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『陰陽廻天 Re:バース』木村太飛・内田真礼・木村良平・石川界人 声優座談会

先輩の一言に奮起! 新人座長のガッツに懐かしさや羨ましさを感じることもーー夏アニメ『陰陽廻天 Re:バース』木村太飛さん、内田真礼さん、木村良平さん、石川界人さん メインキャスト座談会

晴明は謎めいていながら底知れなさがある人柄。アツナガは真っ直ぐさとバックボーンが見えるように

木村(良):安倍晴明は 電祇平安京を守る陰陽師のトップですごく力があり、みんなを束ねる存在で、いつも笑顔でみんなに優しい、良い人です。

石川:良平さんと晴明さまは似てますよね。

木村(良):そう!? でも晴明は素敵な存在です。

内田:えっ!?

木村(良):何っ!? その疑うような目は(笑)。正直、ちょっと怪しく演じてもいいなと思ってやっています。そのくらいの幅があったほうが物語もおもしろくなるので……でもただの良い人なんですけどね。

内田:でも怪しいけどな~(笑)。

木村(良):猛の視点では謎めいた街の象徴的な存在に見えると思うので、街がどう猛を受け入れるのかを、前半では特に晴明が表現していると思います。そこが晴明の懐の深さであり、底知れなさでもあって。

石川:アツナガは猛と違った方向で、結構バカで(笑)。

木村(太):(笑)。

石川:オーディションの時からギャグが多かったし、キャラクターPVにも真剣なセリフが1割くらいしか使われていなくて。

内田:確かに(笑)。

石川:まじめで誠実なエリートなのに、扱われ方はギャグ要員みたいで、やりがいがあるキャラクターです。生真面目っておもしろいんですよ(笑)。信じるものは信じるし、疑うべきものはしっかり疑う真っ直ぐさがあって。

あと、もし猛がいなくて、電祇平安京の世界だけ描かれるとしたら五霊星になるまでのドラマが描かれていたんだろうなとすら思えるキャラクターなので、彼のバックボーンみたいなものを感じさせられるようなお芝居ができればいいなと思いながら収録に臨ませていただきました。

内田さんと石川さんが監督から何度も出されたディレクションとは?

――他に皆さんへ監督からオーダーはありましたか

木村(太):監督からはよく「知性を感じる」と言われていました。

内田:言われてたね。

木村(太):だから何も考えずに距離感だけ意識して、あとは思っていることだけしゃべるようにしました。

石川:本人がとても気を遣うタイプなので、それが出てしまうと「違う」と言われがちになるんだと思います。「こいつは何も考えてないだろう」って。

木村(太):猛は気を遣わないですからね。

内田:ツキミヤは「明るく、かわいくいてほしい」とずっと言われ続けてやっています(笑)

石川:僕は「とにかくやっちゃって」しか言われてなくて。まじめなシーンは自分なりに台本を読み込んだ解釈でいくんですが、ふざけるシーンでは「もっとやっちゃって!」とか「尺とかいいからやっちゃって!」とか「後で直すからやっちゃって!」と言われすぎて、わけがわからなくなってきています。

でも後半になるにつれて、そういうシーンも減ってくるんです。最初の導入だからできる明るいシーンのはじけ具合やアドリブは「もっとやっちゃって」と言われているので、アツナガは「やっちゃって」の役です(笑)。

木村(良):ギャグシーンは「これはすごくおもしろいけど、NGかな?」と思ったらOKなんだって。

内田:何でも行けちゃうんだよね。

――晴明はミステリアスなので、さじ加減が難しそうですね。

木村(良):晴明はミステリアスだからどうにでもできてしまいます。単純に良い人で行くのか、「こいつ、何か企んでいるんじゃない?」と匂わせるバランスはその都度、音響監督と話しながら、割と含みを持たせてやっています。

何度もタイムリープする猛に、リアクションする時の気持ちは?

――猛は作中で何度もタイムリープしますが、ツキミヤや晴明、アツナガなどは違うわけで。タイムリープしてから再び現れた猛へのリアクションはどのように演じられているのですか?

石川:猛がタイムリープするたびに(新たな出会いであるかのように)気持ちをリセットして演じています。

木村(良):猛の記憶自体はリセットされず、前回に会った時の親近感そのままで接してくるので、対応の仕方も初めての時とは違うように演じています。いつも「何か友達みたいな感じでくるな、コイツ」と思っているでしょうし。そんな猛以外のキャラクターのタイムリープ後の変化も観ていたらおもしろいんじゃないかと思います。

木村(太):猛は二度目以降のみんなの態度の変化について気にしていないと思います(笑)。

石川:むしろ「そうか、そうか。わりぃわりぃ、初めましてだったな」みたいな(笑)。

木村(太):「でも俺ら、ちゃんと友達になれっから大丈夫!」って(笑)。

内田:私も初めて会った感じで演じています。猛はこの世界では異分子だけど何があっても猪突猛進だから引っ張られるし、「何か心惹かれるものが生まれてくるのかな」と思いながら第1話と第2話は演じたことを覚えています。

(C)作乃藤湖/「陰陽廻天 Re:バース」製作委員会
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