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『ゴリラの加護令嬢』ルイ役・大塚剛央が振り返る作品の推しポイント

春アニメ『ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる』ルイ役・大塚剛央さんインタビュー|この作品の推しポイントは「それはもうゴリラですよ、ゴリラ!」

カドコミ・ニコニコ漫画で連載中の作品『ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる』がTVアニメ化。AT-X、TOKYO MX、BS朝日、dアニメストアほかにて2025年4月6日より放送・配信中です。

本作では、戦闘系最強と言われる【ゴリラの神の加護】を得た少女ソフィア・リーラーが、王立騎士団で奮闘する様子が描かれていきます。物語の中盤では、ソフィアと王立騎士団の従騎士であるルイ・スカーレルの想いが通じ合いましたが、今後はどのような展開になっていくのでしょうか?

今回は、ルイ役の大塚剛央さんにインタビュー。ここまでの物語を振り返ってもらいながら、「静まっているときがなかった」というアフレコ現場でのエピソードについてお話を聞きました。

 

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ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる
16歳になると、さまざまな動物神から加護を得られる世界――気弱な伯爵令嬢ソフィア・リーラーは戦闘系最強と言われる『ゴリラの神』を引き当ててしまう。平穏な学生生活を送りたいと悩む一方、その希少な力を求められ、王立騎士団から従騎士のスカウトを受ける。圧倒的な力を隠しきれず一目置かれる中、同じ学校に通う年上の従騎士ルイ・スカーレルをはじめ、有望な若手騎士たちはソフィアをやさしく見守ってくれて――ゴリラの力から予想外の胸キュンラブコメ!作品名ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる放送形態TVアニメスケジュール2025年4月6日(日)~2025年6月22日(日)AT-X・TOKYOMXほか話数全12話キャストソフィア・リーラー:中村カンナルイ・スカーレル:大塚剛央アイザック・シーアン:川島零士エディ・フェレス:永塚拓馬アーシェント・アードラー:仲村宗悟シン・クヴァレ:土岐隼一ヴィクトル・ヴォルク:田所陽向レオハルト:梅原裕一郎カリッサ:山本希望アレーネ:守屋亨香スタッフ原作:シロヒ漫画:神栖みか「ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる」(FLOSCOMIC/KADOKAWA刊)監督:追崎史敏シリーズ構成・脚本:雨宮ひとみキャラクターデ...

 

6話は色気のさじ加減が難しかった

──ここまでの物語を振り返って、印象に残っているシーンを教えてください。

ルイ・スカーレル役・大塚剛央さん(以下、大塚):ソフィアのゴリラの加護が無意識に発現するシーンはぜんぶ印象に残っています。彼女の加護への向き合い方は真摯なのですが、ゴリラの力で困ってしまうシーンなんかはやっぱり面白いですし、かわいらしさもあって好きですね。

 

 
演出的な面では、キャラクターたちに度々お花が咲くところが印象的で。ルイなんかは特に毎回お花を咲かせています(笑)。アフレコでも「ここ、花が咲きますので」と言われてはいたのですが、実際の映像を見たら想像以上に咲いていて驚きました。昨今、ここまでお花が咲くアニメもなかなかないと思いますが、逆にそれがこの作品らしいなと感じています。

──ソフィアが果物を見たら反応してしまうというさりげないシーンも面白かったです。

大塚:ソフィアもそうですが、リスの加護を受けているルイもナッツが好きとか、実は動物の習性みたいなものを学べるところがあって。そこも本作の面白いところだなと思っています。

──リスのお話がありましたが、今回、リスの鳴き声も大塚さんが担当されたとお聞きしました。収録はいかがでしたか?

 

 
大塚:これまでリスを演じたことがなくて色々と調べたのですが、リスってあまり鳴かない生き物ではあるみたいなんですよ。しかも、実際に鳴いている映像を見たら、なかなか人が出すには難しい音で。そんな何が正解かわからないなかで収録したのですが、スタッフさんから割とすんなり「オッケー」と言ってもらえたんです。

ホッと一安心もしましたが、あまりにも経験のないこと過ぎて、「本当に大丈夫なのかな?」っていう気持ちはぬぐえませんでした。そんな気持ちだったので、アフレコが終わったあとに「リスの声、かわいかったですよ」と言われても、「お世辞しゃないですよね? 大丈夫?」と思っちゃって。

──疑心暗鬼になっていたんですね。

大塚:はい(笑)。事前に「収録した声に加工が入ります」と聞いていたのですが、完成した作品を見たら、あまり加工されていなさそうでした。まぁ、それだけ僕のリスがかわいかったということで(笑)。

──いや、実際かわいかったですよ!

大塚:ありがとうございます!

