
わんだふるぷりきゅあ!LIVE2024 FUN☆FUN☆えぼりゅーしょん! ピカピカあふたぬーん公演ライブレポートをお届け! 公演Blu-rayが好評発売中!
TVアニメ『わんだふるぷりきゅあ!』の音楽ライブイベント「わんだふるぷりきゅあ!LIVE2024 FUN☆FUN☆えぼりゅーしょん!」が、10月12日(土)、 KT Zepp Yokohamaにて開催。合わせて、ライブ生配信/アーカイブ配信も行われました。
キャスト&シンガーでお届けする毎年恒例の“プリキュアライブ”ですが、今年はホールから場所を変えて、ライブハウスを舞台に。プリキュアライブにおけるスタンディング有りの公演は『HUGっと!プリキュアLIVE2018 ライブ・フォー・ユー!!』以来となります。
出演者は長縄まりあさん(キュアワンダフル/犬飼こむぎ役)、種﨑敦美さん(キュアフレンディ/犬飼いろは役)、松田颯水さん(キュアニャミー/猫屋敷ユキ役)、上田麗奈さん(キュアリリアン/猫屋敷まゆ役)、吉武千颯さん(オープニング主題歌歌手)、石井あみさん(エンディング主題歌歌手)、後本萌葉さん(エンディング主題歌歌手)、Machicoさん(歴代プリキュア歌手)、北川理恵さん(歴代プリキュア歌手)です。
アニメイトタイムズでは、「わんぷりライブ」に向けて、出演者によるリレーインタビューをつないできました。そしていよいよ迎えた当日。“ピカピカ太陽”の下、小さなお子さんから大人まで幅広い年齢層の観客が集まり、一緒に遊ぶその時をいまかいまかと待っていました。本稿では「ピカピカあふたぬーん公演」(昼公演)を中心に、当日の模様をお伝えします。
前説動画でテンション高まる
2023年に20周年という節目を迎えた『プリキュア』。『わんだふるぷりきゅあ!』は、21年目ならではの新しさに満ちた物語となっていますが、それは今回のライブも同様。プリキュアライブでは珍しい、ライブハウスでの公演。
さらにライブ前にマーベラスYoutubeチャンネルにて「プリキュアシンガースペシャル前説動画」を、ライブ後には『わんぷり』主題歌シンガーである3人(石井さん、後本さん、吉武さん)によるウォッチパーティーを公開と、はじめての試みがたくさんありました。なお、ウォッチパーティーでは、ライブの舞台裏のエピソードなどが明かされ、ファンにとってたまらない時間となりました。
一方、前説動画ではライブに対する意気込みや、楽しみにしていて欲しいところ、ペンライトのカラーなどについてアナウンス。そして「全力でパフォーマンスしていきますので、みんなのキズナがevolution!!していくような時間にしていきましょう!」などと呼びかけ、ライブ前の視聴者の気持ちを高めていきます。トキメキの準備はバッチリ。配信を見ている人、フロアにいる人、それぞれわくわくモードのスイッチが入った状態で、ライブはスタート。
〈大好き止まらない! わんだふるぷりきゅあ!〉の冒頭の一言で紗幕が落ち、吉武千颯さんをはじめとしたプリキュアシンガーの姿が。ワンフレーズみんなで歌うと、吉武さんが「ピカピカあふたぬーん公演、はじまるよ〜!」と叫びステージ中央に。そのままオープニング主題歌「わんだふるぷりきゅあ!evolution!!」を歌唱し、ライブハウスならではの一体感で“ココロはしゃぐわんだふる!”なステージを見せていきます。昼公演ということで、小さなプリキュアたちの姿もたくさん! 周囲の人たちのまなざしもとても温かく、会場全体が愛と笑顔で満たされていました。
次曲からは『ボーカルアルバム ~We are わんだふる!!!!~』に収録されたキャラクターソングやイメージソングを披露する時間に。毎年事前に公開される、出演者のカラーに合わせてペンライトが光ります。
まずはキュアワンダフル/犬飼こむぎ役・長縄まりあさんがこむぎとしてステージにイン。「わんだふるぷりきゅあ!ライブ、はじまったよ〜!今日1日楽しんでいこうね〜!」と叫ぶと、チアフルな「わんだふる♡わお」を歌唱。こむぎそのもののような手の動きもとってもキュートで、モニターには肉球がたくさん描かれていました。
