音楽
『よう実』3期OP「マイナーピース」は過去2作の“姉妹”/ZAQ×ニノミヤユイ インタビュー前編

『ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season』主題歌アーティスト・ZAQさん×ニノミヤユイさん インタビュー前編|OPテーマ「マイナーピース」は、「カーストルーム」「Dance In The Game」の“姉妹”

毎週ハラハラドキドキする展開を見せ、大きな注目を集めているTVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season』。

そんな『よう実』の世界を歌で彩っているアーティスト同士の対談が実現!

これまで全シリーズのOPテーマを担当してきたZAQさんと、第3期で初めてEDテーマを担当したニノミヤユイさんに、それぞれどんな思いで楽曲制作をしていったのか伺いました。

前編では、ZAQさんによるOPテーマ「マイナーピース」のお話を中心にお届けします。

 

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ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season
東京都高度育成高等学校、それは進学率・就職率100%を誇り、毎月10万円の金銭に相当するポイントが支給される夢のような学校。しかし、その内実は一部の成績優秀者のみが好待遇を受けられる実力至上主義の学校であった。3学期を迎え、DクラスからCクラスに昇格した綾小路たちは、林間学校へと向かう。そこで実施されるのは「混合合宿」と呼ばれる全学年合同で行われる特別試験。その名の通り、男女別に分かれ、必ず複数のクラスが混合するグループをいくつか作り、そのグループ単位で採点される試験である。これまで敵として争っていた他のクラスの生徒たちとも協力しなければ、高得点を得ることができない状況、そして何よりボーダーラインに届かなかったグループからは退学者が出るというルールに慄く一同。波乱を呼ぶ激動の3学期が今、幕を開ける!作品名ようこそ実力至上主義の教室へ3rdSeason放送形態TVアニメシリーズようこそ実力至上主義の教室へスケジュール2024年1月3日(水)~2024年3月27日(水)AT-X・TOKYOMXほか話数全13話キャスト綾小路清隆:千葉翔也坂柳有栖:日高里菜堀北鈴音:鬼頭明里櫛田桔梗:久保ユリカ軽井沢恵:竹達彩奈平田洋介:逢坂良太高円寺六助:岩澤俊樹一之瀬帆...

 

主題歌アーティストが語る『よう実』の魅力。お二人の接点やお互いの印象も

――TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』(以下、『よう実』)の、どこに魅力を感じていますか?

ZAQさん(以下、ZAQ):頭脳戦、ポイントの奪い合い――。綾小路清隆のストーリーだとは思っているんですが、まだ過去が明かされていなかった1〜2期を経て、3期になってようやく本性がいろいろな人にバレてきて、「実はあいつが“フィクサー”なんじゃないか?」みたいなところで、物語がさらに動き始めたんですよね。なので今は、綾小路の全貌が明かされるのではないかとワクワクしながら見ています。

 

 
アニメってラスボスがわかりやすいと思うんですが、『よう実』ってその時々によってボスが変わる、例えば2期なら龍園 翔、今回なら南雲 雅といった感じなので、各心理戦が面白くて。

最初は、堀北 学がラスボスなんだろうと思っていたら、協力するような流れになってきているので、誰が敵で誰が味方なのか、ハラハラしながら見られるところも魅力だと思います。

――これまでは、綾小路の強さが際立っていますね。

ZAQ:そうですね。「お前、物理でも強いんかい!」って思ったし、めっちゃモテるんですよ! 裏でモテているってズルいし、表でモテている平田洋介とはカッコよさが違うと思います。

ニノミヤユイさん(以下、ニノミヤ):ああなりたいですよね(笑)。実は裏で呼び出されているとか、羨ましすぎる。

ZAQ:ね!! 第5話もすごく良かったよね。一之瀬帆波がかわいい!と思ってしまった。

ニノミヤ:でも泣いている一之瀬を見ながら「一之瀬の心は折れた。オレが…オレが叩き折った」とか言っていて(笑)。綾小路って、ちゃんと戦略的に物事を捉えていていいなって思いました。無関心系かと思いきや、ちゃんとひねくれていて、私はすごく好きなんです。

 

 
ZAQ:私も好き。今まで関わってきたアニメキャラの中でも、群を抜いて闇が深いので惹かれます。1期の最終話でも、堀北鈴音がデレているところで「オレはお前を仲間だと思ったことはない」「最後にオレが『勝って』さえいれば、それでいい」ってモノローグで言っていて(笑)。

ニノミヤ:手駒が増えた、みたいな。冷徹すぎるでしょ!(笑)

ZAQ:ちょっとサイコパスなのかな? マキャベリズムというか、人を利用価値で決めているところがあるなぁって感じますね。

――まさに“マイナーピース”じゃないですか。

ZAQ:あははは(笑)。弱い駒をどう強く使っていくかっていう感じですよね。

――ニノミヤさんはいかがですか?

ニノミヤ:最近は、退学云々の話が出てきてシリアス度が増しているなと思っていて。第5話の最後で、坂柳有栖と綾小路が賭けをする話も出てきて。もし綾小路が負けたら、黒幕であること が明かされてしまう。勝っても負けても波乱というか、ターニングポイントだなと思いました。

ZAQ:綾小路は、櫛田桔梗を退学させるつもりなんだ!とかね。

ニノミヤ:あとは南雲新生徒会長も、まだチラチラ動きは見せているけれど、大きな動きはないので、どんなことを仕掛けてくるのか。ちょっと手強そうだなって思っています。

 

 

――お二人の話を聞いているだけでも、『よう実』がどれだけ面白い作品なのかが伝わると思います(笑)。ZAQさんは、ずっと『よう実』のOPテーマを担当していますが、3期のオファーが来たときはいかがでしたか?

