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『シャンピニオンの魔女』白石晴香が語る、言葉を選び続ける黒魔女・ルーナの魅力

冬アニメ『シャンピニオンの魔女』白石晴香さんインタビュー|短いセリフに込めた膨大な思考――ルーナの“迷い”をどう表現したか

 

ルーナに作ってほしい薬は声優なら誰でも望むであろう万能薬!?

──ルーナはいろいろな薬を作るのが得意ですが、白石さんがルーナに作ってほしい薬は?

白石:一睡もしなくても元気でいられる薬を作ってほしいです。眠れないことが多くて……あっ、そんな心配そうにしないでください! 思い悩んでいるからではなくて、眠ろうとしても脳が活発に動くのが止まらなくて。

よく「寝る前にスマホを見ていたら眠れなくなる」と聞くので、私は寝る1時間前からスマホを見ないようにしています。でも次の日のお仕事に備えてギリギリまで準備をしているので、頭が冴えてしまって。ふとんに入っても考えごとをしたり、頭の中で翌日のシミュレーションをしたりしていると眠れなくなっちゃうんです。それならいっそのこと眠らないでも平気な体になれたら24時間を有効活用できるなと。

お仕事が大好きなので、眠らないで平気なのであれば、たっぷりお仕事をして、さらにその後に友達とご飯を食べに行ったり、ジムに行ったりプライベートも充実させられるので、眠らないでも元気でいられる薬を作ってほしいです。

 

 

──以前、別の作品のインタビューで、ある声優さんに「魔法を使えたら何に使いますか?」と質問したら、「眠らなくても平気になる魔法を自分にかけたい」と答えたことがあって。白石さんも含めて、声優さんは本当に仕事が好きなんですね(笑)。

白石:確かに声優さんはそういう方が多いかもしれませんね。収録以外で、台本を読んだり、原作と向き合う時間が必要なので、どうしても好きなゲームをしたり、お友達と遊ぶことが後回しになってしまうんですよね。なので私と同じ悩みを抱えている方が多いと思います。ルーナが眠らなくても無限に体力が続く薬を発明したら全声優から感謝されると思います(笑)。

──ルーナは作った薬を売ったお金で本を買うほどの本好きですが、白石さんがハマっている本はありますか?

白石:……実は声優をしているのにも関わらず、活字がとても苦手で。もちろん原作がある作品のキャラクターを演じる場合は絶対に原作を読みます。マンガは楽しく、スラスラ読めますが、小説の場合は文字を目で追っていくうちに眠くなっちゃうんです。子供の頃から文字を追うような本を読むと不思議と睡魔が襲ってくる体質で。

──それは体質というか、普通の人ならよくあることでは?

白石:そうなんですか!? そのため幼少期から現在に至るまでお仕事以外で本を読む習慣が全然なくて。でも詩集は好きでした。文字が少ないので(笑)。あと私は普段、気が付けば考えごとをしているので、妄想で膨らませていることが頭の中にありすぎて。そこに本の中の情報を入れたらパンパンになってしまって、脳がフル回転して、容量オーバーになってしまうので。

 

 

──台本が限界ですか?

白石:それくらいですね。日々、文字を目で追っているので、あまりプライベートでは読みません。

──もし白石さんに本をプレゼントするとしたら小説ではなく、絵本や詩集がいいですね。辞典を贈ったらどうなるのかも興味ありますけど(笑)。

白石:文字でいっぱいではなく、絵や写真がいっぱいで、文字少なめでお願いします。ラーメン屋さんのトッピング注文みたい(笑)。

 

アニメの見どころが絵の美しさと演出の素晴らしさ。そして動くキノコのかわいさ!?

