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『ダンダダン』オマージュ一覧&元ネタ解説

これって何のネタ!?  『ダンダダン』オマージュ一覧! 作中に登場するオマージュをまとめて解説します【随時更新】

ミーコの推理|第10話「キャトルミューティレーションを君は見たか」

宇宙人たちとのバトルを終えたモモとオカルンとアイラ。しかし周囲の人達はいきなり三人がいなくなったうえ、廊下で裸同然の姿で現れたため全くわけがわかりません。なぜそんな状況になったのか、モモの友達・ミーコはドラマ「古畑任三郎」のモノマネをしながら推理しています。ミーコを演じる声優・前田佳織里さんも自身のXにて「まさか古畑任三郎のモノマネをすることになるとは…」とポストされています。

 

「アイラ、マンモスうれぴー」|第10話「キャトルミューティレーションを君は見たか」

同じく宇宙人との戦闘を終えたアイラ。クラスメイト達から心配され「アイラ、マンモスうれぴー」と返しています。この言葉は女優の酒井法子さんが1980年代後半に使っており、その独特な言葉遣いから「のりピー語」と呼ばれていたもののひとつです。ちなみに、原作では「アイラ、クソみそバブリシャス」と言っています。いずれにせよインパクトの強いフレーズですね。

 

「ロケットエンジンバルブ‼」|第10話「キャトルミューティレーションを君は見たか」

戦闘で破れてしまった制服を買ってもらう条件として、星子に「アベヒロシのモノマネしろ」と命令されたモモ。アベヒロシとは俳優の阿部寛さんのことでしょう。「ロケットエンジンバルブ」とはおそらく阿部さんが主演を務めていたドラマ「下町ロケット」から取ったワードだと思われます。しかし、モモのようにドラマ内で「ロケットエンジンバルブ」だけを連呼するようなシーンはないようです。

 

「ポポポポーン」|第11話「初恋の人」

モモたちの学校に転校してきたジジ(円城寺仁)。最初の挨拶からテンションMAXのジジが発した「ポポポポーン」は、ACジャパンによる2010年度の公共広告作品「あいさつの魔法」のフレーズのひとつです。

「あーなーただーけみつーめてるー出会った日かーらいーまでーもずっとー」「君が好きだーと叫びーたーい明日をかえてみーよー」|第12話「呪いの家へレッツゴー」

モモへの恋心を自覚し、引かないと決めたオカルン。モモと仲良くじゃれ合うジジに対抗するようにこの歌を歌いながら2人の間に割って入ります。元となっている楽曲は大黒摩季さんの「あなただけ見つめてる」で、アニメ『SLAM DUNK』の初代EDテーマです。

続けてジジが歌い始めたのは同じく『SLAM DUNK』の初代OPテーマであるBAADの「君が好きだと叫びたい」です。畳の部屋を靴下で駆け回る男子2人。本編ではバスケアニメなどでおなじみの体育館をシューズで駆け回る際の効果音まで使われており、しっかり『SLAM DUNK』がオマージュされていました。

「バモラ!!」|第12話「呪いの家へレッツゴー」

ジジの家の呪いを解くべく、電車で現地に向かうモモたち。電車内の雑談中にジジが言った「バモラ‼」とはサッカー選手・三浦知良さんが栄養ドリンク・デカビタCのCMで使ったことで広く知られるようになった言葉です。ポルトガル語で「さあ行こう!」といった意味なんだとか。原作読者の皆さんにとっては先の展開でまた別の意味を持つ言葉になりますよね。

ちなみに、この少し前に「超感動しまくりクリーミーマミ」と言っていますが、おそらく1983年に放送されたアニメ『魔法の天使クリィミーマミ』のことだと思われます。ジジは一体いくつなんでしょうかね……。

 

「ウチナンデス」|第12話「呪いの家へレッツゴー」

ジジの家に到着して一通り見て回るも、特に異常なところは見つけられなかったモモたち。退屈したモモがテレビをつけると「ウチナンデス」が放送中でした。実在するバラエティ番組「ヒルナンデス」と、メインMCの南原清隆さんの相方・内村光良さんの名前を合わせたもののようです。

