
『ブルーロック』キャラ人気投票3位☆御影玲王について語る|容姿端麗・頭脳明晰、御曹司で学園の王子様を“普通の男の子”に変えたのは凪誠士郎だった……知れば知るほど好きになる! 御影玲王の魅力をご紹介
2024年秋アニメとして放送された第2期『VS. U-20 JAPAN』も盛り上がり、人気絶頂、まだまだ勢いが止まらない『ブルーロック』。
魅力溢れるキャラクターがたくさん登場する本作品。“推し”を見つけ心を豊かにしているファンも多いことでしょう。私もそのひとりです。御影玲王との出逢いによって私の人生は色づき、ある意味狂わされました。(なんだか凪みたいですね。笑)
今でも十分すぎるほど人気の高い玲王。11月に行われた「第3回キャラ人気投票」では、潔世一、糸師凛に次ぐ堂々の3位! それでも私の周りにはまだ彼の良さをわかっていない人がいたのです。「なぜ良さがわからない?」「もっとみんなに知ってほしい!」そして「彼の魅力をただただ語りたい!」。そうして書くことが許された本記事。
本編、EPISODE 凪、公式前日譚小説のストーリーをたどりながら、御影玲王がどんな人物で、どんなことを考え、そしてどんな魅力の持ち主なのか、存分に語りたいと思います。
あまり玲王の魅力を書きすぎると「あーそれダメ」と凪からストップがかかりそうですが(笑)、玲王は凪の隣にいるときが一番キラキラしていてカッコよくて、可愛くて、何より楽しそうにサッカーをしていて。とくに『-EPISODE 凪-』を読んだら愛おしさでいっぱいに。この記事を読んだ後、ぜひ“御影玲王”に注目しながら原作やアニメを見返してみてください!
目次
- 総資産7058憶の御曹司で白宝高校の王子様、御影玲王
- 「欲しい」モノを手に入れるために全力を尽くす、努力の天才
- 玲王の人生を変えた“本物の天才”との出会い
- 凪と2人で世界一を目指し“青い監獄”へ
- 2人で交わした「最後まで一緒にいる」という約束
- 凪の成長が玲王の世界を一変してしまう
- 自分が嫌いな人間に成り下がり絶望する
- どん底から這い上がり、新たな武器を手に入れ強くなる
- vs.U-20日本代表戦、玲王が魅せたカメレオンディフェンス
- “青い監獄”は第二段階へ——ひとりで戦える選手を目指す玲王
- 終わりに
- この記事をかいた人
- 担当記事
総資産7058憶の御曹司で白宝高校の王子様、御影玲王
総資産7058憶の御影コーポレーションの御曹司、住まいは自社ビルタワマンの最上階、望むものはすべて手に入り、何不自由なく過ごせる環境で育ってきた玲王。
容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能——当たり前にモテる玲王は、自身が通う白宝高校でももちろん人気者。みんなに笑顔を振り撒く“学園の王子様”。何でも親から与えられみんなが欲しがるすべてを持っている玲王ですが、心が満たされることはなく退屈に満ちていました。
世間知らずのお坊ちゃんでもなく、お金持ちであることやイケメンであることを鼻に掛けることもなく。聡明で明るい性格、コミュ力も高く驕ることは一切なし。さらに勉強家。玲王は人に愛される星のもとに生まれた存在と言っても過言ではありません!