 

 

──ラブコメ要素的な点でいえば、6話でソフィアとルイお互いの気持ちが通じ合うシーンが描かれましたね。

大塚:ルイとしては、ソフィアから先に気持ちを聞いてしまったことで、自分に対してズルさを感じていたんだろうなと思います。あのシーンはソフィア役の中村カンナさんと一緒に作っていったのですが、色気のさじ加減が難しかったですね。というのも、見ている方にはドキドキしてもらいたいという気持ちはありつつも、ちょっとラインを超えると変な色気が出てしまって、この作品ならではの爽やかさがなくなってしまいますので

──ドキドキするシーンひとつをとっても、作品によって表現のさじ加減があるんですね。

大塚:そうですね。このシーンをはじめ、いい雰囲気になるシーンはそのさじ加減が難しいなと思いながら毎回演じていました。

 

 

──6話では、キスをする寸前で邪魔が入ってしまいましたが……。

大塚:(アイザック・シーアン役の)川島(零士)くんからはアフレコのときに「邪魔しに行きますんで」と宣言されました(笑)。その言葉通りにバッチリ邪魔が入ってきましたが、最後はソフィアにルイが突き飛ばされるという、ルイとしては珍しいコメディ落ち展開で、面白かったです。

 

中村さんの演じるゴリラはオンリーワンでナンバーワン

──ここまで演じてきてルイをどういうキャラクターだと感じていますか?

大塚:しっかりしている部分はあるのですが、人並みに恋に悩んだり、実はちょっと抜けていたりする姿を見ていると、結構等身大なキャラクターではあるのかなと思いました。自分がモテていることに全く気が付かないところも彼らしいですが、演じる際はその鈍感さが決して嫌味にならず、爽やかさが残るように意識していましたね。

──甘いものには目がないという一面も描かれていました。

 

 
大塚:無邪気でしたよね。ああいう子供っぽいあどけない感じも上手く表現できたらと思いながら演じていました。僕自身も甘いものが好きなので、食べたときに「おいしい!」と感じるあの瞬間を思い出しながら、ルイにフィードバックしていきました。

──主人公・ソフィアの印象はいかがですか?

大塚:強く前に出ないタイプの女の子で、ともすれば見ている側がヤキモキしてしまうキャラクターではあるかもしれません。ただ中村さんが演じるソフィアはしっかり芯が通っていて、ヤキモキすることなく心地よく掛け合いすることができました。

ソフィアって芝居の塩梅がすごく難しいキャラクターだと思うんです。実際、収録の最初の頃、中村さん自身が朗らかな方ということもあってか、「それだと前向きすぎます、元気すぎます」というディレクションを受けていらっしゃいました。そのディレクションを受けて中村さんが上手く調整して演じられていたので、すごく素敵なソフィアになったと思います。

 

 

──先ほど川島さんのお話もありましたが、アフレコ現場はどのような雰囲気でしたか?

大塚:本当ににぎやかな現場で、ブースが静まっている瞬間がなかったんじゃないかというくらい、ずっとみんなで話していました。作品のことやくだらない話でずっと盛り上がっていましたね。アフレコは夏ぐらいにやっていたのですが、機材の関係で部屋をキンキンに冷やさないといけなかったんですよ。すごく空調が効いているブースだったので、めちゃくちゃ寒かったですね。

──それも、今となってはいい思い出。

大塚:ですね。あと、レオハルトが登場する前のアフレコでは、「僕なら君をもっとキレイにしてあげる」というシーンを梅原裕一郎さんがどうやって演じるのかという話題で、ひとしきり盛り上がっていました。「こんなレオハルトが嫌だ」みたいな感じで、みんなで大喜利っぽいことをしていましたね(笑)。

──ここまで作品を振り返ってもらいましたが、今後の見どころについてもお聞きできればと思います。

大塚:もちろんラブコメ的な意味でドキドキするシーンもありますが、物語の芯として、すごく大事なお話があります。コメディもシリアスもみんなで作り上げていったので、ハラハラドキドキしながら楽しんでいただければと思います。

 

 

──最後に、改めて大塚さんが思う本作の推しポイントを語っていただければと思います。

大塚:それはもうゴリラですよ、ゴリラ! 演出も面白いですし、何より中村さんの演じるゴリラはオンリーワンでこの作品に関してはナンバーワンな気もします。中村さんがゴリラの芝居でリテイクをくらっているところを見たことがない。むしろ、予想を超えたアドリブでオッケーをもらっていました。素晴らしいゴリラを今後も楽しみにしていてください。

 
[文・撮影 M.TOKU]

 

作品概要

ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる

あらすじ

16歳になると、さまざまな動物神から加護を得られる世界――

気弱な伯爵令嬢ソフィア・リーラーは
戦闘系最強と言われる『ゴリラの神』を引き当ててしまう。
平穏な学生生活を送りたいと悩む一方、その希少な力を求められ、
王立騎士団から従騎士のスカウトを受ける。

圧倒的な力を隠しきれず一目置かれる中、
同じ学校に通う年上の従騎士ルイ・スカーレルをはじめ、
有望な若手騎士たちはソフィアをやさしく見守ってくれて――

ゴリラの力から予想外の胸キュンラブコメ!

キャスト

ソフィア・リーラー:中村カンナ
ルイ・スカーレル:大塚剛央
アイザック・シーアン:川島零士
エディ・フェレス:永塚拓馬
アーシェント・アードラー:仲村宗悟
シン・クヴァレ:土岐隼一
ヴィクトル・ヴォルク:田所陽向
レオハルト:梅原裕一郎
カリッサ:山本希望
アレーネ:守屋亨香

(C)2025 シロヒ・神栖みか/KADOKAWA/ゴリラの神から加護された製作委員会

 

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