
アニメ『ンめねこ』2クール目突入記念・プロデューサー座談会|セリフがない原作をアニメ化する上で意識したこととは? 1クール目のお気に入りエピソードも発表
1クール目の中から、各プロデューサーがお気に入りのエピソードを発表!
──アニメの放送開始から約3カ月が経ちますが、反響や反応はいかがですか?
兵頭:ここまで東京・大阪でポップアップショップを開催しましたが、東京のポップアップショップに伺わせて頂き、初めてファンの皆さんを直接見ることができました。笑顔でグッズを手に取っている様子や時折聞こえる会話などから、想像以上に多くの方に『ンめねこ』を深く愛してもらっているのだとなと感じ、とても嬉しくなりました。
片山:僕もポップアップショップに伺って、盛況ぶりや皆さんの『ンめねこ』愛の熱さを感じました。しりもと先生の原作の魅力が大きいと思いますが、アニメが少しでもそのお力になれているといいなと思いました。また、電車の中で、たまたま『ンめねこ』のグッズを付けている方を見つけた時は心の中でガッツポーズしていました(笑)。
樋渡:僕もポップアップショップに家族と一緒に行きましたが、ファンの方を目にすることで『ンめねこ』が広まっていることを実感できました。また、XなどSNS上でのコメントやYouTubeでの見逃し配信のコメントでもポジティブな意見が多く、原作からの『ンめねこ』ファンの熱量をアニメでも引き継げているのかなと思っています。
──アニメの公式サイトのグッズコーナーで、うすくろのアクリルキーホルダーとアクリルスタンドが売り切れていて驚きました。
兵頭:公式サイトのグッズは多くの方々に購入していただいて、もう再々生産になります。ンめねことうすくろはどちらが人気なのですか?と結構聞かれるのですが、実際にはンめねこもうすくろも同じくらい好評をいただいています。
──1クール目が終わったところで、皆さんのお気に入りやオススメのエピソードをご紹介いただけますでしょうか?
片山:僕が『ンめねこ』に魅力を感じたのは、ンめねことうすくろの関係性とスパイスが効いているところです。僕が選んだのはちょっとスパイス寄りですが(笑)、第6話の「みるくちょうだい」です。あの感じは他の作品では出せないと思うし、やってはいけないことで嫌悪感を持たれないギリギリを攻めているのが好きです。
兵頭:もちろん全話がオススメです!と言いたいところですが(笑)、しりもと先生にお気に入りの回を尋ねてみたら、第4話の「あたらしいであい」は「うすくろがハラハラしながらンめねこを見守る姿が少し悲しげでかわいらしいです」とおっしゃっていました。
樋渡:僕も片山さんと同じく「みるくちょうだい」が好きで、スパイスが効いているという表現はうまいなと思いました。
アニメの制作側としては、第1話の「おはなみおいしい」がすごく思い入れがあります。かわいさと原作サイドの方との調和していく作業がやっと実ったなと思ったのが第1話だったので。『ンめねこ』はずっと続けていきたいと思っているので、確りとクオリティーを保つことに挑戦しています。
アニメを通して、『ンめねこ』の輪をどんどん広げていきたい
──7月から2クール目に入りますが、今後の見どころや注目してほしい点などを教えてください。
片山:ンめねことうすくろのやり取りを存分に楽しんでいただく作品なので、ずっと見守り続けてほしいなと思っています。今、いろいろなコラボを仕掛けている最中なので、どんな話になるのかを楽しみにしていてください。「この後、どんなお話が出てくるのかな?」ではなく、「これからどんな二人が見られるのかな?」と注目していただければと思います。
兵頭:原作にはないアニメオリジナルのエピソード回もありますので、楽しみにしていただけると嬉しいです。
樋渡:原作にないお話が今後も出てくるのが新しい広がりの部分であり、原作ファンの方も新鮮に楽しんでいただけると思います。
──今、日本では春と秋が短く、四季を感じにくくなっているので、このアニメで感じられるのも見どころかなと。
片山:ンめねことうすくろの関係に加えて、グルメの要素も見どころの一つなので、二人が食べるグルメから季節を感じられる貴重なアニメだと思います。
樋渡:アニメを作っていく上で、しりもと先生とヒューネットさんが積極的にアニメーション制作に加わってくださっているおかげで、クオリティーがすごく高くなっていると思います。ミーティング段階から先生に参加していただいていますし、こんなにたくさんの方が1話を作るために参加してくださっているアニメってすごいなと改めて感じています。なので、できるだけたくさんの方に観ていただきたいです。
兵頭:ファンの皆様が「ンめねこ」をすごく愛してくださっているので、たくさんの方の愛に寄り添えるようなアニメを楽しんでいただけるように頑張ります。
──最後に、皆さんへメッセージをお願いします。
片山:『ンめねこ』のショートアニメの良さは、最初からでも途中からでも、どこから観ても楽しめることです。まだご覧になったことがない方は木曜日の夜、疲れた時や眠れない時に観ていただいたり、公式YouTubeで試しに観てみてください。一度観たら二人の魅力にハマるのは間違いありません。これから観ていただけたら、ンめねことうすくろと夏を過ごせますよ。
そして、ここまでご覧になってくださっている皆さん、ありがとうございます。しりもと先生や監督、スタッフ、キャスト全員で楽しみながら作っているので、そんな雰囲気をアニメから感じてもらえたらいいなと思っています。引き続きよろしくお願いします。
兵頭:『ンめねこ』を愛してくださっている皆様には改めて感謝を申し上げます。各SNSやYouTubeなどで投稿してくださるコメントは可能な限り、目を通していて、いつもしりもと先生と、良い作品を作っていくことで、応援してくださる皆さんにお返しができたらいいですねと話しています。
原作が好きな方、アニメが好きな方、グッズが好きな方など、いろいろな形で『ンめねこ』を愛してくださっているのが本当に嬉しいです。今後も『ンめねこ』を見守ってください。
樋渡:『ンめねこ』はたくさんの方に愛されている作品ですので、アニメーションで多くの人に観て知っていただくことで、『ンめねこ』の輪をどんどん広げていきたいと思っています。キャラクターがかわいいと思う脚本と展開、ビジュアルを意識しながらアニメーション制作をしていきつつ、魅力的なキャラクターIPなので、長くアニメを作って、放送していくことを目指して今後もやっていきます。引き続き応援よろしくお願いします。
作品情報







































