
子ザメちゃん、あんこうちゃん、うさめちゃんたちの小さな大冒険にワクワク! 『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』花澤香菜さん、宮田俊哉さん、高野 洸さん、杢代和人さんインタビュー|“とかい”で生きるキャラクターを演じた4名が、声のお芝居の楽しさを語る
もし4人が子ザメちゃんを連れておでかけするなら……?
──子ザメちゃんはいろいろな場所に「おでかけ」しますが、皆さんが最近おでかけして楽しかった場所は?
花澤:最近、うちのおばあちゃんと一緒に浅草に出かけました。お昼頃だったので、「何が食べたい?」と尋ねたら「焼肉」と言われて。私の3倍くらいの量を食べていて、驚いたのと同時に元気でよかったと思いました。その後、お茶屋さんに行って、あんみつも食べて。その食欲のスゴさに「これはヤバいな」と(笑)。浅草寺付近はめちゃめちゃ混んでいて、あまり見られませんでしたが、元気なおばあちゃんの姿が見られて嬉しかったです。
宮田:去年、ロンドンに初めて行きましたが、街並みとかがアニメで観たことがある風景で、聖地巡礼をしている気分になりました。実際、フィギュアを持っていって、写真を撮ったりもしました(笑)。半分仕事で行っているんですが、半分遊びみたいになっていました。初めて行くとかいという感じがしました。
杢代:去年、グループ(「原因は自分にある」)の写真集の撮影で、1泊2日で沖縄に行ったのが思い出深いです。沖縄のリゾート施設を満喫できましたし、グループを結成して6年になりますが、7人でご飯を食べることも少なかったので、一緒に食べられたことも良い思い出になりました。「今年も沖縄にみんなで行けたらいいな」と思ったくらい楽しかったです。
高野:僕は最近、上海でライブをさせてもらいました。上海料理や中華料理をたくさん振舞っていただいて、どれもおいしかったんですが、特に北京ダックと麻婆豆腐には感動しました。「日本で食べる上海料理とは違ったおいしさですね」と上海の方に伝えたら、「それ、上海料理じゃないよ」と言われて。
花澤:北京ダックは北京発だもんね。
高野:はい(笑)。あと豚の角煮もおいしかったので、「ちゃんと上海料理がおいしかったです」と伝えなきゃと思いました。
宮田:角煮は上海料理なんですか?
高野:そうみたいです。他にも川エビの料理とか海鮮料理もたくさんあって、どれもおいしかったです。
──皆さんが子ザメちゃんを連れていくとしたら、どこへおでかけしますか?
花澤:やっぱり海でしょうか。「もう泳ぎ方を忘れちゃったのでは?」という疑問もあるので、海で子ザメちゃんのポテンシャルを見てみたいです。ショートアニメで小さいプールをぱしゃぱしゃ泳いでいる姿は見られましたが、大海に繰り出す姿はまだ見たことがないので。私は海が苦手ですが、子ザメちゃんとなら楽しめそうな気がします。
宮田:どこかなと考えてみましたが、水族館かなと。「子ザメちゃんはどちらサイドなんだろう?」って。僕と一緒に水槽の中を見るのか、水槽の中にいる子ザメちゃんを見るのか(笑)。
花澤:どうなるんだろう?
