
新キャラ・ジュレは“かわいいの範囲内で”セクシー? お子様にドキドキをお届けする“教養アニメ”に!? 『ぷにるはかわいいスライム』第2期 篠原侑さん&上坂すみれさんインタビュー
見た目の印象と、色彩の持つパワーを意識してぷにるを演じるように
──ぷにるはバラエティに富んだ姿を見せてくれますが、篠原さんは演じ分けで意識していることはありますか?
篠原:見た目の印象と色彩ですかね。第1期の時に気づいたのですが、見た目の印象で「こうかな」と演じたあとに、実際アニメで色がつくと、思ったより鮮やかな深い青だった時があって。その時に「もっとこういう声だったかも」と印象を受けましたし、見た目や色の持つパワーもすごかったので、第2期ではその見た目の持つパワーを意識しました。あとはせっかくなら面白いレパートリーがあればと思い、個性があるように、それぞれの変身キャラが際立つように気をつけました。
──ぷにるに対し、ジュレは”パーフェクトなAI”ということで演じる際に気をつけたことはありますか?
上坂:ジュレはAIでパーフェクトなことに誇りを持っている、それが芯にあるキャラクターで、だから恋愛も簡単にやってみせますってところからコタローを落としにかかるんです。ジュレが面白いのって、瞬間でお湯が湧く感じというか、連続したコマでも突然キレたり立ち直ったり、自称パーフェクトなのにパーフェクトじゃない部分があって。ジュレは気づいてないけれど、暴れれば暴れるほどパーフェクトなAIから遠ざかるけどそれが成長過程なのかなと思っています。
一番気をつけた点は、ジュレはかなりお色気なセリフが多くて。塩梅というか匙加減というか、どういう編集会議を経てこのセリフを載せているんだろうと思うくらいのセリフが多いんですけれど、それをどうやってギリギリ夕方に成立させるかって(笑)。
でも最終的には波風をたたせにいこうと、放送枠とか連載誌とかを一旦忘れて、思いっきりやってみようと思いながら演じていました。
──第2期に登場するぷにるやシチュエーションで、癖(へき)にささったところがあれば教えてください。
篠原:第13話はアニオリ回で、同時にたくさんの癖を回収できるチャンスだったと思います(笑)。一人で本線を8回くらいやった記憶があります。全編アドリブで構成されているようなシーンがありまして、小さくなったぷにるたちを探す旅に出るのですが、そこでぷにるたちがカメラにすごくでてきて、「もう出てこないかも」と思っていた姿のぷにるたちが摂取できるので、いいアニオリだったのではないかなと思っています。
漫画では描かれていなかった、細部まで摂取できる変身シーンもあるので、サンバやカウガールや人魚など……。同時に出てくるので、すごく見た目としても楽しめますし、大きなお友達も楽しめると思います。
上坂:そもそもヒロインがスライムというのがもう特異で。小さい頃に私が『ぷにかわ』を読んでいたら、スライムっ子しか愛せなくなる大人になっていただろうなと(笑)。大人になってから読む『ぷにかわ』と、まだ目覚めていない人たちが見る『ぷにかわ』はかなり印象が違うと思うんですよね。いろんな人の将来をめちゃめちゃにしているという事実が、この作品によって様々な未来の癖がめちゃくちゃになっていること自体が個人的には一番好きな要素です。
あと私、実はぷにるが決壊して液状になってる瞬間が一番好きで。ぷにるが溶けてべちゃっとなってコタローにへばりついてるシーンとか描き込みがすごいじゃないですか。私はそれを見てすごいドキドキしちゃうんですが、そういう目覚めが日本各地で行われているだろうなと考えると……(笑)。さらにジュレはぷにるをベースにしたアンドロイドなので、これからの展開でぷにるとジュレの熱いバトル、熱いカラミが見れるので……、5時台に見てしまうと眠れなくなってしまうのではないかなと心配です(笑)。

