──アニメ化されて注目してほしい点をご紹介ください。

白石:原作を読ませていただいた時からキャラクターたちのビジュアルがとにかく好みで。キノコや植物の描き方もとてもかわいくて。アニメになったらどうなるのかなと楽しみな気持ちはありながらも、「スタッフの皆さんはきっと大変だろうな」と心配な気持ちにもなりました(笑)。

そしてPVを視聴させていただいたらあまりにも素敵だったので、1話から12話までこのクオリティで描かれたらすごいなと思いました。この取材の時点では初回に連続で放送される1話と2話だけ完成した映像を視聴させていただいていますが、本当に絵が美しかったし、ルーナの周りで動くキノコちゃん全部がかわいくて。

また差し込む光や舞う花びらなども丁寧に描かれていて、素敵な演出になっているので、原作ファンの方にもきっと喜んでいただけると思いますし、初めて『シャンピニオンの魔女』に触れた方もすっと作品の世界に入り込めると思います。そして一度入ったら没入感もあって、このアニメを観ている時間だけ素敵な非現実を味わわせてくれるのが素晴らしいなと思いました。

そして動いているみんなが観られることで、ルーナとそれぞれのキャラクターとの関係値もよりわかりやすくなるのかなと思いました。例えばルーナはミノス、メリノー、シシィと一緒に暮らしているけど、自然に受け入れられるんですよね。『シャンピニオンの魔女』がアニメーションの力を借りることで、よりリアルで身近なものとして視聴者の皆さんに届くのではないかなと感じています。

 

 

──あと劇中の音楽も作品の幻想的な雰囲気の世界を彩っていますね。

白石:ケルト調の音楽が心地いいですね。

スタッフ:音楽を担当されている、はまたけしさんはアニメの劇伴以外にもたくさんのゲーム音楽を手掛けられています。この作品では音だけの楽曲と歌が入っている楽曲もあるので、オンエアを楽しみにしてください。

白石:楽しみです! 私、アニメを観ている時に劇伴を聴くのが好きで、移動中にもよく劇伴を聴いています。作品の世界観を音楽に落とし込むのはすごい作業だと思います。楽曲を聴くとそのシーンが思い浮かぶようになっているから、視覚的な情報がない状態で作品を感じられるのが劇伴を聴く時の楽しみなんです。このアニメの劇伴も作品の雰囲気にピッタリなので、オンエアで映像と共に聴けるのが楽しみです。

──楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

白石:このアニメを観ていただければ、作品の中に流れている幸せや優しさに浸れると思います。ちょっと悲しいことがあったり、幸せとは感じられない状況下にいても、それをどう受け止めるかによって、日常は大きく変わるかもしれないという大切なメッセージを感じさせてくれる素敵な作品になっています。童話のような優しい絵と音楽、魅力的なキャラクターたちと共に楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

作品情報

シャンピニオンの魔女

あらすじ

黒い森の奥深く、毒キノコのお家にひっそりと、ルーナという一人の魔女が住んでいました。

彼女が触れたり歩いたりしたところには毒キノコが生えることが多く、吐く息や皮膚には毒が混じっています。

街の人達は彼女を“シャンピニオンの魔女”と呼びました。

黒魔女として恐れられている彼女に、近づく者は誰一人いません。

ルーナは今日も薬を売るために街へと向かいます。

彼女の薬は万能薬として大人気で、手にした人はみな口をそろえて感謝の言葉を述べます。

しかし、みな誰が薬を作っているか知りません。

それでもルーナは、今日も薬を作り続けます。

そんなある日のこと。

人の温もりを知らない孤独なルーナに、夢のような出会いが訪れて……。

恋と冒険と感動の魔法ファンタジーが、いま幕を開ける!

──これは、心優しい黒魔女・ルーナとそれを取り巻く人々の、それぞれの愛の物語。

キャスト

ルーナ:白石晴香
リゼ:榊原優希
クロード:福島潤
ミノス:加藤英美里
メリノー:岡咲美保
シシィ:福圓美里
アンリ:千葉翔也

(C)樋口橘・白泉社/「シャンピニオンの魔女」製作委員会

 

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