
『キミとアイドルプリキュア♪』で新たに結ばれたキラッキランランな絆! キュアアイドル/咲良うた役・松岡美里さん&キュアウインク/蒼風なな役・髙橋ミナミさん&キュアキュンキュン/紫雨こころ役・高森奈津美さんが『キミプリ』の魅力を語り合う【インタビュー】
うたちゃんが私に力をくれた
ーー髙橋さんも、高森さんもお当番回での緊張を語られていましたが、松岡さんの場合は第1話から変身。気持ち的にはいかがでしたか?
松岡:最初は現実だと思えなかったです。夢の存在だったので……本当に夢だったからこそ、自分がここに声を吹き込むんだという実感がなかなか湧かず、理解が追いつかなくて。(チェック用の)映像を何度か見て「あ、そうだ私がやるんだ! 秒数チェックしなきゃ」と夢と現実をぐるぐるしているようでした。当日も緊張はしていたのですが……テストが始まると、そこからは緊張よりも楽しさのほうが勝っていました。
高森:座長、頼もしい!
髙橋:(拍手)
松岡:でもそれに私自身が驚いたんです。それまではすごく不安で「ちゃんとできるかな」「可愛い表情を見せるうたちゃんをしっかり演じられるのかな」と思っていたのですが、いざ収録が始まってみると、うたちゃんに色々なものが目まぐるしく降り注いでくる感覚になって、それにただ夢中で応えていたら、すごく楽しくて。気づいたら収録が終わっていました。自分でも驚きです(笑)。
ーー収録の緊張感が楽しさに変わる瞬間って、すごく素敵ですね。まるでライブのよう。
松岡:今までこんなことはなかったんです。私はどちらかというと、マイク前に立つときは緊張する性格でした。ですが、うたちゃんを演じることで、その場の空気をすごく楽しめたんです。「どうしてこんなに楽しめるんだろう?」とも思ったのですが、きっと、うたちゃんが私に力をくれたのだと感じました。
髙橋:いいお話……。
高森:ついていきます!
松岡:頑張ります! ついてきてください!(笑)
こころに「私とコメコメの夢も叶えてもらった」
ーー高森さん演じるキュアキュンキュンの変身シーンも楽しみです。収録はこれから、ということですよね。
高森:はい。ドキドキしています。今はもう、想像で変身しています……。
ーー第6話はプリキュアに対する憧れの気持ちが少しグラついてしまうところで終わっていて。
高森:そうですね。アイドルプリキュアたちは、こころちゃんの想像とは違う活動をしていたんです(笑)。こんなにも怖いことをしているとは思っていなくて、キラキラした部分しか知らなかったから。アイドルだと思って推していたのが、ただのアイドルグループではなくて、“アイドルプリキュア”だったんだという気付きの回が第6話。まだこころがキュンキュンしていません、って状態で終了するという……。そこからどう持ち直すのかを楽しみにしていてほしいです。
でもきっとこころちゃんは、自分がアイドルプリキュアになっても、2人を“推している”気持ちは変わらないんじゃないかなと。プリキュアとアイドル、そしてファンという関係が、彼女の中でずっと共存しているんじゃないかなって。もう三足のわらじを履いてやっていきます(笑)。
ーーこころちゃんと高森さんと、通じる部分はありますか?
高森:私はこころちゃんに受かったとき、自分がこころに夢を叶えてもらった気持ちと……コメコメの“みんなを守る力がほしい”という想いが報われたような気がして……って危ない、私はコメコメの話をしていると、どうしても涙腺が緩んでしまうんです(苦笑)。もう泣きそうなのでちょっと気をつけながら話しますが、こころって本当にすごい存在だと思っていて、私たちふたりの夢を叶えてくれたように思っています。
とは言え、これは私が勝手に思っていることなんです。同じシリーズとは言え、『デパプリ』と『キミプリ』は別作品なので。でも両方に参加させていただいた身としては、こんなにも夢を叶えてもらえることがあるんだという感動があって。何というか……駄目だ、コメコメの話は本当に泣いてしまいます。
ーー『デパプリ』感謝祭のときの高森さんのコメントもグッとくるものがありました。
高森:プリキュアたちをサポートをする妖精という立場でありながら、あの時は泣きすぎてしまいました(苦笑)。
ーーそのときに「声優になったからには、戦う女の子・男の子たちをサポートする役に声を当ててみたいという気持ちがあった」とおっしゃっていたことを覚えています。
高森:そうなんです。子ども向けの作品が好きということもあって、『プリキュア』シリーズの妖精役はどこかで何かで演じたいと思っていました。それと、別作品のお話になってしまいますが、私がデビューした作品も『ジュエルペット てぃんくる☆』で。そのときにメインキャラクターである桜あかりを演じて、ペットのルビー(CV:齋藤彩夏)にいろいろなものを教えてもらったんです。私はもう、(『魔法つかいプリキュア!』シリーズのモフルン役でもある)齋藤彩夏さんで育っていますので……齋藤彩夏さんのお芝居、現場のふるまいから沢山のことを学びました。
自分が勝手に支えてもらっていたので、そういう役を一度はやりたいと、今の芸歴になったからこそ思っていたところがあって、そういうときにコメコメ役をいただきました。それはそれで、本当に嬉しくて、だからむしろ私はもうプリキュアになることはないんだろうな、と。正直に言うと「またプリキュアのオーディションを受けていいのかな?」っていう気持ちもありました。コメコメの記憶が新しいですし、記念受験のような感じになるかもしれないなと。だから恐れ多い気持ちでオーディションを受けさせてもらっていたので、なんというか……本当に感慨深い気持ちです。
ーーきっとコメコメも応援してくれていたんでしょうね。その結果、新たな“夢”を叶えられたという。
高森:本当にファミリーが一つ増えたような気持ちで、とても嬉しいです。しかも、すごく明るくて温かいファミリーで、現場の雰囲気も本当に良くて。やっぱり先程も言った通り、全員が揃う『プリキュア』は初めてだったので「なんて素晴らしい現場なんだ」と感動しながら参加させていただいています。





















