「欲しい」モノを手に入れるために全力を尽くす、努力の天才
興味をもったものも、負けず嫌い&身体能力の高さ故にすぐに上達し飽きてしまう。簡単に手に入るモノはつまらない……。そんな玲王がある日、生まれて初めて「欲しい」モノを見つけます。それが「サッカーW杯の金杯」。自分だけの宝物にしたい!と思うのです。
合理的でポジティブな玲王は、目標達成に向けて最短ルートを導き出し、それに向けて真っ直ぐに突き進むことができる人。両親に反対されても諦めることなく、むしろ自分の手で絶対に手に入れてやると奮起。
そのために『御影レオW杯優勝計画』を実行。食事、フィジカル、テクニック、戦術……すべてにおいてその道のプロを呼んで指導してもらい、さらにリアル・バーチャル・サッカーゲームでレベルアップ。プロになったときのことを見据え、英語、スペイン語、ドイツ語も習い始めます。学校の成績は最上位を維持したまま。
もちろん御影の家だからこそ成しえたトレーニングではありますが、何よりも努力を惜しまず練習し、やれることはすべて妥協せず行う。ひたむきな心を持つ玲王だからこそ、サッカーを始めて半年ほどで天才と呼べるほどの実力を身につけます。
玲王の頑張りは、公式前日譚小説で明かされています。私が“御影玲王推し”になったのは、この前日譚を読んでから。本編を読む限りでは小生意気なイケメン御曹司だなくらいに思っていたのですが、彼のサッカー技術が努力の賜物だったと知り、一瞬にして御影玲王に魅了されました。
玲王の人生を変えた“本物の天才”との出会い
自身の技術を底上げし、次のステップとしてサッカー部に入部。全国出場を目指すため、あらゆる手を使って部員のモチベーションを上げレベルアップを図るも限界が見えてしまいます。自分以外に使える天才が必要……と、翌日から天才探しを始める玲王。
そうして出会ったのが超絶トラップの持ち主・凪誠士郎。やっと見つけた天才に大興奮の玲王はすぐさまサッカーに誘いますが、当の凪は「お金ちょーだい。」と言ってくる始末。そんな凪に対して、自分とのサッカーのイメージが沸き上がる玲王は肩を組んで「サッカーやろうぜ!」とにっこり。
普段の玲王は家柄も相まって、周囲には気に入られようとしたり機嫌を取ろうとする人ばかり。適度な距離を保って人間関係を築いていました。けれど凪誠士郎という男は玲王に遜ることもなく「サッカーなんてやらない、めんどくさい」と一蹴。自分にそんな態度をとる人に出会ったことのなかった玲王は、「おもしろい! おまえはそのままでいい!」と凪に言います。
半ば強引にサッカーに誘われたのに、気づけば絆されサッカーを始める凪。めんどくさがりの凪ですら従ってしまう、人を惹き付ける魅力を玲王は持っているのです。自分が見つけた宝物。「コイツが欲しい……!」と思った玲王が凪に向ける、夢に満ち溢れたキラキラ輝く紫眼。そんな目で見られたら、誰だって完落ちしちゃいますよね(笑)。
凪と運命の出逢いをした玲王。階段でのシーンは欲しいおもちゃを手にした子どもみたいに無邪気で、凪と一緒にサッカーをすると決めた玲王の「BOSSと呼べ!」「俺に見つかったコトを誇りに思うのだ!」という台詞はガキ大将みたいな幼稚さ。でもそこがまた愛らしい! CVの内田雄馬さんの台詞の言い方も最高でした。
凪と2人で世界一を目指し“青い監獄”へ
凪と玲王のコンビは無双し、白宝高校は瞬く間にサッカー強豪校となります。凪は玲王だけを信じてサッカーをする。サッカーを諦めさせようとする父親の差し金も物ともせず、2人は日本フットボール連合の目に留まり“青い監獄”に招待されます。
無敗街道を激進していても、玲王は部活が終わったあとも居残り誰よりもストイックに練習。「2人で世界一」を掲げ、「ROAD TO WORLD CUP with NAGI」というノートを作っていました。きっとこのノートには、凪との連携やチームの戦術など、夢に向かって進むための玲王の想いがたくさん書かれているのだと思います。時間さえあればこのノートを開き思いついたことを楽しそうに書き留める玲王……容易に想像できますよね。
出逢ってすぐに肩を組まれたあの日から距離感がバグっている玲王を「変な奴」と思いながらも、めんどくさいサッカーに付き合う凪。凪と一緒にいるのは楽しいという玲王は、サッカーを頑張る凪のためならおんぶも、マッサージも、普段はリムジン通いなのに凪を自転車に乗せて送ることまでもしてあげるのです。
そんな2人が“青い監獄”に入寮する前に決めたルール……これがすごく素敵なのですが、後に玲王を苦しめる展開に結びつきます。
「親にされて嫌だったコトはしない」
「親にされて嬉しかったコトをする」
(『-EPISODE 凪- 特別読み切り「LETTER」より)
2人で交わした「最後まで一緒にいる」という約束
300人の高校生ストライカーが集められた“青い監獄”プロジェクト。自分が凪を退屈にさせない、面白い人生に連れていくと言う玲王に、「最後まで一緒にいてよ」と約束させ入寮を決めた凪。そうして2人の“青い監獄”物語が始まります。
“御影”を知らない環境での玲王は、勝気で口が悪く人を小バカにするような発言もしばしば。白宝高校で見せる顔ではなく、飾らないある意味普通の高校生らしい振る舞いを見せます。そしてここでも得意の人心掌握でチームをまとめリーダーシップを発揮。
玲王にはいろんな顔があります。家での御影玲王、学園の玲王様、“青い監獄”の玲王、そして凪の前のレオ。どれも偽りではありませんが、『レオ』が本当の顔なんだと思います。そして後に本人も知らなかった自分が露になります……。それは一次選考最終戦、チームZとの試合をきっかけに——。