『ウタヒメドリーム』春の名曲を歌うカバーアルバム「ふれふれ、キミの春」連続インタビュー最終回|ウタヒメを演じるキャスト7名が登場！　

三者三様ならぬ、七者七様な3月の思い出たち

──皆さんにとって、3月にはどんな思い出がありますか？

鈴木：私は何も変わっている感じがしないのですが､周りの友達が大学に行ったり就活していたりするのを見ると､もうすぐ新年度なんだなぁ！と感じます。
私は今年から花粉症デビューしました……。

礒部：祖父母が元気だった頃は、約5年間くらい私が主催で毎年「家族で過ごすお花見会」を開催していました！

桜は年に1回しか見られないもので家族と見る時間がとても尊いものだし、なにより家族が集まるきっかけになれたらいいなと思いやっていたのでいい思い出です。

花耶：私は3月は別れの季節というイメージが強く、学生時代からの卒業という言葉や、寒かった冬が終わる季節の移り変わりで、外を歩いていても少し切なくなります。でも桜が好きなので、桜が咲き始めると春になった～と嬉しくなります。やはり一番感情が動くのが春なんだと思います……！

鷲見：地元が京都なのですが、皆幼稚園や小学校からずっと共に育った友人が多く大好きだったのですが、高校受験期に突然、東京に越さないといけなくなりました。

そのときは離れるのが悲しくてなかなか自分から言い出せなかったのですが、最後にサプライズでアルバムをくれたり、さよなら会を開催してくれたり、本当に幸せでした。
なので今回の「名残」はかなり想像がついて、歌に乗せることができました。

其原：中学校の卒業式ですね。

私は、ちょうど舞台の公演中に卒業式がありました。式には参加出来たのですが、その日も舞台出演のため、先生や友達との別れを惜しみながら、後ろ髪を引かれる想いで劇場に向かいました。

みんなと最後に沢山お話をしたかったし、写真とかも沢山撮りたかったけど…先生や友達に「舞台頑張れ!!応援しているよ～」と声を掛けて貰い、涙を堪えながら劇場に向かったのが懐かしいです……。

あの時、背中を押してくれたから今もこうして頑張れているのかなと思います。今でもその時の先生や友達から「○○で見たよ」など連絡を貰い「ずっと応援しているよ」と言って貰うと自分で決めた道を諦めずにいて良かったと思えて、辛い時も己を鼓舞して夢を叶える為に前を向けます。

また自分の卒業とかではないですが、卒業卒園・入学入園・進級・新たな生活のスタートという皆さんの嬉しいお知らせを目にしたり聞けたりすると、桜満開の春に心の中で「おめでとう！　これからもあなたが笑顔で過ごせますように」と毎年この時期の春風にのせて応援電波を送っています。
応援電波届いてるといいなぁ……！

山﨑：今年は「高校卒業」という私にとって特別な3月でした。お世話になった先生や、クラスメイトとの別れはとても寂しかったのですが、同時にこれから社会人としての新たなスタートを踏み出そうと、気持ちも新たにできる3月になったと思います。

倉知：3月といえば桜の季節！桜特有の香りが大好きで……！
あの香りの正体は、「クマリン」という成分なのだそうですが、クマリンを感じられる食べ物、飲み物、雑貨など、3月はクマリン探しに勤しんでいます。

──担当した楽曲の印象、気に入っている点、聞き所などありましたら教えてください。

鈴木：メロディから歌詞まで本当に明るい楽曲で､春にぴったりだと感じました。
「僕たちは夢を見つけた」、「夢を描いて走れ」など､ウタヒメドリームと通じるような歌詞もあって､この楽曲を舞華ちゃんとして歌えて良かったです。

礒部：学生時代から何度も何度も聴いていた曲だったし、本当にたくさんの方から長年愛されている曲なので、カバーできて嬉しかったです。実際に歌ってみて、3人の歌声が交わったものを聴くと、思ってもみなかった音色というのでしょうか？ もちろんオリジナルへのリスペクトはありますが、オリジナルとはまた違った楽曲の色がでたのではないかなと思います！

花耶：今回HiRENちゃんは孤独というテーマでもう戻ることのできない青春時代を思い出しながら、懐かしく切なく、孤独な感情を乗せて「青いベンチ」を歌わせていただきました。
井上苑子さん、そして水月ひかりちゃんとHiRENちゃん、それぞれの“孤独”が重なり合った音色を聴いていただきたいです。

鷲見：当初は予定のなかったフェイク部分をもどうしても歌いたくなり、時間が押している中、スタッフの方と相談しながら妥協せず取り組めました。
カバーとしてリスペクトさせていただきながらも、柊さんと歌唱するからこそのハーモニーを届けたい！とお願いをして、柊さんがここにきっと素敵にハマってくれるだろうと信じてフェイク部分を所々開けながら託しました。
完成を聞いたら本当に2人の声の重なりが綺麗になっていて感動しました。このわがままを聞いてくれた全ての皆様に感謝です。是非聴いてください。

其原：卒業や旅立ちの季節になると必ずと言っていいほど何度も耳にするこの『遥か』の曲は、本当に沢山のメッセージが込められていて沢山の方の背中を押してくれる素敵な楽曲。どの部分の歌詞を切り取っても共感出来ます。

