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『ONE PIECE』バーソロミュー・くまとは?|能力・生い立ち・人間関係まとめ

壮絶すぎる……『ONE PIECE』バーソロミュー・くまってどんなキャラ? 能力・生い立ち・人間関係まとめ

 

くまに流れる「バッカニア族」の血

そもそも、くまが奴隷にされてしまったのは彼が「バッカニア族」の血を引く人間とのハーフであるため。

バッカニア族は大昔に世界に対して罪を犯した種族と言われており、サターン聖いわく「生まれながらに奴隷階級」であり、「奴隷になる事と死ぬ事しか許されていない」そう。世界政府から敵視されていることがうかがえます。

これまでに政府が徹底的に駆逐してきたためなのか、バッカニア族は絶滅種として扱われており、ビッグ・マムのあらゆる種族が暮らす万国(トットランド)にいない3つの種族のうちの1種であると考えられます。現在作中でバッカニア族であることが明かされているのはくまの父・クラップとその血をひくくまのみ。

くまの7m級の身長からもわかるとおり、バッカニア族は大柄。ジニーによればバッカニア族は巨人の血をひいているそうで、力が強く身体が丈夫なのもそれに起因していると思われます。

そして、バッカニア族には代々「太陽の神ニカ」が伝承されているよう。くまが奴隷だった幼少期、父・クラップは「伝説の戦士」「自由な海へ 太陽の下へ 連れ出してくれる」「“ニカ”はいつでも笑ってる」と奴隷解放に導いてくれる救いのような存在としてニカを語り、くまを元気付けていました。

くまもこの思想を受け継ぎ、ボニーにもニカの存在を伝え、宴では“ドンドットット”という解放のドラムのリズムで踊ることも。さらに、(人間としての)晩年は当時ルーキー海賊であったルフィをいつか世界を変えるニカのようなヒーローであると信じ、陰で麦わらの一味をサポートしていました。

また、自我がないはずのくまが「本能の欠片」を頼りにボニーを助けにやってきたとき、ベガパンクは「やはり本当なのか…?バッカニア族の特性は身体の強さではない…彼らはかつて…」と驚く様子を見せていました。まだ明かされていないこのバッカニア族の特性こそ、世界政府が彼らを敵視しはじめた理由なのかもしれません。

 

麦わらの一味との関係

上述のとおり、くまは同志であるドラゴンの息子・ルフィがニカのようにいつしか世界を変える存在であると期待を抱いています。

そのため、くまは何度も陰から麦わらの一味の冒険をサポートしてくれています。

2年前のシャボンディ諸島では黄猿、戦桃丸、パシフィスタからの攻撃に苦戦し全く歯が立たなかったルフィたち。そこへくまが現れ、能力を使い一味それぞれを違う場所へ飛ばしてしまいました。そのため世間には「完全崩壊」と伝わってしまいましたが、くまの行動にはここで全滅せずにしっかり力をつけて再び新世界に挑みにきてほしいという真意が隠れていたのです。実際、くまが一味を飛ばした場所はそれぞれが修行して強くなるのにふさわしい場所で、2年でそれぞれの特性を伸ばした彼らは格段に成長を遂げました。

また、一味が修行している2年の間、くまは留守になったサニー号を守り続けました。実は、完全に自我を失う最後の改造手術直前、くまはベガパンクに「麦わらの一味の誰かが戻ってくるまでサニー号を守るようプログラムして欲しい」と頼んでいたのです。そのため、くまはどんな攻撃を受けてもサニー号を死守し続けました。そんなくまのおかげで、2年後に再集結を果たした一味は何ひとつ変わっていないサニー号で新世界へと漕ぎ出すことができたのです。

 

能力

くまはゴッドバレーから脱出するために、先住民一掃大会の優勝商品であった悪魔の実を手に入れ、「ニキュニキュの実」の肉球人間となりました。ベガパンクによる改造を施されたあとも、能力は問題なく使えているようです。

「ニキュニキュの実」は、人、物、気体、疲労、痛みなど、肉球で触れたあらゆるものを弾き飛ばすことができる能力。

人体から疲労や痛みを弾き飛ばして回復させることができ、弾き出したダメージを他者へ与えることも可能です。しかし、取り出した疲労や痛みは放っておくと本人の元へ戻っていくそうで、誰かから取り出した疲労や痛みは別の誰かが引き受けるほかないという欠点があります。くまがルフィの苦痛を取り出しゾロに肩代わりさせたときや、牧師時代に人々の苦痛を取り除き、くま自身がその塊を引き受けていたのはこの使い方ですね。

自身・他者ともに人を弾き飛ばすことも可能で、能力者本人が訪れたことがある場所であれば遠く離れた場所にでも移動させることができます。麦わらの一味それぞれを違う場所に飛ばしたのはこの使い方でしょう。自我を失ってもなおボニーを助けるべくカマバッカからエッグヘッドへ超高速移動したのは自身にこの力を応用したため。しかし、赤い土の大陸(レッドライン)のような大きな障害物がある場合は阻まれてしまい、一気に移動するのが難しいこともあるようです。

また、くまの代表的な技である「圧力(パッド)砲」や「熊の衝撃(ウルススショック)」のように、大気を弾き飛ばして衝撃波として発射したり、巨大な大気を掌サイズに圧縮させてから解放し爆弾のように使うなど、攻撃にも広く使える能力です。

 

くまに自我が戻る可能性

再会を果たし、親子で海に出る夢を叶えたくまとボニーですが、くまに自我が戻ったわけではありません。いわば今は娘を愛する気持ちの強さから、娘のピンチにのみ微かに残る本能が反応しているような状態です。

ベガパンクの本体(ステラ)は亡くなってしまいましたが、「本体」を完全再現したクローンを取り出すことが可能な状態であることがエルバフ編で判明しているため、いずれ肉体も含む本体(ステラ)が復活する可能性が高いとみられます。

クローン技術をも持っている用意周到な本体(ステラ)が復活すれば、くまの自我を取り戻す手術を施すこともそう難しくはなさそうですよね。くまの自我が蘇り、ボニーといろいろな場所を旅行したり、麦わらの一味と共闘したりする日も近いかもしれません。

 
[文/まりも]

 

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