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『葬送のフリーレン』第30話「南の勇者」振り返り

南の勇者が登場! 未来を切り開く雄姿に心打たれる……──2026年冬アニメ『葬送のフリーレン』第30話(第2期2話)「南の勇者」を振り返ろう! 第31話「好きな場所」の注目ポイントもご紹介!

小学館の少年漫画誌「週刊少年サンデー」にて連載中の漫画『葬送のフリーレン』(原作原案:山田鐘人/作画:アベツカサ)。勇者が魔王を倒した後の世界を描いた独創的な世界観を舞台にした人気のファンタジーです。

2023年にファン待望のアニメ第1期が2クールにわたって放送され、物語はもちろん、映画さながらの美しい作画や音楽も大きな話題に。そんな本作の第2期が1月16日よりついに放送開始となりました。

本稿では、各話の注目シーンやファンが盛り上がった話題の場面をSNSに寄せられたファンの声とともにその内容を振り返っていきます。今回は第30話(第2期2話)「南の勇者」。

フリーレン一行は立ち寄った村で勇者の像を磨く依頼を引き受けます。いつものようにヒンメルの像があるのかと思いきや、そこにいたのは全く違う人物。どうやらフリーレンはその勇者のことを知っているようです。

※本稿には第30話のネタバレ要素が含まれます。

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葬送のフリーレン 第2期
勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。作品名葬送のフリーレン第2期放送形態TVアニメシリーズ葬送のフリーレンスケジュール2026年1月16日(金)~日本テレビ系にてキャストフリーレン:種﨑敦美フェルン:市ノ瀬加那シュタルク:小林千晃ヒンメル:岡本信彦ハイター:東地宏樹アイゼン:上田燿司南の勇者:井上和彦ゼーリエ:伊瀬茉莉也スタッフ原作:山田鐘人・アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中)監督:北川朋哉副監督:原科大樹監督協力:斎藤圭一郎シリーズ構成:鈴木智尋キャラク...

未来を切り開く勇者の雄姿にファン感涙

本話で最も注目を集めたのは新キャラクター・南の勇者(CV.井上和彦)でした。北側諸国の村でフリーレン一行が依頼されたのは「勇者様の像を磨いてくれ」という内容。

これまで各地でヒンメルの銅像を見てきたフェルンとシュタルクは、見知らぬ男性の像に驚き、フリーレンから初めて南の勇者について聞かされました。

南の勇者はヒンメルよりも多くの七崩賢(魔王直下の大魔族)を討ち取った人物。七崩賢の1人・全知のシュラハトと相打ちになりながらも、計3人の七崩賢を討伐。この村のある地域は彼の快進撃によって七崩賢の支配から救われたため、現在も南の勇者への信奉が篤いのだと言います。

実は南の勇者に直接会ったことがあるフリーレン。彼はフリーレンに自分の未来視能力を打ち明けており、1年後に全知のシュラハトと相打ちになる運命さえも見えていることを語りました。

さらに、この後訪れるフリーレンとヒンメルの出会いも予知しており、フリーレンに「道は必ずこの私が切り開く」とヒンメルに伝えるよう頼んだのでした。

視聴者からは「自分が死ぬ未来が見えていても逃げることなく立ち向かうのかっこよすぎる」「自分が世界を救う勇者じゃないとわかっていながら未来の勇者のために戦い抜く雄姿に感動した」「こうやっていろんな人が切り開いた道の先でヒンメルが魔王討伐を成し遂げたんだろうな」などその雄姿に心を打たれたという声が続々寄せられています。

それだけではなく「こんなイケオジが前半パートしか登場しないの勿体なさ過ぎる」「南の勇者好きすぎて1話全部使ってほしかったまである」という感想も寄せられているほどファンの支持を集める南の勇者。

その魅力も相まってか、彼についての考察もSNSを中心に盛り上がっているようです。その要因として大きいのは「南の勇者の死体が見つからなかったことから、今でも南の勇者と全知のシュラハトの戦いは続いていると言われる伝説まである」というフリーレンの発言ではないでしょうか。彼女は魔族に食べられたのだろうと結論付けているものの、その真偽は定かではありません。

様々な形で注目されるのは、南の勇者が魅力的だからこそ。私も1ファンとして、彼の再登場をついつい期待してしまいます。

迫力の戦闘シーン! 前衛シュタルクの活躍が光る!

後半パートでは、魔族が盗んだ伯爵家の宝剣をフリーレンたちが取り返すというストーリーが描かれ、剣の魔族との迫力ある戦闘シーンに注目が集まりました。

大きな剣を振るいながらも跳躍力と素早さを保って戦う剣の魔族は、フリーレンにも勝る速射性を誇るフェルンの攻撃を難なくかわし、正面から防御魔法に切っ先を突き立てます。

力で押し負けた防御魔法が破壊されてしまったところで、すかさず間に割って入ったのは前衛シュタルク。持ち前のパワーで剣の魔族を退け、「こんなときのための前衛だろ」と一言。

最後は上空から狙いを定めていたフリーレンが仕留め、勝負は決することとなりました。

「前衛としての役割をしっかり果たすシュタルクカッコよすぎる!」「いいパーティになったね」「フェルンが危なくてもフリーレンが上空で狙いを定めてるのはシュタルクが守るって信頼してるからだろうな」と、視聴者からは三人の見事な共闘に賞賛の声が寄せられています。

また、フリーレンに「人以外も食べられるのに?」と問われた剣の魔族が「なぜそれが人を食べない理由になるのでしょう」と返したシーンが印象に残ったという視聴者も多数。

剣の魔族の台詞は原作にはないアニメオリジナルのものですが、人と魔族が理解し合えない存在であること、魔族にとって人も動物も同じような認識であることなどを改めて感じた方がいる一方で、「妙に納得してしまった」という声も上がっています。

魔族の考え方を一言に集約したような台詞、皆さんはどのように捉えましたか?