ZAQ:本当にめちゃくちゃ嬉しかったし、ホッとしました。『よう実』の曲を作るときにしか出せない、他のタイアップではなかなか表現できないZAQの部分があるので、すごくありがたいんです。

3期の発表があったとき、SNSで「OPテーマはZAQさんがいい」というコメントをしてくださる方がすごくいらっしゃって、ありがたいと思ったし、そのおかげなんだろうなと思いました。

――ZAQさんのジャジーな要素のあるOPテーマは、個人的に楽しみのひとつになっています。ニノミヤさんは、お話が来たときはいかがでしたか?

ニノミヤ:私はサプライズで、「この箱を開けてください」と言われて、そこに入っていた紙に「『よう実』3期エンディング決定」と書いてあったんです。タイアップのたびにサプライズを仕掛けてくれるんですが、今回もびっくりしたし、私が学生のときからタイトルを知っていて、面白そうだと思っていた作品だったので、衝撃でした。

ZAQ:めちゃめちゃユイちゃんは『よう実』の曲に合っているなって思ってた。そもそもユイちゃんのキャラクターが『よう実』に合っているから。

ニノミヤ:嬉しい。

――それは、陰な感じということですかね?

ZAQ:陰なんだけど、陽に見せたり、明るいユイちゃんもいるじゃないですか。明るく見えるけど本当は暗い、みたいなキャラクターって『よう実』にもいっぱい出てくるし、すごく雰囲気が合っているんですよ。

 

 

――確かに。そもそも、レーベルメイトとして、接点はあったのでしょうか?

ZAQ:一度ユイちゃんがやっているラジオのテーマソング(「ミッドナイトプリズム」)を書かせてもらったことがあって、そのときにラジオにお邪魔させていただいたんです。あとはライブを見に行ったこともありますし、イベントで共演もしています。

ニノミヤ:私は、レーベルメイトの先輩というイメージがずっとあります。私が『アイカツフレンズ!』で、声優グループとして活動していたイベントに、ZAQさんが出演されているときがあって、挨拶をしに行ったんです。そのときプロデューサーさんに「すごくカッコいい曲を書く人だよ」って紹介されたことを、すごく鮮明に覚えていて(笑)。そこから曲を聴かせていただいていますし、憧れの先輩です。

ZAQ:私もユイちゃんの曲は全部聴いていて、変わった曲も多くて、すごく良いからBGMにしているくらい好きなんです。

ニノミヤ:ありがとうございます!! 嬉しいです。

ZAQ:作家に恵まれているというのはもちろんですが、彼女の声にも説得力があるんです。あと、彼女が書く歌詞がすごく素敵で、シンガーソングライターだなっていう歌詞の世界感を自分で確立しているんですよね。私は、どんな雰囲気の歌詞も書けるというところで売っているんですが、彼女の「私にしか書けない世界がある」みたいな個性は真似できないので、ジェラシーも感じています。

――すごく、“アーティスト”なんですよね。

ZAQ:そうなんですよ!

ニノミヤ:こんなに褒められてしまっていいのかなって思いますけど、すごく嬉しいです。

――今回は共作ですが、歌詞も多く書いていますしね。

ニノミヤ:アーティスト始まりではなく、声優から活動が始まったので、いわゆる声優アーティストというよりは、ちゃんとアーティストはアーティストとして確立できるようにすることを目標にしていたんです。なので、めちゃめちゃ嬉しいです。

ZAQ:出会いが『アイカツフレンズ!』だったし、今でもそういう活動をやっているから、アイドルの子なのかな?って思っていたら、こんな歌詞が出てくるんだ!っていう驚きがあって。そういう意味ではすごく異質でした。落ちサビで救いがくるのかと思ったら、来ない!どんどん沈んでいく!みたいな歌詞で、才能をめちゃめちゃ感じました。

 

 

――歌詞を書くのは、もともと好きだったのですか?

ニノミヤ:書くのが好きだった、とは違うんですが、授業中にひたすら覚えている歌詞をノートに書きまくるということをやっていたんです。ただサボっていただけなんですけど(笑)。それを小学生の頃からずっとやっていたんです。歌詞を読んだり見たりすることが好きだったので、作詞をするときも、自然と「書こう」という気持ちにはなれたというか。

――ギターでいう、耳コピをしまくるみたいな感じでしょうか。すごくいい作詞のトレーニングなのではないかと思いました。

ZAQ:そうかも。普通、初めて作詞をすると「何々をしました」とか、日記みたいになってしまうものなんですが、倒置法を使っていたり、すごく詞的で、そういう表現に慣れている感じがしたんです。「歌詞の雰囲気はこういうものだ」って刷り込まれていたんでしょうね。

――そのとき書き殴っていたフレーズって、わりと陰な感じだったのですか?

ニノミヤ:ずっと陰な感じばかりでした(笑)。

ZAQ:ボカロとか好きなら、そうだもんね。

ニノミヤ:そういう曲がすごく多かったです。暗いロックが好きなので、そういう歌詞ばかり書いていて、歌詞をひたすら書き写すだけのノートが、だいたい1年間に2冊くらいありました。

――歌詞ノートって黒歴史になりがちですけど、その方式だとならないですね(笑)。

ニノミヤ:自分の歌詞じゃないので、全然見せられるんですよ(笑)。

ZAQ:私の最初の歌詞ノートを見せてあげたい。本当に日記みたいで(笑)。「大丈夫、絶対に陽はあなたに射すはずだ」みたいな感じだったから、すっごく恥ずかしい。しかもそれで20歳ですからね(笑)。

ニノミヤ:見てみたい!(笑)。

 

 

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