曲の終盤に、相方であるキュアフレンディ/犬飼いろは役・種﨑敦美さんがステージに登場。ふたりで「わんだふる♡わお」を一緒に“ワン”フレーズ歌ったところで、いろはのキャラクターソング「Chattin' Now!」へ。元気いっぱいな「Chattin' Now!」は、〈世界中の動物(いのち)としゃべりたい 〉〈ききたい、あなたの声〉という、いろはならではの言葉や明るさが心に響きます。また、言葉が入っていない吹き出しや、〈イェイイェイ〉という言葉がモニターに表れるのもこの曲ならでは。冒頭とラストの掛け声を長縄さんが掛け合い、2階にいる子どもたちからも「かわいい!」という声が上がっていました。そして「みんな〜楽しいね!」「このあとも楽しんでいこうね!」とふたりで呼びかけて、種﨑さんが長縄さんの手を引きバックステージへ。お揃いのブレスレットが光っていました。
入れ替わる形でステージ上段から登場したのは、桜色のふわっとしたドレスに身を包んだ後本さん。ステージを歩きながら「ASOBO♪OSANPO」を表情豊かに歌います。ミュージカルのような演出で、感情豊かに表情が変わる姿や、落ちサビでの手招きするしぐさも愛らしく、観客の心を惹きつけました。
ガラリと雰囲気を変えたのは、キュアニャミー/猫屋敷ユキ役・松田颯水さんのパフォーマンス。ステージ上段から紫色のライトを背中に浴びつつ、ミラーボールがくるくるとまわる中で、「ほわいとDestiny」を披露します。プリキュアライブの特色のひとつに、ダンサーたちによる色とりどりのパフォーマンスがありますが、「ほわいとDestiny」では、ダンサーのバレリーナのようなダンサーの動きも印象的でした。
まゆとの出会いのシーンの映像を挟み、〈世界であなたひとりよ〉と微笑みながら目の前に手を差し伸べる松田さん。その瞬間、下手側にキュアリリアン/猫屋敷まゆ役・上田麗奈さんが登場します。そして、温かな眼差しをユキへ送りながら、まゆの曲「まごころ+INSPIRATI☆N」が始まりました。ユキへの想いや、優しく育まれた想いをひだまりのような歌声で届けました。
間髪入れず、ステージ後方から登場したのは石井あみさん。その眩しい瞬間を焼き付けるようにフロアをじっと見つめて、『わんぷり』イメージソング「Wonderful Smile」をエモーショナルに歌唱します。モニターには歌詞が表れ、観客も噛みしめるように歌の世界に浸りました。
ラストスパートではキャスト陣に加えて、『わんぷり』シンガーの吉武さん、後本さんがステージに登場。吉武さんが「皆さん、楽しんでますか〜? 盛り上がってますか〜?」と問いかけると、大きな声援が返ってきました。ここで、改めてそれぞれ自己紹介。
「みんな、こんにちはーー!」と手を振る吉武さん。『わんぷり』オープニング主題歌を歌っていることを伝えて「ライブがはじまってから、みんなの楽しい想いがいっぱいいっぱい伝わってきて、とっても嬉しいです! 最後まで一緒に楽しんでいきましょう、よろしくお願いします!」と声を弾ませました。
続いては『わんぷり』エンディング主題歌担当の後本さん。「みんなとお友だちになること、それが今日の私の目標です。ちょっと嫌だよって人、いますか? いないね!(笑)やるぞっ!よろしくお願いします!」と気合十分です。
マイクは、後本さんと一緒に『わんぷり』エンディング主題歌を歌っている石井さんへ。「みんな会いたかったよ〜! 嬉しい〜! みんなのパワーがすでにたくさん伝わってきてます! もっと想いを届けてもらえますか? 会場にいる皆さんも、配信をご覧の皆さんも、一緒に楽しんでいきましょう!」。
次は声優キャスト陣の番。それぞれの“名乗り”にフロアのみならず、ステージにいるシンガーからも声が上がりました。
まずは、キュアワンダフル/犬飼こむぎ役・長縄さんが「みんな大好き素敵な世界! キュアワンダフル! いっしょに遊ぼ♪」と、その人懐っこい声で沸かします。「『わんぷり』愛に溢れている皆さんとこの空間にいられて、とってもとっても嬉しいです。『わんぷり』らしい、素敵なライブになるようにがんばります! 皆さんついてきてくれますかね?(歓声) ありがとうございます! がんばります!」。