テレビが勝手についたと思い驚くオカルンに対し、「自分が付けた」という意味も込めてモモは「ウチナンデス」と発言しているところも面白いですね。

 

「ぢぇにふあ‼ ろぺす 穴根打」|第13話「大蛇伝説ってこれじゃんよ」

圧倒的な強さを見せた“鬼頭家のババア”こと鬼頭ナキが繰り出した技。おそらく技名は、アメリカの女優・ジェニファー・ロペスさんから取られたもので、「アナコンダ」は1997年に彼女が主演を務めた、巨大蛇が登場するモンスターパニック・ホラー映画です。大蛇という共通点から、この技名となったのでしょうね。

オカルンの連続打撃・「てめぇはジブンを怒らせた」|第15話「ゆるさねえぜ」

ジジに憑りつきモモを傷付ける邪視に怒ったオカルンは、邪視に強烈な連続打撃をお見舞いし撃破。その後「てめぇはジブンを怒らせた」と言い放ちました。こちらは『ジョジョの奇妙な冒険』第3部の主人公・空条承太郎のオマージュだと思われます。

承太郎の代名詞と言えば「オラオラオラ」と言いながら相手に連続パンチを食らわせる攻撃、通称「オラオララッシュ」。動きや構図、その後の台詞も承太郎にそっくりながら、一人称が“ジブン”になっている点などオカルンらしさがあるところがいいですね。

「コケるなよ!? コケるなよ!? 絶対コケるなよ!?」|第15話「ゆるさねえぜ」

モンゴリアンデスワームの粘液で身動きが取れなくなったターボババアを引っ張り出そうとするオカルン。オカルンまでコケてしまっては一巻の終わり。そんな状況でターボババアが口にしたのは、お笑いトリオ・ダチョウ俱楽部の上島竜兵さんの「押すなよ!絶対に押すなよ!」のオマージュと思われる台詞です。お約束のようにコケてしまったオカルンは、ターボババアとともに粘液に囚われてしまうのでした……。

「あちいいいいいい くないいいいいいい!!」|第16話「やば過ぎじゃんよ」

オカルンとターボババアが落ちたままのモンゴリアンデスワームの穴は噴火した火山のマグマに満たされていました。しかし、デスワームの粘液によって守られていたため無事だった2人。繭のようになった粘液をモモがこじ開けるシーンは『新世紀エヴァンゲリオン』のオマージュだとファンから指摘されています。

当該シーンはアニメ第六話「決戦、第3新東京市」のもの。敵の攻撃で高熱を帯びたエヴァンゲリオン零号機のエントリープラグ(コックピット)を碇シンジがこじ開け、中にいる綾波レイを助け出します。熱さに一瞬怯むところもそっくりです。

「やぱぱーやぱぱーいんしゃんてん はしゃぐ恋は池の鯉」|第17話「みんなでお泊まりじゃんよ」

水を被ると邪視に、お湯を被るとジジになる事が判明しました。そんなジジが歌っていたこちらの曲は、1989年に放送されたアニメ『らんま1/2』の主題歌「じゃじゃ馬にさせないで」です。同作は水を被ると女の子になる体質の主人公が登場する物語。堂々たるオマージュです。

「ゲッツ!!」|第17話「みんなでお泊まりじゃんよ」

太郎に覆われていて自分の思うように身体を動かせないジジは、太郎に自分っぽく動くよう頼みますが、思うようにいきません。ジジはダンディ坂野さんのネタ「ゲッツ」をやりたかったようですが、太郎はゆってぃさんの「ワカチコ」のような動きになっていました。

「空も飛べるはず」|第17話「みんなでお泊まりじゃんよ」

邪視を見張るため綾瀬家にやってきたオカルンは、ジジに身体の具合を訊ねました。ジジはロックバンド・スピッツが1994年にリリースした楽曲「空も飛べるはず」の歌詞で返答。調子は悪くないようですね。

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