
TVアニメ『ゲーセン少女と異文化交流』キャストリレーインタビュー第4回:桂木 蛍役 石原夏織さん|蛍が触れるゲーセンという“初めての世界”、その喜びを大事にした
違う国に来たかのような感覚で、それが新鮮で刺激的でした
──リリーたちとの関係性についてはどのように感じましたか?
石原:蛍ちゃんも仲間入りできてうれしかったです! みんな仲良しで、ふざけ合いながらゲーセンを楽しむ様子が本当に眩しくて。仲良しだったリリーちゃんと葵衣ちゃんに、ゲームに本気な花梨ちゃんと真面目な蛍ちゃんが加わり、いっそう賑やかになったなと感じます。友達の輪ってこうやって作られていったなぁって、私も少し懐かしくなりました。接点がなさそうな子でも、好きなものがひとつでもあれば仲良くなれるというのがいいなと思います。
──その中心にいるリリーについてはいかがですか?
石原:一生懸命日本語で伝えようとする姿や、友達と一緒にいるときの無邪気な表情、そして蓮司に積極的にアピールしたり、照れたりするときの表情がとてもかわいくて、誰もがメロメロになってしまうと思います。どの場面を切り取ってもリリーちゃんは本当にかわいいです。
──リリーや彼女の両親のセリフは台本も英語だとうかがいました。
石原:アフレコ現場でも英語が飛び交っていて、こんなに英語に溢れた現場は初めてでした。私は英語を話せませんが、ずっと憧れがあったので、英語に囲まれた空間で仕事ができるのはうれしかったです。特に序盤は、千葉(翔也)くんと私以外、みんな英語を話せる人ばかりだったので、「キャリさん(石原)と俺以外、みんな英語しゃべれて、俺らだけ話せないんだよ」と、千葉くんと話していたのを覚えています。違う国に来たかのような感覚で、それが新鮮で刺激的でした。
──そして、第8話ではリリーの誕生日会が開催され、蓮司と蛍たちがベイカー家に集まりました。
石原:第7話でリリーちゃんとやっと友達になれて、そこから急速に距離が縮まったことがわかってよかったです。蛍ちゃんにとっても、友達の誕生日会に参加できるのは絶対にうれしかったと思うので、普段よりもウキウキした気持ちで演じるようにしました。
個人的に面白い発見だったのは、「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」を歌ったあとに「フーレイ!(Hooray!)」と掛け声を入れることです。実際に海外でおこなわれているものだと聞いて驚きました。(天城)サリーちゃんと(内田)秀ちゃんから「本当にやるんですよ」と教えてもらって、一緒に掛け声をやらせていただきました。この作品がなければ一生知らなかったかもしれないので、とても学びになったエピソードです。
──まさに異文化交流ですね。
石原:私たち声優陣も異文化交流をしていました(笑)。
──ちなみに、石原さんからご覧になった蓮司の印象はいかがですか?
石原:本当にいい人だなと思います。リリーちゃんの気持ちを理解しながらも、年齢差などを踏まえて、距離を取り過ぎず、かといって近づきすぎもしない。バランスを見極められる、しっかりした人だと感じました。しかも、葵衣ちゃんにとっては優しくて頼れるお兄ちゃん。勘違いからはじまったリリーちゃんの恋ですが、蓮司は人として本当に魅力的なので、だからこそリリーちゃんも惹かれたのかなと思います。
──では、ゲームがテーマの作品ということで、石原さんご自身のゲーム事情についてもうかがえれば。何かハマっているゲームはありますか?
石原:ずっと好きなのは「どうぶつの森」シリーズ、特に「あつまれ どうぶつの森」です。ただ、島づくりが苦手なので、ずっと更地のままです……(笑)。どちらかというと、コツコツと物を集めて道具を作るのが好きなんです。最近は「マイクラ(Minecraft)」を始めたのですが、とにかく下手で。サバイバルモードを選んだものの、敵の反対を向いてしまってやられちゃう、そんなことばかりです。
──操作の時点で苦戦しているんですね(笑)。
石原:でも、「マイクラ」のスピード感ならなんとかできそうだと思って頑張っているところです!
──では、ゲームセンターでの思い出は何かありますか?
石原:小学生の頃はよくクレーンゲームをしていました。お菓子タワーでたくさんお菓子を取るのが夢で、何度も挑戦しましたが、あれだけは一度も取れなくて悔しい思いをしていました。
──今はどんなときにゲームセンターに行きますか?
石原:ショッピングモールの中にあるとつい覗いちゃいます。最近はサンリオやちいかわのようなかわいいマスコットが好きで、気になるとクレーンゲームに1~2回挑戦するんですが、やっぱりほとんど動かせないんです。YouTubeで取り方を勉強しても、上手すぎて真似できなくて……。それでもちょこちょこ挑戦しています!
──では最後に、第9話以降で期待してほしいことや楽しみにしてほしいことを教えてください。
石原:第9話以降も素敵なお話が多く、私も好きなエピソードがたくさんあります。個人的には、リリーちゃん、葵衣ちゃん、花梨ちゃん、蛍ちゃん、そして蓮司が一緒にお出かけするお話が好きなので、ぜひ楽しみにしていてください。もちろん、リリーちゃんと蓮司のキュンキュンするやりとりも注目ポイントです。さらにキャラクターも増えていきますので、最後まで目を話さず見ていただけたらうれしいです。
作品情報
あらすじ
何度挑戦しても景品を手にできず涙目のリリーに、思わず蓮司は手を貸す。
無事にぬいぐるみを手にしたリリーから後日渡されたのは、思わぬメッセージカード――—
“Be My Valentine!” (私の恋人になって!)
キュートで天真爛漫な英国少女との出会い。
勘違いから始まる、ゲーセンでの異文化交流!
キャスト
(C)安原宏和/KADOKAWA/ゲーセン少女と異文化交流会














