キュアフレンディ/犬飼いろは役・種﨑さんも「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ! あなたの声をきかせて」とまっすぐな声を響かせます。その直後の地声とのギャップに、客席からは驚きの声が。幅広い声色を持つ種﨑さんならではです。種﨑さんは長縄さんのあまりの可愛さに悶えつつ、「ワンダフルが歌っているとき、袖で泣きそうになっちゃって。“歌ってる、頑張ってる!”って。こんな最高な時間がまだまだ続きます。最後まで盛り上がっていきましょう!」と呼びかけました。
「気高くかわいくきらめく世界!キュアニャミー! 仕方ない、構ってあげる」と高貴に言い放ったのは、キュアニャミー/猫屋敷ユキ役・松田さん。松田さんが“なあに?”“構って〜!”のコール&レスポンスをやってみたい!とお願いすると、客席から大きな声が(笑)。満足そうな表情で「仕方ない、構ってあげる」と伝えました。
優しい声色で「結んで紡いでつながる世界!キュアリリアン!こわくない、こわくない」と語りかけて会場を温かな雰囲気にしたのは、キュアリリアン/猫屋敷まゆ役の上田さん。「ここにいるみ〜んなの心を音楽を通してつなげていけたらいいなと思っています。ぜひ楽しんでいきましょう!」と結びました。
今回は『わんだふるぷりきゅあ!』の声優キャスト、シンガー全員揃う、はじめてのステージ。それについて長縄さんが言及すると、吉武さんが「そうなんです! 皆さんにやっとお会いできて私たちも嬉しいです! (名乗りを聞いて)ステージ上でも崩れかけてしまいました。リハーサルの時から、皆さんと同じ気持ちです(笑)。嬉しくてうれしくて。もっと一緒にいたいという気持ちがすでに溢れていますが、ここからさらに楽しんでいきたいと思います!」と話しました。
声優キャスト陣の披露したキャラクターソングの話題に移ると、石井さんは「かわいすぎて素敵すぎました! もう(胸が)ざわざわしちゃって!」と興奮気味。後本さんも「尊かった!」と大きな目を輝かせます。
そのコメントを受けて、長縄さんは「はじまるまでは今日歌えるのかな、心配だ〜と思っていたんです。でも、いざこむぎ/ワンダフルとして、皆さんの前に立たせていただいたら、アフレコをしている時みたいにテンションがグッと上がって今日ワンダフルになれているなと実感できました! とってもとっても素敵な、はじめての経験をありがとうございます、という気持ちです!」と、素直な気持ちを明かしました。そんな長縄さんの姿を感慨深げに見守る種﨑さん。
種﨑さんは会場に来る前に『わんぷり』の第1話「はじまりは「わんだふる!」」を見たそう。だからこそ、歌っている姿にグッとくるものがあったそうで「まさに〈ききたい、あなたの声〉でした」と、「Chattin' Now!」のフレーズを贈りました。
一方、猫組の松田さんと上田さんもステージを振り返りながら、思いの丈を伝え合います。「美しかったよ!」(松田さん)、「こちらのセリフだよ」(上田さん)。また、松田さんは自身の曲を披露している時、曲の雰囲気に合わせて、客席が静かになったことが印象的だったそう。「(それまで)大騒ぎしていたから、あんなに静かに聴けるのね!って(笑)。それが……なんやろ。『わんぷり』の中にいろいろなカラーがあることを感じて。大きな声で元気になる時もあれば、ニャミーさんのときのように、ゆっくりと聴いてくれる時間もある。それを肌で感じることができました」と伝えました。
上田さんは頷きながら「皆さんからいただくエネルギーがすっごく大きくって。最初はユキのことを思って、あなたの笑顔が見たい。一緒なら強くなれる、という気持ちで歌っていこうと思っていたんですけど……歌っている中、皆さんが熱い視線を向けてくれて、楽しんでくれることが伝わってきました。それで、ユキだけじゃなくてみ〜んなに笑顔を届けたいし、みんなと一緒だったら強くなれるんだなと思いました」とにっこり。
その話を聞きながら自然と笑みがこぼれる吉武さん。そして、ここから『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』の曲を披露すること、このあと歴代シンガーのMachicoさんと北川理恵さんがステージに登場することを伝え、「最後まで全力に、“わんだふる”に楽しんでいきましょう!」とアナウンスしました。










































































