO>』の世界観に飛び込んでくださって、とても感謝しています。今回は、レギュラー陣もゲストも少なくて、この3人と黒谷さんと萩原さんの5人で作り上げていった感覚があります。いつもならもっと人数が多くて、撮影も分散するんですが、今回はタイトなスケジュールの中で、不平不満を一切言わずに大変なアクションをこなしたふたり(仲野さん、中澤さん)は、本当に素晴らしい役者さんです。

――少人数だからこそチーム感もより強く?

栗山:チーム感と言うよりも、それぞれの役者としての責任感が強い人が集まったなと。途中でダレることなく、真剣にいい作品を作りたいという気持ちの役者さんしかいなかったです。

 

 

アクション、流牙&創磨&コヨリたちの成長、ハガネの鎧など見どころ満載で、『牙狼<GARO>』愛に満ちた作品

――本作の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。

仲野:流牙シリーズをご覧になってきた方にとっては、流牙の成長、師匠っぽい振る舞いが見られます。創磨を軸に進んでいく物語なので、創磨の変化や成長も見どころです。そして、一つひとつ丁寧に、真剣に取り組んだアクションも見ていただきたいです。

あとは、今回のタイトルにもなっている創磨がまとう「ハガネの鎧」です。武士に近いフォルムで、鎧の中で一番好きです。ハガネはこれまで無名の騎士が召還する鎧で、あまり焦点の当たらない存在だったんですが、今回はフィーチャーされて、すごくカッコいい形になって。鎧を目にした瞬間、「カッコよく演じなければ」と一層、責任感が増しました。それほどカッコいい鎧なので、鎧を着るシーンやバトルにも期待してください。

 

 
中澤:私も挙げるならやっぱりアクションです。ワイヤーを装着したり、自分なりにいかにカッコよく見せるかを考えながら頑張りました。また、コヨリが抱く葛藤や物語が進んでいくうちに変化していく、他のキャラとの関係性や考え方の変化、成長にも注目してください。もしかしたら最初と最後で印象が変わるかもしれません。

栗山:以前から流牙シリーズをご覧になってくださっている方は、流牙そして役者・栗山 航の成長も感じていただけると思います。今回、初めて見る方には、創磨を自分に置き換えてみるとより感情移入できるかもしれません。

本作を見る前に過去の流牙シリーズの作品を見ておくと、更に楽しめると思います。僕のアクションの成長の跡も感じていただけるはずです。最初の頃はアクションが本当にヘタで、パンチもキックも満足にできないところから教えていただいて、ここまで来たので。流牙シリーズは「役者・栗山航の成長劇」でもあると思っています。

――最後に、皆さんへメッセージをお願いします。

仲野:新キャラの創磨として『牙狼<GARO>』の世界観に全力で入り込みつつ、新しいものを見せられるように取り組みました。アクションやサスペンスものとしてだけではなく、ヒューマンドラマとしても、おもしろい作品になっていると思いますので、放送を楽しみにしていてください。

 

 
中澤:初めての特撮作品への挑戦でしたが、長く、たくさんの方に愛されている『牙狼<GARO>』の世界観の中でコヨリを精一杯演じました。流牙や創磨たちと一緒に、「破滅ノ門」の開門を阻止できるか、ドキドキしながら見てください。キャストさん、スタッフさん一丸となって作った『牙狼<GARO>』愛に満ちた作品なので、ぜひ期待してください。

栗山:この作品は、アクションはもちろん素晴らしいですが、この世界観を構成する上で欠かせない役者がそろったので、飽きさせない、すごいアクションエンターテイメントになったと思います。やっぱり『牙狼<GARO>』はおもしろいです。10年やってきて、今回の『ハガネを継ぐ者』でもっと『牙狼<GARO>』が好きになりました。

演じ始めた時はここまで愛されるコンテンツ、キャラクターになるとは思ってもみませんでしたが、コンテンツも流牙も皆さんに愛していただけていることをひしひし感じるようになって。そして、この作品を通して、流牙が一段階上のステップに上がれた気がします。僕は「これが最後かもしれないから悔いのないようにやろう」と思って全力で演じ切りました。『牙狼<GARO>』ファンの方も、まだご覧になったことがない方も、流牙と栗山航の生き様をその目に焼き付けてください。

 

 
衣装協力 黒田匡彦,D-VEC / 0120-506-204 , Losguapos / 03-6427-8654, Losguapos / 03-6427-8654

 

作品情報

牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者

あらすじ

「黄金騎士ガロ」の称号を持ち、幾度の試練を乗り越えてきた魔戒騎士・道外流牙。今宵もガロの鎧を召還し、人を喰らう魔獣・ホラーを両断する。そこに姿を見せたのは、魔戒法師・コヨリ。彼女は黄金騎士の助けを得るべく、世界を揺るがす火急の事態を伝えるのだった。「破滅ノ門が開かれる」

「破滅ノ門」とは、ホラーが初めて人の世に現れ出たとされる最古のゲート。それがなぜか再び開きかけているという。流牙はコヨリの導きで、門が隠された街・クレアシティを訪れる。

「破滅ノ門」から漏れ出す闇の匂いが蔓延するその街で、邪気を察知した流牙は、すぐさまホラーと交戦する。熾烈な戦いの最中、突如現れた謎の魔戒騎士。それは、「ハガネ」の鎧を纏う白羽創磨だった。

無名の騎士・ハガネとしてホラーを狩る創磨の宿命とは!? 流牙は「破滅ノ門」の開門を阻止できるのか!?今、「守りし者」の原点に迫る壮絶な物語が幕を開ける。

キャスト

道外流牙:栗山航
白羽創磨:仲野温
コヨリ:中澤実子
ムツギ:黒谷友香
ゴドウ:萩原聖人
イグス:朝香賢徹
ロン:山本章博
オビ:西銘駿
誘惑者:おしの沙羅

(C)2024「ハガネを継ぐ者」雨宮慶太/東北新社

 

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