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『ロックレディ』関根明良×島袋美由利が語る「淑女」たちの持つ高い熱量【インタビュー】

「彼女たち、そして私たちの熱を受け取っていただけたら嬉しいです」TVアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』鈴ノ宮りりさ役・関根明良さん、黒鉄音羽役・島袋美由利さんが語る──剥き出しの感情のまま挑んだ白熱のアフレコ風景【インタビュー】

可憐なお嬢様たちが熱く激しいロックを奏でる青春ロックストーリー『ロックは淑女の嗜みでして』がTVアニメ化! 2025年4月3日(木)よる11時56分からTBS系28局にて全国同時放送開始となります。

アニメイトタイムズでは、本作のメインキャストである鈴ノ宮りりさ役・関根明良さんと黒鉄音羽役・島袋美由利さんの対談インタビューを実施。作品・キャラクターの魅力はもちろん、白熱のアフレコ風景に至るまで、存分に語っていただきました。

アフレコ現場での挨拶は「おはようございます」ではなく「ごきげんよう」!? そして、りりさの「ロック」のように、関根さんと島袋さんが「捨てられないモノ」とは? TVアニメ『ロックレディ』と、お二人の魅力がたっぷりと詰まったインタビューをお届けします。

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ロックは淑女の嗜みでして
一流の淑女だけが在籍を許される「桜心女学園高等部」に通う鈴ノ宮りりさ。学園で最も栄誉と誇りある称号「高潔な乙女(ノーブルメイデン)」を手に入れるべく精進し、周囲からも一目置かれるほどのお嬢様だが、実は一年前に母親の再婚で鈴ノ宮家に入った「元・庶民」だった。母親の期待に応えるため、本心を押し殺し、大好きだったロックやギターを捨て、お嬢様として振るまうりりさ。ある日、学園の憧れの的である黒鉄音羽と出会い、ひょんなことからドラムを叩く音羽を目撃し……。お嬢様×ロック!?“本音”がぶつかる青春ロックアニメ、開幕!作品名ロックは淑女の嗜みでして放送形態TVアニメスケジュール2025年4月3日(木)~2025年6月26日(木)TBS系にて話数全13話キャスト鈴ノ宮りりさ:関根明良黒鉄音羽:島袋美由利院瀬見ティナ:福原綾香白矢環:藤原夏海スタッフ原作:『ロックは淑女の嗜みでして』福田宏(白泉社「ヤングアニマル連載)監督:綿田慎也シリーズ構成:ヤスカワショウゴキャラクターデザイン:宮谷里沙ビジュアルディレクター:ソエジマヤスフミ助監督:安川央里色彩設計:大塚眞純美術監督:坂上裕文美術設定:浅見由一CGディレクター:坂口遥佳撮影監督:渡辺実花編集:齋...

作品から受け取った熱をそのままに、「私も演りたい!」と思いました

──原作漫画『ロックは淑女の嗜みでして』を読んだ印象をお聞かせください。

鈴ノ宮りりさ役・関根明良さん(以下、関根):彼女たちの淑女たる姿と、「ロック」に取り組む際に見せる凄まじい激しさとのギャップ、その熱量に胸を打たれました。

テープオーディションの際も、マネージャーさんと「とっても面白い作品ですよね!」と話していて。(オーディションの結果が)待ち遠しくて、「結果が来たらすぐに教えてください」とお願いしたほどでした(笑)。

──関根さんにとって、それだけ琴線に触れるストーリーだったのですね。

関根:そうですね。それからたびたび「『ロックレディ』の結果は、まだ出ていませんか?」と聞いてしまうくらい一目惚れした作品だったので、本作に関わることができて本当に良かったです。

原作も、先が気になりすぎて、どんどん読み進めてしまって。オーディションの際には、最新刊まで夢中で読み進めてしまい。読み終えたときに「続きはいつでるのかな……」とうずうずしながら、オーディションの結果を待っていました。

黒鉄音羽役・島袋美由利さん(以下、島袋):私もオーディションの際に原作を読ませていただきました。

読んでいて熱くなりましたし、特に演奏のシーンは熱いを通り越して“血湧き肉躍る”感覚になって。作品から受け取った熱をそのままに、「私も演りたい!」と思いました。

──その熱さのまま臨んだオーディションということですが、特に印象に残っているエピソードはありますか?

関根:テープオーディションを経たスタジオオーディションの直前に、インフルエンザに罹ってしまったんです。スタジオオーディションを受けられなくなってしまったときは、やっぱり落ち込みました……。

でも、大変ありがたいことにスタジオオーディションの日程を別日にご調整いただき、無事に受けさせていただけることになり、インフル明け初日のガラガラ声ではあったのですが、全力で挑みました。

事前にスタッフの皆さんから「無理はしないでね」とお言葉をいただいたのですが、私の心持ちとしては「今日無理をしないで、いつ無理をするんだ!」くらいの気持ちでした(笑)。合格のご連絡をいただいたときは、本当に嬉しかったです。

島袋:関根さんはその日、りりさに加えて音羽さんのオーディションも受けていたと思うのですが……。

関根:どちらのオーディションも、全力で叫びました!(笑)

島袋:(笑)。キャストにもブレーキを踏ませないような、強い勢いを持っている作品なんですよね。

──凄まじい熱さを感じます。島袋さんはいかがでしょうか。

島袋:事前に練習をしすぎて、声が枯れたままテープオーディションに臨みました。これは、私がお仕事を始めたばかりの駆け出しの頃でもなかったようなペース配分ミスで……(笑)。

音羽さんに加えて(白矢)環さんのオーディションも受けさせていただいたのですが、環さんのオーディションのときにはもう喉がガスガスで「どうしよう……」と(笑)。ただ、今やれることはすべて込められたと信じて、全力で取り組んだんです。その結果、「スタジオオーディションに進めました!」とご連絡いただいて。

スタジオ(オーディション)の直前には練習をあまりせず、気持ちを込めることを念頭に臨んだのですが、それでも音羽さんのオーディションが終わったときには声が枯れていて(笑)。演じる私たちにも自制を一切許さない、作品が持つ力強さと気持ち良さを感じました。

──オーディションから“完全燃焼”だったのですね。

関根:アフレコも毎話、疲れ切って帰っています(笑)。台本を読んだ段階で心が熱くなる作品ですし、受けとった熱を下げることだけはしないように、全力で挑まねばと思っていて。なのでたまに酸欠で視界に光が飛んでいることもありました(笑)。

(C)福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会
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