コウセイの人間らしさと成長の“余白”。ソラトとの関係性、共に戦う「メテオカイジュウ」のドラマにも注目ーー『ウルトラマンオメガ』ホシミコウセイ役・吉田晴登さんインタビュー

2025年7月5日(土)からテレ東系6局ネット発、世界同時期放送＆配信中の『ウルトラマンオメガ』。

ヒーローも怪獣も存在しない地球に、突然「ソラ」から落ちてきた宇宙人「オメガ」。それまでの記憶を失ったオメガは、「ソラト」と名付けられた地球人の姿で、初めて触れ合う生き物「地球人」を理解しようと、興味津々に人々を見つめます。

時を同じくして、地球に次々と出現する巨大生物「怪獣」。ソラトは、赤き宇宙ブーメラン「オメガスラッガー」をシンボルに持つ「ウルトラマンオメガ」に変身し、シャープでパワフルな戦いを繰り広げます。宇宙人と地球人の関係性を通じて、「ウルトラマンがなぜ地球を守るのか？」に迫る意欲作です。

アニメイトタイムズでは、ホシミコウセイ役・吉田晴登さんにインタビューを実施！

メテオカイジュウを操るコウセイの役作りや作品の魅力、『ウルトラヒーローズEXPO 2025 サマーフェスティバル』（通称:ウルサマ2025）の感想など、様々なお話を伺いました。

ウルトラマンオメガ

ヒーローも怪獣も存在しない地球に、突然「ソラ」から落ちてきた宇宙人。それは、赤き宇宙ブーメラン「オメガスラッガー」をシンボルに持つ、“究極”の名を冠したウルトラマン。それまでの記憶を失った宇宙人「オメガ」は、地球人の姿で現れ、「ソラト」と名付けられます。「ソラト」は初めて触れ合う生命体である「地球人」を理解しようと、興味津々に人々を見つめます。ときに出現する巨大生物、ソラトの失われた記憶から蘇る「怪獣」という言葉。次々と出現する巨大生物「怪獣」を目の前にして、無意識に使命感を掻き立てられるソラトは「ウルトラマンオメガ」に変身し、シャープでパワフルな戦いを繰り広げます。一方で地球人も、初めて遭遇する巨大生物と赤きスラッガーで戦う巨人が何者なのかを理解しようと、あらゆる視点からその姿を見つめます。やがて結ばれる「宇宙人と地球人」のバディ…ソラトと平凡な青年。見つめ合い響き合うバディの心を通して、「ウルトラマンがなぜ地球を守るのか？」の問いに迫る意欲作です。今、目覚めの刻（とき）。最新TVシリーズ『ウルトラマンオメガ』にご期待ください。作品名ウルトラマンオメガ放送形態特撮シリーズウルトラシリーズスケジュール2025年7月5...

『ウルトラマンオーブ』の「ババルウ星人」から受け取ったメッセージ

ーー『ウルトラヒーローズEXPO 2025 サマーフェスティバル』（通称:ウルサマ2025）ライブステージ直後のインタビューとなります。『NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマンオメガ編～やってきたヒーロー～』に出演した感想を教えてください。

ホシミコウセイ役・吉田晴登（以下、吉田）：ステージの熱量が本当にすごかったです！お子さんはもちろん、大人の方もたくさんいらっしゃって驚きました。沢山の声援をいただいて僕自身もすごく熱が入ったので、ちょっとアドリブも入れちゃったりして（笑）。コウセイのアクリルスタンドを持っている方もいて、嬉しかったですね。本当にあっという間の5公演でした。

ーー「ウルサマ」ではウルトラマンオメガだけでなく、たくさんの「ウルトラヒーロー」と触れ合うことができます。吉田さん自身が好きな「ウルトラヒーロー」を教えてください。

吉田：よく取材ではウルトラマンゼロが登場する作品や『ウルトラマンＸ』を観ていたお話をさせていただくことが多いんですけど、実はウルトラマンブレーザーの見た目が大好きなんです。「ウルサマ」では、一人だけ鉄骨に登っていてビックリしました（笑）。変身のいわゆる「ぐんぐんカット」（巨大化する際に入る腕を突き上げたポーズで上昇するカット）も魂がこもった感じでいいですよね。でも、やっぱり一番はウルトラマンオメガです！

ーーそうですよね！　ちなみに、怪獣や宇宙人もお好きだったりしますか？

吉田：僕は『ウルトラマンオーブ』の第9話「ニセモノのブルース」に出てきた「ババルウ星人」がすごく好きなんです。

ウルトラマンシリーズでは、「怪獣や宇宙人は必ずしも完全な悪ではない」というメッセージが何度も描かれていますよね。僕にとっては、それに触れた最初のエピソードが『オーブ』の「ババルウ星人」だったんです。

子供に対してすごく優しく接して、巨大化しても子供を守るとか、切ない感じが印象に残っていて。「やっつけなきゃいけない」と思っていたものに対して、固定概念が覆されるような感覚がありました。『ウルトラマンオメガ』もそういうメッセージがある作品になっているので、僕と同じような気持ちになるお子さんが増えたらいいなと思っています。

ーー『ウルトラマンオメガ』放送開始以降の反響はいかがですか？

吉田：最初に武居正能監督とお話させていただいた際に、「新しいウルトラマンを作りたい」という思いを伺っていて。そして、実際に観ていただいた視聴者の方から、ポジティブな意味で「新しいウルトラマンだ！」という反響をいただいてます。

大人の方にもドラマとして楽しく観ていただいて、「子供向けだと思ったらもったいない！」という声もいただきました。今までウルトラマンシリーズを観てこなかった人たちにも作品が広まってくれたら嬉しいです。

ーーSNSやYouTubeなどのコメントを見ると大人のファンも増えている印象です。

吉田：本当に嬉しいです！　僕のお芝居から『ウルトラマンオメガ』を知ってくださった方もいるみたいですし、ソラトの台詞みたいに「コウセイ、“優しい”だな」と書いてくれる方もいました。あと海外のファンの方も、丁寧に日本語でコメントをくださったりして。

おこがましいかもしれないですけど、「観てくださる皆さんの元気の源になれているのかも」「僕も誰かのヒーローになれてるのかもしれない」と思えたというか。この作品に携わることができて本当に良かったなと。放送後にSNSやYouTubeのコメントを見ながら、土曜日の朝を過ごすのがルーティンになっています。