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『変人のサラダボウル』古川 慎(鏑矢惣助役)インタビュー【第1回(その1)】

『変人のサラダボウル』各話後オフィシャルインタビュー:第1回(その1)は、鏑矢惣助役 古川 慎さん | クスッと、もしくはガハハと笑ってから寝られるような作品でありたい

出てくる登場人物が変人ばかり!? 平坂 読×カントクコンビがこの時代に放つ、天下無双の群像喜劇、TVアニメ『変人のサラダボウル』がスタート!

貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢った魔術を操る異世界の皇女サラ。そして、サラを追ってきた女騎士リヴィア。2人が岐阜を舞台に、いろいろな人と出会いながら日常を過ごしていく。ただ、その日常が、予想の斜め上をいく展開を見せて面白い。そんな作品だ。

アニメイトタイムズでは、各話後にキャストのオフィシャルインタビューをお届け! 作品の魅力や楽しさを語ってもらった。

第1回(その1)は、貧乏探偵事務所を営んでいる地味な男、鏑矢惣助を演じている古川 慎さん。

 

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変人のサラダボウル
貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢ったのは、魔術を操る異世界の皇女サラだった。なし崩し的にサラとの同居生活を始める惣助だが、サラはあっという間に現代日本に馴染んでいく。一方、サラに続いて転移してきた女騎士リヴィアは、ホームレスに身をやつしながらも意外と楽しい日々を送る。前向きにたくましく生きる二人の異世界人の姿は、惣助のほか、鬼畜弁護士、別れさせ工作員、宗教家といったこの地に生きる変わり者達にも影響を与えていき――。作品名変人のサラダボウル放送形態TVアニメスケジュール2024年4月4日(木)〜TBS・BS11ほかキャスト鏑矢惣助:古川慎サラ・ダ・オディン:矢野妃菜喜リヴィア・ド・ウーディス:M・A・Oプリケツ:大地葉皆神望愛:藤田茜愛崎ブレンダ:沼倉愛美永縄友奈:高田憂希閨春花:真野美月草薙勲:上田燿司タケオ:立花慎之介鈴木:鳥海浩輔スタッフ原作:『変人のサラダボウル』(著:平坂読/小学館「ガガガ文庫」刊)キャラクター原案:カントク監督:佐藤まさふみシリーズ構成・脚本:平坂読 山下憲一キャラクターデザイン:福地和浩美術監督:越膳滝美色彩設計:勝田綾太 山本真希CG監督:沼尻勇人撮影監督:坂井慎太郎編集:村井秀明音響監督:平光琢...

 

ほぼツッコミ!? 第1話のアフレコで思ったこととは?

ーー『変人のサラダボウル』という作品の印象からお聞かせください。

古川:なかなかない切り口からくるコメディ作品だなと思いました。昨今流行りの異世界転生、メタネタや時事ネタといったところが多分に入りつつ、話としての本筋もある。

サラ(CV.矢野妃菜喜)の“異世界転移日常ライフ”と、惣助の探偵稼業から発展していく話がメインのラインとして続いていくのですが、本当におかしな登場人物ばかりで……(笑)。『変人のサラダボウル』というタイトルですけど、タイトルがこれほどしっくりくる作品ってなかなかないなと思いました。

ーー出てくる人、出てくる人、変人ですからね……。

古川:だいたい変人ですよね。比較的まともな人もいるんですけど、噂話のようなことを、そのまま現実でしているような人たちばかりなので。

 

 

ーー惣助は、まともなほうではないですか?

古川:惣助は、まだまともだと思うのですが、う〜ん……でも、事務所を飛び出して、ひとりで探偵になる生き方が、変というより“青いな”と感じました。

ーー確かにそうですね。でも真っすぐな人なんだなと思いました。

古川:真っすぐですし、理想を追うことを、まだ諦めきれていない感じがありますよね。

ーーバンドマンとかもそうですからね。

古川:そうですね。あとは、何故かホームレス生活をしている小説家とかもそうですよね(笑)。何でそんなことしてるの?っていう。普通に雲隠れすればいいのに…と思ってしまいました。

ーー今回はテープオーディションだったそうですが、惣助はツッコミの言葉が多かったのですか?

古川:オーディション原稿用に抜粋された部分は、しっかり探偵モノだったんです。自分の理想の探偵を目指すために熱いものを持っている青年の要素が多くあって。何かを諦めている現在と、熱かった過去の対比みたいなところが印象的な原稿で、結構やさぐれた感じで演じました。

原作を通して読むとまた違った印象を受けるんですけどね。

ーーそんなにやさぐれてもないですからね。

古川:もっと温かい人でした(笑)。原作を読んで、惣助が家族や自分の理想に対して、いろいろ抱えている気持ちがあることを知った上で、第1話のアフレコができたのは面白かったです。ディレクションで変化する部分はありましたが、これが1クール続くのは楽しそうだな!と思えたアフレコだったんです。

ーーディレクションがあった部分というのは、どういうところだったのでしょうか?

古川:「飄々とした感じで」ということと、より青さを出していくようなディレクションでした。

惣助は自分が思っていたよりも青くて、カッコ良さというよりも、真っすぐかつ振り回されて大変な人という感じでしたね(笑)。あと、第1話のアフレコで思ったのは、カロリーの消費量が、自分が想定していた以上に高い!ということでした。でもそれ以上に、サラ役の矢野さんとリヴィア役のM・A・Oさんが頑張っていたから、負けないように僕も頑張らないと、と思いました。

ーーオーディションから考えると、ツッコミはだいぶ増えたでしょうね。

古川:しっかり増えていましたね。ツッコミ方もいろいろ考えながら毎話やっているので、とても楽しかったです。一辺倒になってしまうと面白くないですから。テストだと、ありがたいことに、いい感じでツッコミが決まると、まわりがクスッと笑ってくれたりするんです。あれは本当に心強い。良かった〜、笑ってくれた!と思いながら、毎話やっています(笑)。

ーー本番は、卓のほうでは笑っているんでしょうけど、それはアフレコブースには聞こえないですからね。

古川:有線とかで返してほしいですよね。そうしたら「今のは、イマイチだったか」とか、わかるので(笑)。

惣助の魅力って、真っ当さと青さとツッコミスキルみたいなところに加えて、包容力があるんですよ。しっかりと誰かをサポートできる、誰かのために動ける人間なので、それが第1話の時点でわかるのは、いいなと思いました。サラが周りを振り回していく感じと、彼の面倒見の良さが噛み合って、このあとの物語を生んでいくんでしょうね。

 

 

(C)平坂読/小学館/「変人のサラダボウル」製作委員会
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