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【今週の『忘却バッテリー』の話題】最新174話 桐島秋斗の底知れぬ才能とは?

【今週の『忘却バッテリー』の話題は?】氷河のエース・桐島の底知れぬ才能とは? 小島監督&オタク球児・宇部のクセ強キャラたちも話題に<174話>

マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載中のみかわ絵子先生による大人気漫画『忘却バッテリー』。中学時代に“怪物バッテリー”として名を馳せた天才投手・清峰葉流火と捕手・要圭が、要が記憶喪失になったことをきっかけに野球部のない都立高校に入部し、かつて自分たちが挫折させた球児たちと再び野球に打ち込む日々を描いた高校野球漫画です。

ギャグ調に描かれる男子高校生たちの日常と野球に真剣に取り組むゆえにぶつかるシリアスな問題との絶妙なバランスが多くの読者の心を掴み、2024年4月にはアニメ第1期が放送され、第2期の制作も決定しています。また、主題歌となったMrs. GREEN APPLEの「ライラック」はその年のレコード大賞を受賞し、こちらも大きな話題となりました。

隔週木曜日はそんな『忘却バッテリー』の更新日! 5月15日には最新174話が公開されました。前話では、小手指が投手を清峰から瀧に代え、要圭が見事なリードで打者を連続でアウトに。しかし小手指ベンチが安心したのもつかの間、氷河の1年生・舞原に初級でヒットを打たれてしまい、不穏な空気に一変。そのまま試合は後半戦へと入っていきます。

本稿ではSNSに寄せられた反響とともに、174話の内容の振り返りや考察をしていきたいと思います。

※本稿には、174話のネタバレが含まれますのでご注意ください。

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忘却バッテリー
中学球界で名を馳せた完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火、切れ者捕手の“智将”・要圭の怪物バッテリー。全国の強豪校からスカウトを受けていた彼らが進学したのは何故か野球無名校の東京都立小手指高校だった。さらに圭は記憶喪失で野球に関する知識も失っていた。そしてかつて彼らに敗れ散り野球から遠ざかっていた天才たちも、偶然同じ高校に入学しており…。巡り合い、再び動き出す彼らの高校野球ストーリーがいま始まる―!作品名忘却バッテリー放送形態TVアニメスケジュール2024年4月9日(火)〜2024年7月2日(火)テレビ東京系・AT-Xにて話数全12話キャスト清峰葉流火:増田俊樹要圭:宮野真守藤堂葵:阿座上洋平千早瞬平:島﨑信長山田太郎:梶裕貴土屋和季:山谷祥生国都英一郎:大塚剛央巻田広伸:石井マーク桐島秋斗:河西健吾スタッフ原作:みかわ絵子(集英社「少年ジャンプ+」連載)試合制作:高嶋栄充監督:中園真登シリーズ構成:横手美智子副監督:飯田剛士キャラクターデザイン:長谷川ひとみアクション作画監督:立中順平 徳丸昌大美術監督:船隠雄貴色彩設計:中野尚美撮影監督:川下裕樹3D監督:小川耕平編集:吉武将人音楽:菊谷知樹 山崎寛子音響監督:名倉靖音響効果:長谷川...

氷河のエース・桐島秋斗の底知れない才能と勝利への情念

強豪・帝徳高校でさえ攻略することができなかった瀧の球を、氷河の1年生がなぜ打てたのか、多くの読者が疑問に感じていたことではないでしょうか。その答えが本話で示されました。なんと桐島は瀧のモーションを完全にトレスすることができ、それを利用して打撃練習を行っていたのです。

しかも、桐島はひとつの球種だけでなく、スライダーやスモーキーからのカーブなどいくつもの投げ方をそっくりそのまま真似できており、その精度もスポーツライターの佐古が目を見張るほどの高さを誇っています。

投球オタクで系統の似た投手のマネが趣味だと話す桐島。特に、決勝戦で当たることもあってか、瀧のことはずっと研究していたそうです。とはいえ、動画を見ただけで瀧そのものと言えるほど似せることができてしまうのは彼の才能あってのことです。

明らかになった桐島の新しい才能に「えっ…桐島兄すごすぎない?そんなことできるの…?」「こんな対策されたらたまらんな小手指」「弟の方が才能あるって評価されてるっぽいけど兄も種類が違うだけでめちゃくちゃ天才じゃんな???」と読者も驚愕。

