
小倉 唯さん新曲「君色のキセキ」は、出演中の『ワンルーム、日当たり普通、天使つき。』のオープニングテーマ! カップリング含め全曲作詞に携わった最新シングル&アニメについて語るインタビュー!!
「ココロテレパシー」は「君色のキセキ」の姉妹版。甘酸っぱい青春や恋模様を歌う
――作詞にも携わられているカップリング曲「ココロテレパシー」のご紹介もお願いします。
小倉:「君色のキセキ」の姉妹版みたいな曲です。「君色のキセキ」では恋愛要素をあまり入れていない分、この曲で恋愛模様が垣間見えればいいなと思って、甘酸っぱい青春や恋模様を書いてみました。
実は候補曲の時点で、作曲してくださった哥丸雄貴さんが書かれていた歌詞がすごく素敵だったので、その雰囲気を広げるような形で作詞しています。
まだ初々しい2人が出会い、きっと女の子は相手にシンパシーを感じていて。恋しているとすべてが色鮮やかに見えているんじゃないかな、と思いながら書きました。
――「君色のキセキ」から時間が経ったのが、この曲のようにも聴こえました。
小倉:そうですね。「君色のキセキ」のアフターエピソードみたいなところもイメージしました。
――「アイシンパシー」や「アイコトバ」というフレーズが印象的です。
小倉:「アイ」は触れ合うの“合い”と、愛情の“愛”に掛かっていたり、いろいろな意味に取れるのがいいですね。
――テンポが速くて、歌うのが大変そうです。
小倉:これでもゆっくりにしたんですけど、最初はもっと速くて。テンポにこだわって、BPMを微調整をして、聴き比べた上で「これだ!」というテンポに決めました。
――レコーディングではどんなことを意識して歌われましたか。
小倉:小春日和のような雰囲気もあったので、やわらかい春の日差しの中で歌っているようなイメージでした。音階を駆け上がっていくようなメロディラインなので、ワクワクしたり、ウキウキしている気持ちを乗せられたらいいなと思って歌いました。
「Wild☆Kitty」は、「Empty//Princess.」のテイストを汲んだ小悪魔ダンスナンバー。ワガママな子猫感を意識
――「Wild☆Kitty」も作詞に携わられていますね。
小倉:前作の小悪魔っぽいシングル曲「Empty//Princess.」が好評だったので、今回もそういう要素を少し出したくて、小悪魔ダンスナンバーにしてみました。
それと、自分がせっかくリリーシュカを演じているので、彼女のように少しだけトゲのあるような曲を入れてもいいかなと思って、「君色のキセキ」「ココロテレパシー」とはガラっとテイストを変えたんです。
歌詞はあざとカワイイ、ワガママ子猫ちゃんのイメージで、野性的で気まぐれさもある、わりと攻めた内容になりました。
――歌詞の「撫でてほしいの気づいて?」や「ちょっとダメなところも 全部抱きしめてほしいの」などワガママ感はあるけど、そこがかわいいですね。それにこの曲は転調が多くて、サウンドからもワガママ子猫感が出ている気がしました。
小倉:曲を聴いた瞬間に「Kitty」という単語が思い浮かんできたので、歌詞だけではなく、曲にも振り回される印象にできたらいいなと思いました。
――かなりパフォーマンスするのが難しそうな曲ですね。
小倉:そうですね(笑)、ライブで歌うことをイメージして作りました。例えば1サビの「右左前も上下も独り占め したいさせたい」は、お客さんもペンライトで同じ動きをしてもらえたらいいな。
――今回のシングルは収録曲のテンポがどんどん速くなっていくのがおもしろいですね。
小倉:確かに。そして一巡して「君色のキセキ」に戻るとだいぶテンポが遅くなった感覚になるかも。
MVは「ザ・王道」。天使の羽根を付けた小倉さんに注目!
――「君色のキセキ」のMVはどんなコンセプトで撮影されたのでしょうか?
小倉:何気ない日常をテーマに、「ザ・王道」なコンセプトになっていて、デビューして間もない頃の自分を思い出しました。日常パートと天使っぽいシチュエーションのパートで構成されています。
――天使姿のカットや、日常の小倉さんっぽいカットなどシーン数が多いため、その都度衣装や髪型を変えているので時間もかかったのでは?
小倉:でも撮影は早く終わったんです。最初は天気が良かったのにどんどん悪くなって、途中でひょうも降ってきたりして。庭でお花とリップシンクしているシーンは1カットしか撮れなかったんですけど、映像を見たらたくさん使われていたのでビックリしました。
――天使の羽根を連想するような振り付けも印象的でした。
小倉:振り付けは、「Empty//Princess.」と同じ槙田紗子先生が担当してくださいました。天使を思わせる動きが散りばめられていて、通称「天使ダンス」も見どころです。
――アーティスト写真でも天使姿の小倉さんが見られますね。
小倉:デザイナーさんのアイデアで、あえて周りは白で統一して撮影していただきました。羽根も合成ではなく、実際に付けていますが、思ったよりも大きくて、移動する時は神経を羽根まで張り巡らせて慎重に(笑)。
撮影前は“違和感が出たり、チープに見えたらどうしよう?”とちょっと心配でしたが、羽根を付けてみたらスタッフさんから「自然」と言われて。「自然って?」と思いながらも、ほめ言葉として受け取りました(笑)。
そしてビジュアルが公開された時、ファンの方から「ついに羽根が生えましたね!」という反響をたくさんいただいたのがおもしろかったです(笑)。




















