「赤リンゴを青リンゴに変える魔法」の意味とは?

宝剣を取り戻したフリーレン一行は、その報酬として「赤リンゴを青リンゴに変える魔法」を手に入れました。この魔法には意味が込められているのでは? とファンの間では様々な考察がなされています。

ひとつは、前半パートで描かれた南の勇者が赤髪であり、ヒンメルが青髪であることから、魔王を討伐する勇者が受け継がれたことを意味するという説。原作漫画では白黒で描かれていたため、アニメ化したからこそ気付けたという側面も大きいようです。

もうひとつは、赤リンゴの持つ意味に注目した説。赤リンゴはアダムとイヴが食べた神話から「知恵」や「欲望」という意味を持ちます。一方、青リンゴは「未熟さ」「挑戦心」といった意味を持つそうです。

物語終盤で語られた「力を誇示せずにはいられない魔族の欲」や「魔族と同じように欲や衝動に駆られる人間」の話と絡め、欲望を抑えられない魔族(赤リンゴ)から理性ある人間(青リンゴ)へと変わる、という意味に捉えた視聴者もいるようです。

「くだらない魔法だ」と笑って楽しむことも、物語と絡めて深く考察することもできる点が本作の面白さのひとつだと改めて感じました。

今回のアニメオリジナルは?

原作の世界観が忠実に再現されている本作ですが、アニメオリジナルのシーンも続々登場! ここからはアニメだけのカットをご紹介していきます。もちろん、下記のもの以外にも細かな部分で違うところやアニメだけの台詞もあるのでぜひ原作と見比べてみてくださいね。

南の勇者と全知のシュラハトの人形劇

南の勇者と全知のシュラハトの人形劇を子どもたちに見せるシーン自体は原作にも2コマだけ登場しますが、アニメほどしっかり描かれてはいません。こちらのシーン、実際に人形が制作され、人形操作の実演も行われたそうです。

 

「君は七崩賢を知っているね?」

南の勇者が未来視を打ち明けた際に興味を示さないフリーレンに対し、「それではひとつ、君が興味を持つだろうことを」「君は七崩賢を知っているね?」と話す台詞はアニメオリジナルのものです。その際、一瞬挟まれるフリーレンが何者かと対峙するカットも原作にはありません。対峙していたのは誰だったのか、それは今後のストーリーで明らかになることでしょう。
 

ヒンメルに伝えるフリーレン

南の勇者からの伝言をフリーレンがヒンメルに伝えているシーンもアニメにしか描かれていません。とはいっても、2人の声は聞こえず、実際にはどのように伝えていたのかは不明。ハッとしたヒンメルの表情が印象的でした。
 

剣の魔族とのバトル

原作では剣の魔族との戦いは5コマだけで、上空からフリーレンがゾルトラークで討伐した描写がメインになっています。フェルンとの戦闘やシュタルクの前衛としての活躍はアニメオリジナルの演出です。
 

戦闘後と馬車での会話

剣の魔族との戦闘後の会話と馬車での会話はアニメだけのオリジナルシーン。人が祈りを捧げるために目を閉じる隙を狙う魔族の狡猾さや欲望に抗えない魔族の性分、そして人間も同じ一面を持っていることなどが語られました。原作にはない会話ですが、物語をより奥深いものにしてくれています。

第31話「好きな場所」の見どころは?

次回は、第2期の第2弾ティザービジュアルにもなっていた足湯のストーリーが描かれます。労力に見合わない秘湯に行ってみたいというシュタルク。果たしてどのような想いを抱いているのでしょうか。

その後、大きな街に到着したフリーレン一行。フェルンとシュタルクはなんとデートをすることに……! 本話ではフェルンとシュタルクの連携に尊さを感じた方も多いことでしょう。2人の関係推しのファンにはたまらないご褒美回になりそうです!

 

作品情報

葬送のフリーレン 第2期
作品名 葬送のフリーレン 第2期
スケジュール 2026年1月16日(金)~
日本テレビ系にて
あらすじ 勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。
キャスト フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
南の勇者:井上和彦
ゼーリエ:伊瀬茉莉也
スタッフ 原作:山田鐘人アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:北川朋哉
副監督:原科大樹
監督協力:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン:高瀬丸 小嶋慶祐 藤中友里
コンセプトアート:吉岡誠子
デザインワークス:小橋弘侑 原野瑠奈 瀬口泉 原科大樹
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:今垣佳奈
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
音楽:Evan Call
アニメーション制作:マッドハウス
主題歌 OP:「lulu.」Mrs. GREEN APPLE
ED:「The Story of Us」milet
電子書籍 『葬送のフリーレン』電子書籍(コミック)

(C)山田鐘人アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

 

1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。

この記事をかいた人

わたなべみきこ
出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

担当記事

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