そんな桐島を高く評価しているのは氷河の監督・小島です。彼はもてはやされる弟よりも兄の方がずっと輝いて見えたのだと佐古に零し、同じように桐島を評価している佐古も同意していました。

自分よりフィジカルに恵まれ、投手としての技術も高いと評価されている弟の存在がコンプレックスである桐島。そのことを知る読者たちからは「秋斗をちゃんと評価してくれる大人がいることが嬉しくて仕方ない」「桐島兄は氷河に来て正解だったね!(涙)」「氷河の監督大好きになった」とのコメントが寄せられています。

また、桐島のこの行動は、彼が心から勝利を欲していることを証明するものでもあります。普段は飄々として感情を表に出さない桐島ですが、チームの中で誰よりも強い情熱を野球に注いでおり、“絶対に勝って甲子園に行く”という情念が描かれた回となりました。

少し余談になりますが、佐古が「ここまで器用な投手は見たことがありませんよ」と言ったのに対し、小島監督は「器用な投手…ですか」と含みのある物言いをしています。私の個人的な解釈となりますが、小島監督は技術的には器用なものの、自身の感情の扱い方や弟との関係においては桐島が不器用であることを知っているのではないでしょうか。小島監督は桐島のことをよく見てくれているんだなと感じ、そのことにも嬉しくなるワンシーンでした。

情報量が多すぎる! クセ強監督&オタク球児・宇部の“龍神烈風”炸裂

桐島の新たな能力にも注目が集まる一方で、個性が強すぎる2人のキャラクターも話題に。

一人目は先ほども触れた氷河の監督・小島です。良い監督であることは感じられるのですが、それよりも気になって仕方ないのは美しく整えられたリーゼントと佐古のことを「佐古っち」と突然あだ名で呼び始めるクセの強さ。呼ばれた佐古も戸惑っている様子です。

「この漫画はクセが強くないと監督になれんのか?」「佐古っちにわろた」「監督の癖つよ具合と佐古さんの常識人ぶりが発揮された回だった」と読者も小島のキャラの濃さにツッコまずにはいられない様子。

さらに、「どう見てもハマの番長なんよ」という声も。“ハマの番長”とはプロ野球・横浜DeNAベイスターズで監督を務める三浦大輔さんのこと。三浦さんはリーゼントがトレードマークで、小島監督の容姿は彼にそっくりです。(わからない方はぜひ検索してみてください。)

話題を持っていった二人目は氷河の1年生・宇部です。手足が長く2m超えの長身を持つ彼は、怪我もしていないのに常に全身を包帯でぐるぐる巻きにしています。その理由は「綾波レイをリスペクトしているから」。そう、彼は天性のオタクなのです。

そんな宇部はバッターボックスに立つ際、ついに腕の包帯を解き「解くか 封印を 鎖を外した僕の両腕に宿りし暗黒の龍たちよ… 存分に暴れるがいい」と中二病を炸裂させました。

一見するとギャグのような中二病具合に笑ってしまいますが、宇部の気持ちはとても純粋なもので、尊敬する先輩・桐島の想いに応えたい一心で、気弱な自分を奮い立たせていたのです。

封印を解いた宇部は漆黒の“龍神烈風”という名のタイムリーツーベースヒットを放ち、一塁にいた舞原がホームに生還。氷河に待望の1点が入りました。

「中二病をこんなにかっこいいと思ったの初めてw」「オタクが活躍して得点するの最高じゃん!!」「秋斗がかっこいい回なのに漆黒のアレに全部持っていかれたw」とSNSでは読者が大盛り上がりする様子がうかがえます。

とはいえ相手校に1点が入り、ついに試合が動いた174話。このまま点が取れなければ小手指が負けてしまう事になります。主人公チームを応援する声があがる一方で、「氷河も好きだから応援したいじゃん!!!(泣)」と、感情の板挟みに苦しむ声も。

私は、どちらの学校も応援したくなるところこそが『忘却バッテリー』の魅力だと感じていますので、皆さんもいっしょにこのジレンマに苦しみましょうね……!

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この記事をかいた人

わたなべみきこ
出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

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