宮田:どちらでも超かわいいと思います。子ザメちゃんが泳いでいる姿と、子ザメちゃんと一緒に泳いでいる魚たちも見てみたいです。
杢代:僕は遊園地ですね。子ザメちゃんと一緒にいても楽しそうですし、遊園地にいるお子さんにちやほやされる子ザメちゃんも見てみたいです。もしかしたら遊園地にいるキャラクターよりも人気が出ちゃうかも(笑)。
高野:ゲームセンターです。百円玉をたくさん抱えて、いくらでも投入してあげますし、駄菓子も好きなだけあげるので、ゲームを頑張ってほしいです。
ダイナミックに動く子ザメちゃんを見て、ぜひ癒されてほしい
──この映画に登場するとかいの人たちはどこか孤独感を感じていて、子ザメちゃんと接することで癒されていました。子ザメちゃんがいない我々が孤独感を紛らわす方法を教えてください。
花澤:私はラジオを聴いたり、韓国ドラマとバラエティ番組が観られたりすれば全然大丈夫です(笑)。どこか現実と離れたところに行ったり、ご褒美になるものを見つけたりすることが、私の癒しになっているのかなと思います。
杢代:おいしいご飯を食べている時は、時間を忘れて夢中になれます。また僕は趣味で料理も作るので、たまに一人でいることを忘れて、黙々と料理していることもあって。なので食事をしたり、料理をしたりしている時は孤独感などを忘れられるひとときなのかもしれません。
高野:僕はゲームをしている時で、ゲームの世界に入って、いろいろな方と繋がることができるので、それに助けられている部分もあると思います。また一人で歩いている時も、ふと何か思いついたり、いろいろ考えたりしていて、そういう時間も大事なのかなと。
そして『おでかけ子ザメ』を観て、自分は一人じゃなくて、周りには仲間がいるんだと実感することでしょうか。この映画を観て、孤独感を紛らわせてください。
花澤:上手!
杢代:うまい!
──最後に、こんな方に観てもらいたいと思う人、そして皆さんへメッセージをお願いします。
花澤:この映画が公開される夏頃は、新生活がスタートして、環境がいろいろ変わっていく中で、きっと皆さん、疲れが出始めるでしょう。私の勝手な推測ですけど(笑)。なので夏休みに映画館におでかけして、子ザメちゃんに癒されてもらいたいです。
映画では、割とダイナミックに子ザメちゃんが動きまわっていますので、大きいスクリーンで観る価値は絶対あると思います。また良い音響で、子ザメちゃん、あんこうちゃん、うさめちゃんなどの声も堪能できると思います。私も必死にアフレコしたので、ぜひ劇場へ子ザメちゃんに会いに来てください。
宮田:この映画を観ると優しい気持ちになれると思うんです。ご家族で観に行くのもいいし、お友達や恋人と観に行くのもいいし。観たらいつもより優しい空気に包まれるんじゃないかなと思うので、誰かと、またおひとりでも観に行ってください。
杢代:僕と同世代の方にも観てもらいたいなと思います。僕は今20歳で、この世代は進路や人生について悩むことも多いと思います。でも子ザメちゃんを見たら、遠い未来に不安を感じるよりも、目の前にいる人に少し優しくしたり、笑顔になったりすることで、小さな幸せから大きな幸せに変えていけるのかなと感じると思います。
花澤:立派な二十歳だね(しみじみ)。
宮田:二十歳なんだ!?
高野:この世の中は、社会でいろいろ揉まれたり、些細なことが気になったり、しがらみに苦しむことが多いと思いますが、そういうモヤモヤを忘れられる作品だと思います。
また、数ある映画の中でも、圧倒的にセリフ量が少ないところが良さであり、観れば爽快にリフレッシュできるので、たくさんの方に観てほしいです。
作品情報
8月22日(金)より全国ロードショー
■CAST
⼦ザメちゃん:花澤⾹菜
あんこうちゃん:潘めぐみ
うさめちゃん:久野美咲
モヒカンあにき:梅原裕一郎
はると:花江夏樹
サラリーマンのお兄さん:宮田俊哉
バーテンダーさん:高野洸
ホストさん:杢代和人
そら:石見舞菜香
みほ:来栖りん
■STAFF
原作:ペンギンボックス(『おでかけ⼦ザメ』/KADOKAWA「キトラ」刊)
監督:熊野千尋脚本:⻑嶋宏明 キャラクターデザイン:⽵内あゆみ
⾳響監督:⼩泉紀介 ⾳響制作:dugout ⾳楽:藤澤慶昌
アニメーション制作:ENGI 制作:KADOKAWA 配給:⾓川ANIMATION
アニメ公式X:https://x.com/kozame_info
アニメ公式サイト:https://odekake-kozame.com/






















































