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福山潤も来場!「アニメ天官賜福展」内覧会レポート

「アニメ天官賜福展」が日本上陸! 開幕に先立ち行われた内覧会に花城(ホワチョン)役の福山潤さんが来場。取材会&会場の様子をフォトレポート!

『天官賜福』は、墨香銅臭(モーシャントンシウ)が描く、美しく壮大な中華ファンタジー作品。原作は2017年から2018年にかけてweb上で連載。アニメは2020年より中国で配信開始されるや、総再生回数が7億回を突破した大人気作です。日本でも2021年より放送開始され、美しくミステリアスな世界観を舞台に繰り広げられる緻密なストーリーと魅力的なキャラクターが話題を呼び、熱狂を巻き起こしました。
 
この度、2024年に中国・上海にてアニメ配信4周年を記念して開催された大型展示イベントが日本に上陸! 「アニメ天官賜福展 -天地流光-」が、2026年1月12日(月)まで横浜赤レンガ倉庫にて開催中です。
 
本展は貴重な原画の数々が展示され、『天官賜福』の壮大な物語とアニメーションの魅力を存分に感じられるイベント。本稿では開幕に先立ち行われた、花城(ホワチョン)の日本語吹替声優・福山潤さんが来場された内覧会と会場の様子をお届けします。
 

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福山潤さん内覧会レポート


内覧会に来場された福山さん。演じる上では美丈夫な花城を意識してしまうとプレッシャーで上手く出来なくなるので、あまり意識しないように演じていたと話す福山さんでしたが、この日は花城のイメージカラーの“赤”のネクタイを身につけ花城スタイルで登場。クリスマスも近く、今の季節にぴったりの装いの福山さんに、ひと足早く会場を見られた感想などをうかがいました。
 

——まずはこの「アニメ天官賜福展 -天地流光-」の開催、どのように感じていますか?

日本語吹替版 花城役・福山潤さん(以下、福山):僕は日本語吹替版に携わらせていただき『天官賜福』を知ったのですが、この作品は謝憐(シエ・リェン)と花城の二人の時間が丁寧に描かれていて、演じるのが楽しく、2期が製作されたときも今度はどういった時間が描かれるのだろうと楽しみにしていました。多くの方々から反響をいただいていたので、原作ファンの方もアニメファン方も、この作品を愛している人たちと国境を越えて同じものを共有できる場所が日本にもやってきたことが嬉しいです。皆さんがどのような感想を持つのかとても楽しみです。
 

——実際に展示をご覧になっていかがでしたか?

福山:原画はもちろんですが、『天官賜福』の美しい世界だけじゃなく、三界の設定をわかりやすく描いていたり、映像を見ているだけでは壮大すぎて頭では整理しきれない部分がしっかり補完できる展示も見ものです。限られた空間の中で、精一杯ファンの皆さんを楽しませようという試み、そして何よりも膨大な資料の中から展示するものを選び抜くという大変な労力が感じられました。
 

——ここが良かった! というおすすめの展示はありますか?

福山:各キャラクターにフィーチャーした原画の展示は、アニメーションの吹替に携わらせてもらっているので、やはりおすすめです。原画がどんなもので、そして作画監督の方々がどのように修正指示を出していたのかが見られるので、とても見応えがありました。また最後の方に、1枚の横に長い絵でいくつものシーンが並んでいる絵巻の展示があるのですが、そこはじっくり見てしまいました!
 


 

——福山さん演じる、三郎(サンラン)が花城へと変わっていく演じ分けが素晴らしかったです。演じ分けるにあたり難しかった点はありますか?

福山:ありがとうございます。収録は、僕が考えるアイデアと監督の方々の意見を吸い上げてキャラクターを作っていくのですが、最初は三郎から花城の変化をはっきりさせるため、花城をより大人に演じていました。ですが、そこまで肉体的な変化をつけずに精神的なものでという指示をいただき、花城になっても謝憐の前でだけは三郎の持つ柔らかさをしっかりと表に出そう、謝憐とその他の人たちとで差別化を図るというアイデアで出てきました。なので、演じ分けが難しいという感覚はあまりなかったです。
 

——謝憐の前では、花城はデレデレですよね。

福山:そうなんですよね。すべてのことが謝憐と近づくために、触れ合うためにやってるんじゃないかという疑いが出てくるぐらいのことをやっていますよね(笑)。
 

——本展では新作のショートムービーが会期中の前期と後期にわけて上演されますが、久々に花城に声を当ててみていかがでしたか?

福山:元々この美しい映像に声を当てられるというだけで、声優としてとても楽しかったです。映像からインスピレーションをもらって出来た花城という人物像なので、またこうして花城を演じる機会をもらえて嬉しいです。
 
ショートムービーは、まだ描かれていない部分、言うならば「あの裏側でこのような思いがあったのか」というようなものが垣間見えるので、充分見応えがあり、ショートとは言えないほどボリュームもあるのできっと満足していただけるのではないかなと。前期・後期に分かれて内容が変わるということなので、何度でも来ていただく楽しみがあると思います。
 

——ファンの方は「必ず2回行かなくちゃ!」という気持ちになりますね。具体的に見てほしいシーンはありますか?

福山:ネタバレになるといけないんですが、個人的に好きなのが前期で見られる映像の中に、三郎として声をかけるシーンがあるんです。謝憐からの受け答えなのですが、自分の中でも好きな言葉で。近年、三郎として喋る機会がなかなかなかったのですが、収録の時は思いの外すんなり腑に落ちて喋ることが出来たので、そのシーンは気に入っています。
 


 

——『天官賜福』の日本での盛り上がりをどのように感じていますか?

福山:僕も長く声優業をやっている中で、いろんな方から直接思いを伝えていただくという点で『天官賜福』の熱量は一線を画しているなと。見てるよ、面白かったよ、良かったよ、みたいなことは言われても、ファンの方から直接好きですと言ってもらったり、あるお仕事でご一緒した方からは娘がこの作品をきっかけに中国語を勉強して自分で身につけた中国語で原作を読んでいると聞いたり。作品への思いを僕に伝えてくれるケースはそうないので、皆さんの『天官賜福』への思いの強さをとても感じています。
 

——物販エリアで選んだおすすめのグッズを教えてください。

福山:日本の展示会用に描かれたビジュアルを使ったグリッターのアクリル色紙があるんですが、色彩も綺麗で、近くで見ると立体感があって。実物で見ると写真よりも魅力的です。
 
あと4枚のアクリルで構成されているジオラマアクリルスタンドやブックエンドもいいですよね。ブックエンドは普通にアクリルスタンドとしても飾れますが、例えば本を2、3冊挟んで立てると謝憐と花城が離れずに置けるように作られています。飾る側のそれぞれの思いで、いたずらに二人の距離を測って楽しんだりもできる。そういった思いも含んで作られたのかなと思わざるを得ないデザインです(笑)。
 


 

——最後にこれから来場されるファンにメッセージをお願いします。

福山:この会場で初めて見られるものもありますし、日本語吹替版として初めて見ていただくショートムービー、設定資料や原画の数々。グッズ展開も豊富ですし、皆さんに余すことなく楽しんでいただける催しになっています。是非ともご来場いただけますと幸いです!
 

<次ページ:会場の様子をフォトレポート>
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