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『劇場版プロセカ』小倉唯・降幡愛・本泉莉奈が語るモモジャンの強さ【連載インタビュー第2回】

アイドルとして、そして人間として“モモジャン”が持つ強さとは。『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』連載インタビュー|花里みのり役・小倉唯さん×桃井愛莉役・降幡愛さん×日野森雫役・本泉莉奈さん【MORE MORE JUMP!】

「彼女たちはこのセカイで生きているんだ」

――今回の劇場版は、進級前の時間軸で物語が展開されます。劇場版を経て改めて感じるご自身のキャラクターの印象と演じる上で意識したポイントをお聞かせください。

小倉:(キャラクターたちの)時間が巻き戻るって、珍しい経験で。懐かしさを感じつつ、進級前のモモジャンの雰囲気を「こういうことがあったな」と思い出しつつ、みのりを演じました。

演じる上では、やはりみのりは他の3人と比べて(アイドルとしての)経験値も浅いので、そのニュアンスを意識しました。あとはみのりが持っている本質的な明るさ、無邪気さも大切にしましたね。

降幡:進級前はまだメンバーがそれぞれ、もがいている最中のお話になります。シーンで言うと、屋上で練習をしている彼女たちが思い浮かぶし、そうやって頑張って前に進もうとしている子たちが映像となって動いていて……。改めて演じることができて、幸せでした。

愛莉を演じる上では、他の3人との関係値に気をつけました。アプリゲームでの関係値と進級前では、アプローチの仕方に違いがあるのかなと。懐かしい気分に浸っていただければと思います。

本泉:雫に関しては、「時間軸が戻るから」と具体的にアプローチしたことはあまりなかったかなと思います。

普段は一人で収録をするので、みんなと掛け合えることが何より嬉しくて! 自分の中にいる雫を信じて、とにかく会話を楽しみたいと思いながらアフレコに臨みました。

――掛け合いでテンション感が変わるのも、劇場版ならではですよね。

本泉:特に日常を描くパートでキャラクターが一緒に過ごしているシーンはテンションが上がりましたね。これまでの『プロセカ』で、キャストが集まって何かをするとなるとライブがほとんどだったので、キャラクターたちの日常会話をアフレコするのはレアだったなと思います。

降幡:本ちゃん(本泉さん)も言った通り、日常を見ることができるのが劇場版の大きな魅力です。日常会話・掛け合いから「彼女たちはこのセカイで生きているんだ」と実感できて。この先の『プロセカ』にも血が通ったのではないかなと、そんな感覚があります。

本泉:何気ない掛け合いの中からキャラクター同士の関係値が見えたりします。「尊い……」と思いながら収録していました(笑)

――そんな劇場版の重要な存在となる「閉ざされた窓のセカイの初音ミク」についての印象もお聞かせください。

降幡:予告篇でも見ることができるのですが、スマホからぴょんって出てくるシーンが可愛いなって(笑)。「こういう感じで出てくるんだ!」と思いました。

キービジュアルにもある通り、色々なところにバッテンが付いていたりとキャラクターデザインも不穏で……「どうなるんだろう?」と気になりますよね。

小倉:まず、いつものミクとは違う表情が印象的でした。「ミクってこんな表情するんだ……」と。タイトルにもある「歌えないミク」というキーワードが持つ強さも、劇場版ならではの魅力があると思います。

本泉:「壊れてしまうのではないか」と思ってしまうほどの繊細さを感じました。『プロセカ』のミクちゃんたちには明るい一面もありますが、楽曲やセカイごとに違うミクがいますので……自然と興味が湧いてきますよね。

「モモジャンらしい」書き下ろし楽曲の魅力とは?

――劇場版ならではの要素として、ユニットごとの書き下ろし楽曲も注目ポイントのひとつですよね。

本泉:第一印象は「モモジャンらしい」でした。「聴いて元気が出る曲」は世の中にたくさんあれど、今回の楽曲からは「モモジャンだからこその応援の仕方・背中の押し方」が輝いて聴こえてきます。

彼女たちだからこその支え方や、「一緒に楽しんでいこう!」という気持ちを感じていただけるかなと思います。

降幡:ユニットの書き下ろし楽曲は、全曲DECO*27さんが書いてくださったのですが、それぞれのユニットのカラーを綺麗に表現してくださいました。

その楽曲に愛莉として乗っかっていきつつ、「頑張れ」の気持ちを込めて歌わせていただきました!

小倉:まず、豪華なクリエイター陣に感動しました……! 歌詞からも、みのり自身と重なるフレーズを感じていたので、「モモジャンらしさ」「みのりらしさ」が描かれているな、と。

5周年に向かって、今まで紡いできた彼女たちの想いなども込められているのではないかなと思います。

――その楽曲をスクリーンで楽しめる瞬間が待ち遠しいですね。ちなみに、モモジャンの楽曲の中でお気に入りを一曲選ぶとしたら、どの楽曲を挙げますか?

降幡:えー! 難しいです、選べないです……!(笑)

本泉:なんだろう……?

降幡:うーん……愛莉としてはやはり、『パラソルサイダー』が好きですね。ライブでも盛り上がるし、個人的にも好きな曲なんですが……一曲となると選べないなぁ……(笑)

小倉:一曲となると、私も選べないのですが……。(少し考えて)「プロジェクトセカイ 4th Anniversary 感謝祭」で『天使のクローバー』を生歌唱したんです。

振り付けには、本編とリンクする動きを取り入れて工夫を凝らして、リハーサルもみんなで練習をして。思い出とともに、改めてこの曲に対しての思い入れが深まったなと思います。

本泉:雫として一曲取り上げるなら、『私は、私達は』かなと。彼女の覚悟が変わった楽曲ですし、柔らかさの中にある彼女の芯の強さが見えてくるのではないかと思います。3DMVの演出も相まって、大好きな楽曲のひとつです。

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