「気づけばいつも誰かに支えられここまで歩いてきた」はまさに今私がこうして夢を追い続けられるのも日頃から支えてくださる皆さんのお陰だということ。また父や母の願いや愛の歌詞はダイレクトに心に響きました。両親からの言葉だなと受け止めて私も日々頑張ろうと思えました。

「傷ついたって笑い飛ばして傷つけるより全然いいね」って歌詞には人を傷つけてしまうよりは辛いけど自分が傷ついたって笑い飛ばせるくらいの気持ちを持って人に接していこうと思えたし、「まっすぐにやれ よそ見はするな へたくそでいい」というのも凄く響いて…自分でも不器用だなと思う時もあるけど、誰かと比べて落ち込むよりちょっとへたくそでも自分らしさを見失わないように生きていきたいなと改めて思えました。

必ず夢を叶えて、支えてくれている家族や応援してくださっている皆さんに恩返しできるように頑張りたいと思わせてくれる素敵な歌詞が大好きです。

山﨑：聴いただけで本当に元気をもらえる曲でもあり、心に直接歌詞が届いてくる様な…そんな素敵な曲だなと思いました。特にサビの｢君だよ、君なんだよ 教えてくれた｣の部分は、初めて聴いた時、Goose houseさんが私に言ってくれているかのように心に響きました。胸に刺さる歌詞にも注目して頂けたら嬉しいです。

倉知：三人の声が合わさったサビが、とても心地よくて好きです！　ハモもたくさん入っているので華やかな雰囲気がありつつ、耳心地のいいしなやかさもあって……！　竹澤さんの声が全体をリードしてくださっていて、新鮮なウタドリのハーモニーだと感じました。
また、落ちサビの竹澤さんのソロがエモすぎます……！

──聴いてくださる方へメッセージと、『ウタヒメドリーム』の今後について、期待してほしいことをお願いします。

鈴木：私は先日とある楽曲のレコーディングをしてきたばかりなのですが､本当に『ウタヒメドリーム』の勢いが止まりません！！！
楽曲の難易度も上がり続けていて､舞華ちゃんのお陰で私も鍛えられています！（笑）
もっと沢山の人に作品を知ってもらいたい､舞華ちゃんの歌を届けたいと思っていますので､ これからも『ウタヒメドリーム』の応援をよろしくお願いいたします。

礒部：皆さん、いつも『ウタヒメドリーム』の応援ありがとうございます！
皆さんは春といったら何を思い出しますか？
それぞれの環境やそれぞれの想いに寄り添ってくれる、そんなバラエティ豊かな春を彩るアルバムになっているかと思います。
ぜひ、お気に入りの一曲を見つけてください！

花耶： どの楽曲も本当に素晴らしいので、たくさん聴いてたくさん春を感じていただきたいです。
今回新たな一面で『ウタヒメドリーム』をまた1つ皆さんに知ってもらえたと思うので、今後の展開でもっともっと『ウタヒメドリーム』を知ってもらえると思うので楽しみにしていてください…！
これからもよろしくお願いいたします。

鷲見：歌を届ける『ウタヒメドリーム』は、今回「春」をテーマに想いを載せます！　是非沢山の方に届くことを願っております。
「春」があるということは、「夏」もやりたい！皆様の応援があれば開催してくれるかも!?（笑）
これからも是非よろしくお願いいたします。

其原：いつも『ウタヒメドリーム』の応援ありがとうございます。今回の企画で春の旅立ちの季節に素敵な楽曲『遥か』を安月名莉子さんとコラボでカバーさせて頂き、私も新鮮な気持ちで歌うことができました。

新しいことでも、ずっと続けていることでも、春は生活の新たなスタート。期待と不安でいる時にそっと背中を押したり、歌で寄り添うことができたらと思い、応援歌としてまっすぐな気持ちで歌いました。ぜひ何度も何度も聴いて色々な困難にも負けずに、皆さん元気に笑顔で日々過ごして欲しいです。

また『ウタヒメドリーム』は、アニメ化を含めて様々なことに挑戦していきますので、今後も沢山の方に愛されるコンテンツになるよう、応援どうぞよろしくお願いします。

山﨑：出会いと別れの春。そんな春にピッタリなラインナップになっていると思います。あらゆるシチュエーションで聴きたくなる、頑張ろうと思える１曲が詰まっているので、是非たくさんの方に聴いて頂きたいです。
まずはこれから展開される｢アニメ化｣がどんなお話なのか、まだ公開されていないウタヒメはどんな方達なのか⋯。まだまだ謎がいっぱいですよね（笑）。
是非これからの『ウタヒメドリーム』をお楽しみに!!

倉知：このアルバムが、この春に皆様が見る・触れる、様々な情景のお供になってくれたら嬉しいですし、何年か先、楽曲を再び聴いていただいた時に、ブワッと情景が浮かんでくるような……そんな“寄り添える“歌が歌えたなら、という気持ちでひまわりちゃんと共に取り組みました。また、どの楽曲も素晴らしい原曲がありますので、どちらの良さも味わってほしいですね。

『ウタヒメドリーム』の今後についてですが、このチームでなら不可能はない！　と思っています！　そう思える皆様の人間性とあたたかさがあります。
この先、新たなウタヒメにも出会えるでしょうし、アニメ化も決定していますし、どんどん広がっていくウタドリの未来が楽しみで仕方ありません！

[撮影：小川遼]