
「これは地上波で放送できるんですか?」──TVアニメ化不可能(いろいろな意味で)と言われた作品がなんと地上波で放送!『ぬきたし THE ANIMATION』先行上映会&トークショーレポート
その内容からTVアニメ化は不可能であろうとも言われていた、Qruppoより発売の恋愛アドベンチャーゲーム。ウルトラジャンプやコッミクシーモア、まんが王国でのコミカライズを経て、7月18日より満を持して『ぬきたし THE ANIMATION』が放送開始!
放送開始に先駆けて、2025年6月22日(日)に東京・シネマート新宿にて、第1話〜第3話の先行上映と、主人公・橘 淳之介役の柳 晃平さん、片桐奈々瀬役の石上静香さん、渡会ヒナミ役の小澤みのりさん、畔 美岬役の岡本理絵さん、橘 麻沙音役の小秋あこさんによるトークショーが行われました。
新宿の日曜日の真っ昼間、近くでは歩行者天国も行われている中で開催された、先行上映会の模様をこっそりお届けします。
放送できるのかキャスト陣はまだ半信半疑!?
開演時間になり、まずは先行上映会からスタート。
両親の死を機に、幼少期に住んでいた常夏の孤島、青藍島に戻って来ることになった橘 淳之介と妹の麻沙音。青藍島行きの船で流れていたVTRは島の振興のために施行されたドスケベ条例の紹介……本編上映から数分で物凄い映像が映し出されていきます。
しかしながら、見どころはエロだけではなく、キャラクターたちが躍動する迫力のバトルシーンあり、コメディシーンやクセが強すぎる青藍島の住人たちありと、第3話まででも既に見どころから突っ込みどころまで盛りだくさん。怒涛の展開で上映はあっという間に終了し、第4話以降の大きな展開を匂わせる内容に、会場中の期待が高まりました。
先行上映が終わると、本編にもキャストとして出演している宝田直人さんがMCとしてステージに登場。宝田さんの呼び込みで、橘 淳之介役の柳 晃平さん、片桐奈々瀬役の石上静香さん、渡会ヒナミ役の小澤みのりさん、畔 美岬役の岡本理絵さん、橘 麻沙音役の小秋あこさんらキャスト陣がステージに登場します。
それぞれがあいさつを終え、宝田さんが「大画面で誰よりも早く第1話をご覧いただきましたがどうでしたか?」とお客さんに尋ねると、大きな拍手が沸き起こります。
石上さんから「想像よりも攻めていたと思っているのか、まだまだぬるいなと思っているのかわからないですよね」という疑問が上がり、再び客席に問いかけると「想像よりも攻めていた」と思う人から熱のこもった拍手が。
客席の反応に小澤さんは嬉しそうな様子を見せるなか、石上さんから「これは地上波で放送できるんですか?」との声が。続けて柳さんも収録時から不安だったと語り、会場の笑いを誘います。
第1話から「TVアニメにしたらダメじゃないですか!?」
続いて、上映を終えたばかりの本編について振り返ることに。まず第1話を観た柳さんは「TVアニメにしたらダメじゃないですか!?」。その発言を聞いた石上さんからも同意の声が上がり、客席からも賛同の拍手が沸き上がりました。
ぜひ先行上映の続きも観てほしいと柳さんが語るなか、「放送されるのかな?」とまだ不安な様子の石上さんに、岡本さんが「放送してほしいな」と返すなど、上映会でなかなか聞くことのできないやり取りが繰り広げられます。
第2話の裏話では、アフレコ時のエピソードも。キャスト陣からお客さんまで、満場一致で恐怖を感じたシーンがあり、アフレコ収録の際は、カットがかかった後に悲鳴が起きていたことや、音響サイドから「ちょっと怖すぎるかも(笑)」と言われたほどであることが、柳さんと小澤さんから明かされました。
岡本さんは「第2話は美岬の日常を映しているだけなのに異常すぎて。青藍島に染まり切っているのか、異端なのかわからないくらい」と、美岬と青藍島の異質さに言及。それを聞いていた宝田さんも「第2話は恐怖映像ということで(笑)」と返すと会場からは笑いが巻き起こりました。
そして話題は淳之介や奈々瀬たちが属するNLNS(No Love No Sex)のメンバー以外で気になるキャラクターの話に。石上さんが女部田郁子(おなぶたいくこ)を挙げ、彼女の名前のインパクトに触れつつ、とにかく露出がすごいとコメント。第4話以降も活躍シーンがあるようで、早く観てほしいと語りました。
第3話ではFSメンバーとの交戦も描かれますが、その際に淳之介の自作アイテムの数々がお披露目に!「いろいろなものを投げてましたね」と話す柳さんに、石上さんがすかさず「何を投げていたんですか?」と尋ねると、柳さんは一瞬フリーズした後、小声で「……エッグ」と回答。
宝田さんからは「この言い方ならいけるかな?じゃないから!(笑)」とツッコミが入り、石上さんからのキラーパスを受けて、OKラインを探っていた柳さんに会場から笑いが起こります。どんなエッグなのかはぜひ、本編にてご確認ください。
いろいろなエッグを投げ終えた淳之介の「それはただのローションだ!」というセリフが好きだと語る宝田さんに、柳さんは「実はその後の「ふはははは」は何度も録り直しているんです。最初は「ふは~ははは」とやったら「違う」と。何度もリテイクしていただいて、あのテイクになりました。原作さんからもOKをいただけました」と細部にまでこだわって行われたアフレコ収録の裏話を披露。
宝田さんが「最高のふはははを聞けましたよね?」と客席に問いかけると、大きな拍手が送られ、柳さんは嬉しそうな様子を見せていました。
会場中に、早く続きが見たい!という空気が流れるなか、「アレが放送できたらTVアニメではNGがないんじゃないかな」と語る柳さん。さらに小秋さんの「第4話を観たらたぶん記憶がなくなると思います(笑)」という言葉で、より本放送への期待が高まっていきます。
また、第4話以降はバトルシーンも見てほしい、と続ける小秋さん。あられもない“ヤバい”シーンだけでなく、可愛いやカッコいい、熱い、といった“ヤバい”にも注目してほしいと語りました。本放送がますます待ち遠しい、という気持ちになったところで、最後にお知らせコーナーへ。


















































