マンガ・ラノベ
『ブルーロック』凪誠士郎の魅力について語る!

『ブルーロック』本誌300話を迎えた今、凪誠士郎が天才たる所以について語る|他人に興味もない、夢も持たない、めんどくさがりやの天才に“光を”くれたのは御影玲王だった……

2024年にTVアニメ2期が放送、現在は「ブルーロック展 EGOIST EXHIBITION the animation」が開催されており、2025年も人気が爆発的に継続中の『ブルーロック』。
 
本誌では300話を迎え第二段階「ネオ・エゴイストリーグ」も終わりを迎え、次回より新章がスタートします。一方『-EPISODE凪-』は、二次選考を終えようとしているところまできました。本誌では描かれていない凪の成長が見られ、こちらもアツい展開に。
 
凪は“青い監獄”で切磋琢磨する中で、サッカーの楽しさを覚え、悔しいという感情を知り、そして本誌300話では——。
 
『ブルーロック』ファンの間で天才・凪の人気が高いのは言うまでもありませんが、物語が進んでいく中で、誰よりも“人”として成長していくところや、少しずつ感情を言葉にしていく姿がますます魅力的に。
 
ある一人と出逢うまでの凪はとにかく“無”。自分が天才なことも無自覚、表情筋もほとんど仕事せず無表情、勉強・部活・恋愛…みんなが頑張ることにも無気力、口ぐせは「めんどくさい」。そんな凪誠士郎は今、面白い人生を歩んでいます。
 
“青い監獄”で凪に影響を与えた人物はたくさんいます。潔をはじめ、千切、馬狼、凛…。なかでも凪に“光”を与えたのは紛れもなく御影玲王でしょう。彼らと出逢って変わっていく『天才』の軌跡を辿りながら、凪の魅力を精一杯語りたいと思います。
 

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頑張らずに東京の名門校に入学できてしまう凪誠士郎

中3の秋、進路希望調査票の提出が迫っていた頃、「将来のことを考えろ」と言われた凪は、「働きたくない」という思いしかありませんでした。ゲームしてダラダラ暮らしたい…そのためには…と考えた結果、いい会社に就職してそこそこ稼いで早期リタイアする。それにはきっといい高校に行ったほうがいい。それだけの理由で「白宝高校」を選びます。
 
受験2週間前にやっと勉強を始めた凪。とはいえ参考書をただ眺めるだけ。それだけでなんなく超進学校に合格してしまうのです。授業中寝ていても、塾に通わなくても、特段頑張ることもなく。凪はきっと一度本を読んだだけで覚えてしまう「瞬間記憶能力」の持ち主なのでしょう。この時点で凪が『特別』であることがわかります。
 

誰にも気づかれない、本人も無自覚の天才

勉強のほかにも凪には与えられたギフトがあります。それは『体格』。身長が190㎝あり、後に少し鍛えるだけで筋肉がつく、スポーツをする者にとって喉から手がでるほど欲しい体格をしています。
 
さらには驚異的な反射神経の持ち主。球技大会でバレーの試合に出たとき、手の届く範囲内で素早く反応してブロックしたり、誰も届かないボールに足を伸ばして(トラップで)繋いだり。普段ボーっとしているので、そんな凪の活躍も「たまたま」「ツイてた」と言うクラスメイト。誰も凪の凄さに気づくことはありませんでした。後に出逢う、一人の御曹司以外は……。


 

『天才』とは見つける者がいて初めてその輪郭を成す

ある日、凪がいつもの階段でスマホゲームに没頭していると、後ろから誰かがぶつかり手からスマホが落下。スマホが壊れたらゲームができない——凪は17段ある階段をジャンプし、スマホをつま先で受け止めます。そしてそのままゲームを続行。
 
それを見ていた、ぶつかってきた人物——御影玲王は、凪の超絶技巧に大興奮。突然サッカーやろうと誘ってくる玲王に、凪が発したのは「お金持ちの息子の人だ。お金ちょーだい。」という言葉。衝撃的な台詞ですが、言われた本人は「おもしろい!」と言って逆に興味を持つのです。


 
一瞬にして凪の脅威のポテンシャルに気づいたのは、凪の人生の中で玲王が初めて。今まで誰にも興味がなく、誰からも興味を持たれなかった凪。自分に興味を持ってくれた初めての人物に凪もわずかながらに興味を覚えたのか、「めんどくさい」と言いながらも玲王と行動を共にしていきます。
 
玲王によって見つけ出された凪の『才能』は、ここから開花していくのです。
 

玲王だけを信じてサッカーをする凪

なかば玲王に無理やりサッカーを始めさせられた凪ですが、玲王の父親が持ち掛けた駄々田高校との試合で、『本物の天才』を魅せつけます。
 
「お前を世界一だと証明する。だから玲王(おれ)だけを信じてサッカーをしろ!!!」という玲王の言葉どおり、凪は玲王だけを信じてパスを待ち、蠍足(スコーピオン)トラップからの反転蹴弾(ルーレットボレー)を魅せます。反射と思いつきでここまでの卓越したシュートを決められる凪は、超強豪校も認める、まさに『天才』。


 
そしてこの試合を見ていた帝襟アンリによって推薦され、“青い監獄”に招待されます。
 

“青い監獄”でエゴに目覚める

“青い監獄”で最初に行われた入寮テスト。通された部屋で、制限時間136秒の「オニごっこ」が行われます。タイムアップの瞬間にボールを持っていたものが脱落。凪は始まってすぐに部屋のサイズがペナルティ・エリアと同じだと気づき、凪と玲王は「オニごっこ」が意味する本質を一瞬で見抜きます。2人の洞察力と空間認識の高さには惚れ惚れ。
 
一次選考が始まってもなお、やる気のない凪でしたが、玲王が「3点取ればスマホ返却」というゴールボーナスを持ちかけると途端にやる気を出し、いきなり自転宙蹴弾(バイシクルショット)でゴールを奪い、ものの10分で3得点決めてしまいます。相手チームの二子も目の前のチートに愕然。「天才はエサがあれば本気を出す」のです。


 
 
凪に変化がおとずれ始めたのは、チームXの馬狼との出会い。玲王のパスを待つ凪に「奴隷」と言ったり、プレスする玲王をフッとばしたりする馬狼にムカついた凪は、珍しく自分から動き馬狼に魅せつけるようなゴールを決めます。自分もまだ知らない“エゴイスト”な一面が垣間見えた瞬間でした。
 
自分にとってサッカーがなんなのかを考え始めた凪は、負けそうになっても諦めないチームZの潔や蜂楽を見て、彼らを突き動かすものが何か知りたいと思うように。同点に追いつかれ玲王までも焦りの顔を見せると、衝動的に動き出す凪。サッカーが自分を熱くさせていることに気づき、面白いと感じます。けれど、人(潔)が生まれ変わるという“光る瞬間”を目の当たりにし、やっと自覚した“熱”を奪われてしまい——「悔しい」という感情が芽生えるのです。
 

 
ストライカーの“エゴ”に目覚めた凪はサッカーに対する姿勢が一変。今までは受動的にサッカーをしていましたが、ここにきて初めて、玲王と世界一を夢見るために自ら動き出します。
 
 
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