音楽
『第七王子』ED曲 岬なこインタビュー

アニメ『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』ラミィ役&ED曲「Meteor」 岬なこさんインタビュー|「Meteor」は日常の分岐点でいろいろな選択をして生きている自分をマイナスごと包み込んであげられる曲です

ソロデビュー2周年を迎えた岬なこさんの約1年ぶりの3rdシングル「Meteor(メテオ)」が2025年7月23日に発売!

「Meteor」は7月から第2期シリーズが始まったアニメ『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』のED曲で、ピアノの音色にのせてなこさんの歌声が夜感漂う歌詞とピッタリ合っている心地よい楽曲になっています。また、なこさんもラミィ役で出演しています。

カップリング曲「SHINE BRIGHT REVOLUTION」は初めての夏曲、もう1曲の「ぽぽきゅん!」は打ち込み系のエレクトリカルな可愛い曲になっています。

7月21日には東京・有明ガーデンにてフリーライブを開催! 夏の始まりをなこさんと一緒に迎えませんか!

 

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『第七皇子』はコロコロ変わるキャラの表情と会話が楽しいアニメ。ラミィは初めて演じたキメラ役でかわいいけど境遇に胸が痛むことも!?

──『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』の原作を読んだり、アニメをご覧になった印象や魅力を感じた点をお聞かせください。

岬なこさん(以下、岬):最初に作品に触れたのはTVアニメからの入りでした。第1話から登場人物の表情がコロコロ変わることに衝撃を受けまして、展開が早いのに自然とついていけて、むしろもっと早くいろんな表情を見せてほしいと思うほど1個1個のシーンや会話を楽しく感じました。キャラの個性も強いのに邪魔し合っていないところが良いなと思いました。

──第2期では、ラミィ役で出演されますが、キャラクターの印象と演じる時に意識した点、こういう部分を注目してほしいという点などご紹介お願いします。

岬:ラミィちゃんを初めて見たときは物腰の柔らかい、かわいい子なのかなと思いました。下半身がヘビの子ってどういう話し方をするんだろうと考えたりもしたのですが、いざ台本をいただいてから考えると境遇を感じて胸が痛くなりました。公式サイトに掲載されているイラストだけを見ているといざ登場したときに衝撃を受けると思います。

初めてキメラという境遇の役を演じたので、難しいと思いながらも演じさせていただきました。登場しているシーンは全て注目して欲しいです!

 

 

──自身が演じるキャラ以外の好きなキャラと第2期の見どころのご紹介をお願いします。

岬:TVアニメ第1期を見たときから好きなのは、シロとタオちゃんです! シロはモフモフした生き物がもともと好きだったので、あの大きな体であんなに小さい顔のサイズというところがたまらないですね。ロイドの魔法のおかげであのモフモフが生まれたと思うとロイドには感謝しかありません。私もあの中に埋まりたいです。グリモがうらやましいと思いながら見ています。

タオちゃんは初登場から見た目でグサっと胸に刺さりました。語尾も特徴的な子ですが、いい意味で周囲への対応が雑なところが可愛いなと思います。仲間思いだけど軽くあしらってみたり、天真爛漫で可愛いです。

私個人としてはやはりラミィちゃんの登場を楽しみにしてもらえればと思います。

 

ED曲「Meteor」は日常にある様々な分岐点で選択しながら生きている自分を肯定してあげられる楽曲

──ED曲「Meteor」の歌詞の内容やサウンド感などの紹介をお願いします。

岬:今回エンディング主題歌を担当させていただいている『第七王子』はタイトルにも「転生したら」という言葉があるように歌詞の中にも生まれ変わるとか繰り返すとか、何回もやり直して、というような内容が入っています。実際の人生ではそう簡単に生まれ変わるようなことはできませんが、いつも生きている日常には様々な分岐点がたくさんあって、その中でいろいろな選択をしながら生きている自分を肯定してあげられるような楽曲になっているのではないかと思っています。

感情が混ざり合って言い訳めいたことを言ってしまったとしても、マイナスな自分ごと包み込んであげられるような、そんな楽曲になっています。バラードではあるのですが「Meteor」というタイトルなだけに、ラスサビなどは特に一気に壮大なサウンドになるところが個人的には好きです。

 

──「Meteor」のレコーディングで意識した点や難しかった点、お気に入りのフレーズや聴きどころのご紹介をお願いします。

岬:レコーディングでは、濃い色を付けすぎないように意識しました。歌詞一つ一つが自分の中では独り言をつぶやいているような印象を受けました。ボソボソとこぼす独り言ってただ自分の心から漏れた程度のものだと思うので、ニュアンスやクセみたいなものを極力無くしてシンプルに歌うことを心掛けました。

感情の起伏みたいなものを良くも悪くもフラットにした結果、出来上がったときに少し不安に感じました。バラードすぎない曲だからこそ暗さと明るさの狭間で歌うということがかなり自分の中では挑戦的でした。個人的なお気に入りポイントは、一番最後のフレーズの「ちりばめるだけ」という部分を、独り言をつぶやいたような印象にしたかったので、歌うときにも意識しましたし、ここがお気に入りです。

 

MVは自分が周りの世界と隔絶されているような印象的なカットが多い映像

──既にフリーライブ等で披露されていますが反響やSNS等での反応をお聞かせください。

岬:1回しか披露していないのに、届く感想が「優しい気持ちが伝わってきた」と言ってくださる方や「岬なことしての良さが出ている楽曲」と声をかけてくださる方が多くて、1回聴いただけの曲の感想を、文字に起こして伝えてくださる皆さんのパワーがただただありがたいなと思っています。優しいという感想が多かったので、それが届いたのかなと思って嬉しかったです。

──MVはどんなコンセプトでどんな撮影だったのでしょうか? また裏話もあれば教えてください。

岬:タイトルでもある「Meteor」になぞらえて、彗星や夜空を仰ぎ見るシーンがあったり、今までの撮影と打って変わって夜に撮影することが多い撮影でした。個人的には寂しさを感じるシーンがあり、自分が回りの世界と隔絶されているような印象的なカットが多く見受けられる作品になったなと思いました。

裏話としてはとても寒かったです。撮影した時期が5月上旬だったのですが、とんでもなく寒くて撮影外ではカイロを常に持っていました。渋谷の交差点で撮影をするという体験が生まれて初めてだったのですが、1回で撮れる時間が限りなく短かったので行ったり来たりして楽しかったです。

 

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