声優
『LATCH』寺島 惇太×阿座上 洋平×笠間 淳鼎談

2年振りのライブイベント「エキメン総選挙 開票LIVE」まで間もなく! 『STATION IDOL LATCH!』鶯谷駅・根岸 優歌役/寺島 惇太さん、御徒町駅 高良 摩利央役 / 阿座上 洋平さん、上野駅・飴屋 楊役/笠間 淳さんインタビュー

JR山手線・全30駅で働く駅員の中から、各駅一人ずつ選ばれたステーションアイドル『STATION IDOL LATCH!』(ステーション アイドル ラッチ)。

今年1月、1stアルバム『THE FIRST TRAIN 〜声よし!〜』『THE FIRST TRAIN ~所作よし!~』『THE FIRST TRAIN ~笑顔よし!~』をリリース。昨年8月から3月31日まで投票を受け付けていた山手線最強メンバーを決める「エキメン総選挙」にはLATCH総勢30名が属性ごとに5つのブロックに分かれて参戦。さらに4月27日(土)には、神奈川県民ホール 大ホールで、2年振りのライブイベントとなる「エキメン総選挙 開票LIVE」を開催と、その勢いはノンストップ! とどまることを知りません。

オフィシャルYouTube配信番組「第4回エキメン総選挙特番」の配信直前に、鶯谷駅・根岸 優歌役/寺島 惇太さん、御徒町駅 高良 摩利央役 / 阿座上 洋平さん、上野駅・飴屋 楊役/笠間 淳さんに、「エキメン総選挙 開票LIVE」に向けた意気込みなどをうかがいました。

1stアルバム「THE FIRST TRAIN」の道のりを振り返って

──以前、笠間さん、寺島さんにお話をうかがった際におふたりは“歌うまユニット”、“圧倒的な歌唱力ということでプレッシャーを感じられていたと教えてくれましたが、『STATION IDOL LATCH!』1stアルバム「THE FIRST TRAIN」では新たに編成されたブロックに参加された他、おふたりのユニットa/mazeの「Mystery of Destiny」もまた、新しい雰囲気。どのような感触がありましたか?

飴屋 楊役・笠間 淳さん(以下、笠間):1曲目の「世界一憂鬱な王子」とは曲調がちょっと違っていたので……というか、さらに難しくなっていたので(笑)。歌うまお化けユニットとしては──。

高良 摩利央役・阿座上 洋平さん(以下、阿座上):おばけ、ついてたっけ?

笠間:いや(笑)。

阿座上:自分でハードル上げてきてる(笑)。

笠間:その名目を保たなければいけないってところもありましたし。「Mystery of Destiny」に関しては、フェイク部分とか、お任せいただける部分もあったんですね。決まったところがあってそれをトレースしたわけではなくて、現場でディレクターさんと相談しつつ、細かい作業をした印象があります。より僕らの血と肉の入った曲になったなという気はしていますね。(寺島さんを見て)そのあたりはどうですか?

根岸 優歌役・寺島 惇太さん(以下、寺島):そうですね。「Mystery of Destiny」は、テンポ的にはバラードっぽいんですけども、曲調的には明るめで。ドラマパートで根岸くんが一皮むけたような描写があったので、1曲目よりも成長した感が出せたらいいなと思っていました。

また、僕が参加しているスマートブロックの「Disabuse」に関しては、これまで参加してきた曲とは違って、歌いわけが少なくて。その中で爪痕を残さないとという感じで、ソロパートは気合いを入れました。

──笠間さんはファンタジスタブロックの「ファンタジスタ!」に関してはいかがでしたか?

笠間:「ファンタジスタ!」は個性の強いものたちが統制の取れた曲を作るために、という目標に向かって作っていった曲だったので、ごった煮感はありつつも、その中で思いも寄らない化学反応が見せられたなと思っています。そういう意味では、飴屋くんもa/mazeとの歌い方とは少し違いますし。彼自身も楽しかっただろうなと思いながら歌っていました。

なんて言うのでしょうか。我々役者であれば、いつもやっている雰囲気の役ではない役を演じる時の楽しさというか。そういうことを感じているんだなと。そのあたりも飴屋くんの成長だと思うんですよね。決まったものを突き詰めていくというか、ひとつのことを極めていくタイプだったのが、アーティスティックな立場ではなく、当事者としてごった煮感を作っていく。そして、「ごった煮感も面白いじゃん!」と思えるようになっていって。だから僕も楽しかったです。

 

── 一方、阿座上さんは「笑顔でGo!」( エンターテイナーブロック)や、日暮里駅・戸成 綾役の山口 智弘さんと NØ Crewとして「この夜ごと」を歌唱しています。それぞれどのような思いで歌われていたんでしょうか?

