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『転生宗主の覇道譚』増田俊樹&石見舞菜香が感じた中国発アニメならではの魅力/インタビュー

夏アニメ『転生宗主の覇道譚』増田俊樹さん×石見舞菜香さんインタビュー|ファンとリウが巻き込まれた“事件”の謎と、さまざまな表情を見せるグー・リンに注目!

 

序盤の段階では、まだ芯が見えてこないファンとリウ

──第4話まで収録されたそうですが、演じるキャラクターと似ている点や共感できる点はありますか?

増田:現時点ではまだ見つけられていないかもしれません。今お話しして気付いたのは、たぶん僕はあまり「演じて」いないんです。「ファン・リンシャオとリウ・フォンマンがコミュニケーションをとっている人に何を伝えたいのか」ばかり考えているので。例えば霊獣に対しては「どうお願いしよう」とか「どう気持ちを伝えようか」だけを考えてやっています。なので、ファン・リンシャオとリウ・フォンマンが周りの人たちに影響を与えたり、影響を受ける中で、彼らの人間像や自分と似ている点はまだ見つけきれていません。

石見:私はグー・リンとは真逆な感じがするかも。グー・リンはかわいいけど、みんなを引っ張っていけるタイプで、大事なことを任されたら頑張れる女の子だと思います。私はどちらかといえばついていきたいほうで、前に前にというよりもなるべく後ろで人影に隠れているほうが安心できるので。あと髪の長さも違いますし(笑)。

あっ!? 共通点が見つかりました! 私もかわいい生き物は好きです! グー・リンは霊獣に出会うとかわいい名前を付けたり、かわいい子を選びがちなので、そこは私と一緒です。

 

 

──お二人で掛け合いをされた感想をお聞かせください。

増田:最初はグー・リンのかわいさに目がいきがちで、戦乱の中にいるためどこか自信なさげな印象でしたが、根底には「自分がしっかりしないといけない」と懸命に頑張る気持ちがあって、リウ・フォンマンとして掛け合っていても、過去のファン・リンシャオとの描写を見ても、とても芯があるキャラというのが伝わってきました。そんなグー・リンとリウ・フォンマンが掛け合うシーンを、視聴者の方にもナチュラルに楽しんでいただけたらいいなと思いながら演じています。

石見:先ほど増田さんは、お芝居をしている意識でやっていない、とおっしゃっていましたが、それを聞いてすごくしっくりきたというか、とても自然体でそのまま、呼吸すらも自然に聞こえてくるような印象がありました。リウ・フォンマンはコミカルなときもシリアスなときもあってすごく忙しいし、独特なテンポもあるのに、それに気付かせずに、呼吸も不自然な乱れ方をしないのは、掛け合いをしていても後ろから見ていても「すごいな」と思いました。

増田:嬉しいです。ありがとうございます。

 

ファンとリウが巻き込まれた冒頭の“事件”の謎と、さまざまな表情を見せるグー・リンに注目!

──ご自身が演じるキャラクター的な見どころのご紹介をお願いします。

増田:各キャラクターに個性やイメージがしっかりあって、僕が(リウ・フォンマン、ファン・リンシャオの)喜怒哀楽を表現しても他のキャラクターが地に足がついているので、その差を楽しんでいただけるのではないでしょうか。

一番注視してほしいのは、この物語の大元にある謎、冒頭に起きた事件、あるいは事故が(取材時点では)まだ解明されていなくて。ただ、今のリウ・フォンマン、転生前のファン・リンシャオは“事件”と捉えていて、解決の糸口を探そうとしているところから始まっているので、その謎がどう紐解かれていくのかを一緒に追っていただけたらと思います。

そして僕自身、「転生もの」について、演じながら学んでいる途中なので、SNS等でこの作品のおもしろさや感想を発信していただけたら嬉しいです。

 

 
石見:グー・リンのかわいいシーンは注目していただきつつ、中盤まで視聴していただくとわかっていただけると思いますが、「リウ・フォンマンはもしかしてファン宗主なのでは?」といち早く感じて、本当なのか探っていきます。視聴者の皆さんはリウ・フォンマンの秘密に気付くキャラクターが出てきて、「待ってました!」という気持ちになるのではないかなと思います。

また、グー・リンは視聴者の皆さんが心を動かされるシーンによくいるなと感じていて、かわいいだけじゃない、賢さや勘の良さ、ファン宗主への憧れ、しっかりしているところなど、いろいろな面を持っている子なので、シーンごとの表情や感情の変化を見逃さずに楽しんでほしいです。

──最後に、放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。

石見:中国ですごく人気のある作品が、日本でも吹き替え版として楽しんでいただけること、その橋渡しの役割を担えていることをとても嬉しく思っています。結構シリアスなお話ですが、かわいい霊獣がいたり、攻撃の仕方もおもしろかったりとコメディなところも楽しんでいただける要素の一つかなと思います。

また、中国でも「転生もの」が人気というのは、日本と通じるものがあるんだなと思ったし、この作品も日本でも楽しんでいただけると思います。たくさんの方に視聴していただいて、輪が広がっていけばいいなと願っています。第1話の放送を楽しみに待っていてください。

増田:中国で作られたアニメは、違う文化の元で作られているので、新鮮な気持ちで視聴していただけると思います。中国作品ではおなじみの演出や描かれ方が、僕らにとってはあまり目にすることがないものだったりして……作品を通してその文化に触れられるというのもおもしろく感じてもらえる1つになるのではないでしょうか

僕たちキャスト陣も、これから頑張って収録していきますので、その熱意やエネルギーが作品を通して伝わって、楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

作品概要

転生宗主の覇道譚 ~すべてを呑み込むサカナと這い上がる~

あらすじ

自らの霊獣に呑み込まれ、非業の死を遂げた男——
転生して新たな命を得た彼は、再び天下一を目指す

キャスト

樊凌霄/流鋒芒:増田俊樹
谷霊:石見舞菜香
白漣素:日高里菜
白檀殊:子安武人
段燁:逢坂良太
月彤:渡辺明乃
程曦:小林大紀
蘇暮川:阿座上洋平
姜柔児:村上奈津実
⿓逆天:竹内順子

(C) bilibili 改編自哔哩哔哩漫画人気作品《鲲吞天下》 原作者:黙

 

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