
「ボクらはまたきっと生まれる」「出会える」──15年という時を超えても色褪せることのない“長い長い時間のお話”をたどる「15周年記念 妖狐×僕SS・藤原ここあ展」浅草最終会場フォトレポート
「これは長い長い時間のお話──。」
2009年4月。月刊「ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス刊)とともに産声を上げた、藤原ここあ先生による漫画『妖狐×僕SS(以下、『いぬぼく』)』は、2024年に作品生誕15周年を迎えました。
先祖返りという運命のもと、他者との関わりや人生の生き方を時にポップに、時に痛烈に描く本作。連載が終了したあともTVアニメの再放送が行われるなど、様々な形で注目を集めています。
アニメイトタイムズでは、作品生誕15周年を記念する展覧会「15周年記念 妖狐×僕SS・藤原ここあ展」浅草最終会場の模様をフォトレポートでお届け。長い時間の狭間。永遠の中からほんの一瞬を切り取る今、この瞬間でしか目に焼き付けることのできない美しい世界の一部をご紹介します。
『いぬぼく』×『まほあく』
2024年6月から、東京・愛知・大阪・神奈川・北九州の地を一年間かけて巡った本展覧会。凱旋となる最終会場には、日本古来の伝統と現代的なランドマークが交わる浅草が選ばれました。
入場待機列のそばには本展覧会のメインビジュアルが飾られています。2024年6月の東京会場公開時に刻まれた、白鬼院凜々蝶役・日高里菜さん&雪小路野ばら役・日笠陽子さんのサインとも再会することができました。
穏やかな陽気のような光集まる入口を抜けると、見えてくるのはエントランス。『いぬぼく』に登場するおなじみのキャラクターが我々を出迎えます。
ここからは『いぬぼく』のストーリーを「第一章 prologue」「第二章 if」「最終章 春に目覚める」の順にたどる旅路へ。藤原ここあ先生が手掛ける漫画原稿が広がります。
道中には「手紙の代筆」にまつわる名シーンがフィーチャーされた美しいエリアや、髏々宮カルタ、夏目残夏、渡狸卍里、反ノ塚連勝らのトピック展示も。さらには雪小路野ばら、青鬼院蜻蛉によるメニアックな一角も用意されており、ファンをドSに攻め立てます。
『いぬぼく』を一気に振り返ったあとは『かつて魔法少女と悪は敵対していた。(以下、『まほあく』)』の原稿展示へ。
2024年夏にアニメ化された本作の世界が、鮮やかに広がっていました。























































