阿座上:エンターテイナーブロックはそれぞれのキャラクターがだいぶポップな雰囲気を持っていて。笑顔で集まっている感覚があるので、「笑顔でGo!」も本当にただ楽しく歌うだけで、より魅力が出るような曲になっているんじゃないかなと思っていました。難しかったのは「この夜ごと」かな。

──おしゃれな雰囲気ですよね。

阿座上:仮歌をいただいた時から「おお、マジか」と、これまでの曲とは全然雰囲気が変わっていたので驚いたところもありました。これを摩利央が歌うとなると、どんな意識の変え方なんだろう?と。

NØ Crewの1曲目「Two as One」とはギャップのある曲だったので、彼はどのギャップに対しても「俺等こんなこともできるんだぜ」「大人の魅力満載だぜ」という心持ちでいるだろうなと。そう考えるととても歌いやすくなったというか。それでノリノリで、大人の雰囲気出しちゃうぜというか(笑)。「彼だったらそうするだろうな」と考えたことが、自分の気持ちの切り替えのきっかけになりましたね。

──それぞれのキャラクターに成長が見られますよね。

阿座上:そうですね。最初はちょっと若いというか、ツッパっていたところがあったんですけども、最近は優しくてかわいいし、先輩面もするようになったし(笑)。そこに成長が表れているのかなと思います。当時と今とで、摩利央の作り方も違ってきました。

 

笠間:俯瞰したところから『LATCH』というコンテンツや他のユニットの楽曲を眺めて、コントロールしている感があった飴屋くんが、LATCHであることを楽しんでいるような気がするんですよね。それがLATCH自身の魅力でも、彼自身の成長でもあるように思います。ただ、個人的には、そこで揺れ動く彼を見たいですけどね。

でも彼は面白いことに関しては素直に言ってしまうので(笑)。本当であれば、アーティスティックな面を持って俯瞰したところでも見たいのに僕はどうしちゃったんだ、にはならないとは思うんですけども。でも彼自身のミステリアスな雰囲気や、底しれない雰囲気を感じると、良いバランスでこれから進んでくれたら面白いなとは思っていますね。LATCHとしても、a/mazeとしても、ファンタジスタブロックとしてもそうですが、LATCHの当事者として楽しんでいく感覚は大切だと思うんですけど、まだ見せていない部分もあって欲しいと、僕個人としては思っています。

そういう意味で、ボイスパートを録っているときに「一皮むけたなぁ」と思うんですけども、少し寂しさもありますね。

──それは親心のようなところなのでしょうか?

笠間:飴屋くんのいちファンとして、という感じですね。

──そういう感覚は寺島さんにもありますか。

寺島:そうですね。ただ、根岸くんはすごく子どもなので(笑)。飴屋さんは監督的な立ち位置になることが多いんですよね。だからユニットを飛び越えて、他の年上のキャラクターたちとも交流することで、根岸くんと一緒にいる時とは違う顔を見ることができて、また立場も少し変わって。で、根岸くんも根岸くんで、飴屋さんとはまたタイプの違う年下の人たちと接すると、お兄ちゃん的な立場にならざるを得なくなるというか。今回はドラマパートでユニット外のキャラクターとの交流が多かったので、成長であったり、新たな一面だったりが出たのかなという気がしています。

笠間:それぞれの「個」が出てきた感じがありますよね。そういう意味でいうと、総選挙もより「個」にクローズアップせざるを得ない話じゃないですか。個の力によって、順位が決まってしまう。今までだったら対・ユニットに向けられていた目が、より個人に向けられて、より個人の成長・変化がクローズアップされる。逆に言うと、それを経て、ユニットに戻ったときの面白さというのもありますね。

──「Going My LATCH!」(YAMANOTE LATCH ALL STARS)は新星LATCHを象徴するかのような曲です。レコーディング風景のMVもすごいことになっていて、30人のキャスト全員が登場します。

阿座上:すごかったですよね。収録は3つのパートに分かれたんです。あの3つの線が重なると、こんなにも厚みを持って聴こえるんだと。

寺島:そうでした。キーチェックの時、それぞれのパートごとに「いける」「無理すればいける」「無理」みたいな、そういう調査があって(笑)。

阿座上:あったあった!

寺島:僕は確か中間の希望で出して。ただ、高いパートの人数が少なくなってしまうなら、と思って「無理すればいけます」に丸をしたんですよ。そうしたらそこに(笑)。

笠間&阿座上:(笑)

阿座上:めっちゃ高かったよ! 

寺島:高音のハモがやばくて、めちゃくちゃ高かったです。全部は無理だったので、いけるところだけって感じで。

笠間:僕は自分の歌ったパートはだいぶ低めだったような気がするんですけども。ただ仮歌の衝撃がすごかったんですね(笑)。「た、たけぇ」「これは俺は歌えんぞ」と。しかも「キャラとして歌う」を逸脱してしまう問題が出てくるので、難しいところもありますよね。

阿座上:それくらい高かったですよね。そのイメージがとにかく強かったのですが、良い曲ですね。

<次ページ:総選挙は「まだまだ動く予感」と3人>
(C)LATCH! Project/JRE
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