
「青春ブタ野郎はイルミネーションの夢を見ない」レポート|石川界人さん、瀬戸麻沙美さんら声優陣7名が登壇!これまでの《大学生編》の物語を生アフレコとトークで振り返る一日に
生アフレコでは《大学生編》の名場面を再演!
まずは咲太と美織の飲み会帰りの一幕について。唐揚げを食べた咲太を気遣い、美織が口臭対策のアイテムを手渡す場面となっていましたが、石見さんはそんな美織の察しの良さに言及。石川さんはここで咲太が“思春期症候群”というワードを久々に聞いたと発言したことに注目しており、ここから再び物語が動き出すという期待があったと話してくれました。
「迷えるシンガー編」では卯月が咲太に「(※これまでの卯月と思春期症候群で空気が読めるようになった卯月)どっちの私がいい?」と聞くなど、ステージに立てなくなるくらいの迷いを見せていました。最終的にライブ当日も会場にはきており、仲間たちの頑張りもあって乗り越えられましたが、雨宮さんはこれまで迷う瞬間のなかった卯月に、そんな迷いが生まれたことがとても大きなことだったのではないかと語っていました。
まだ“ミニスカサンタ”であることしかわからなかった寧々と、咲太が初めて言葉を交わしたシーンも話題に上りました。上田さんはこの時点ではまだわからないことだらけだったそうですが、そのままで良いとのディレクションを受けていたのだとか。寧々自身も自分のことがわかっていないという雰囲気を出してほしいとの意図があったそうで、今回の生アフレコを通して咲太と掛け合い、収録当時を振り返ることができたそう。
「ナイチンゲール編」では山根さんが、最初に演じたシーンと後に演じたシーンとで今咲太たちがいる世界の郁実なのか、もうひとつの可能性の世界での郁実なのか背景の違うふたりの郁実に声をあてることになったことに触れました。また、中学の同窓会の帰路で咲太からかけられた言葉については、郁実の状況は変わっていないものの晴れやかな気持ちもあるので、最後の「今日で良かった」という台詞の言い方に悩んだことを明かしてくれました。
咲太が郁実にかけた言葉について石川さんは、咲太からすると忘れられない記憶を抱えたままなので、既に郁実にかけた言葉通りのことを実践した上での発言になっていると語りました。そして、同じように心に傷を負った者同士として、それと向き合って日々を過ごすしかないんじゃないかなという咲太からの提案だったのではないかとも。
「マイスチューデント編」紗良については小悪魔的な一面があり、最初は少し苦手意識があったと語る小原さん。そんな紗良のことをどうしたら好きになれるのか考えながら収録に臨んだそうですが、麻衣という壁にぶつかり咲太を思い通りにできなかったことで、良い女性への歩みをまた一歩進められたように思えたそうです。
「サンタクロース編」ではまず咲太と寧々の共通の知人である福山拓海についてふたりがドライブしながら語る場面が披露されました。上田さんはふたりの拓海への気持ちはLikeとLoveで違いがあるものの、このシーンで咲太と寧々が腹を割って柔らかく話せているところが印象に残った様子。
続いて最終話の寧々の存在を思い出した拓海と掛け合うシーンが話題に上ると、上田さんは素敵な人たちと出会い自分の価値を見直す中で寧々のような気持ちになることがあると寧々に共感を示しました。
だからこそ寧々は自分のことが嫌いになったのだろうなとも思ったそうですが、そんな中でも寧々が拓海のことを本当に好きなんだということは感じ取っていたそうです。そのおかげか拓海が隣にいて常に寧々の味方でいてくれるかのように思うことができ、この掛け合いをひとりで演じることになっても心強かったと述べていました。
生アフレコ最後は美織との最終話ラストシーンでしたが、石見さんは咲太と掛け合うシーンがこの《大学生編》では多かったとコメント。加えて美織は自分のことも相手のことも達観した視点で見ており、それを鋭く言語化してくれるようにも感じていると話していました。
石川さんからすると美織は芯を食ったような発言が目立つそうですが、今回の朗読劇で美織が咲太と麻衣の二人きりのデートに割って入って一緒にスケートを楽しんだ場面を例に挙げつつ、たとえ強い言葉で拒絶しているように見えても本当に嫌っている訳ではないと汲んでくれる……という信頼が咲太と美織のお互いに生まれているように考えていたそうです。
なお、【夜の部】では一部生アフレコシーンが変更になり、それについてまた改めて声優陣によるトークが繰り広げられました。
「迷えるシンガー編」からは最序盤の豊浜のどかに違和感に気付かれてしまう卯月のシーンでしたが、雨宮さんは普段の卯月との違いが一番出ていたとコメント。のどかの顔色を伺って自分は敵ではないと伝えようとしていましたが、あまりのギャップに演じていて楽しさがあったとのこと。
「ナイチンゲール編」は、峰ヶ原高校の教室での咲太と郁実のやり取り。山根さんはこのシーンも含めて、郁実は自分が何者かになることで過去のコンプレックスを克服しようとしていると話しました。また、ここでその答えかのように思えるアドバイスを咲太からもらったことで、そのままの自分で日々を生きていくしかないと郁実なりに汲み取ったのだとも。
「マイスチューデント編」はシーンに変更がなかったものの、瀬戸さんが麻衣も紗良の危うさを感じ取って言わなきゃならないことがあると思っていたのではないかと話していました。言い方によっては紗良に対してマウントを取っているかのようにも見えてしまうような場面でしたが、麻衣ならそういう風に伝わる言い方はしないと考え、真っすぐに伝えられるように意識していたのだとか。
「サンタクロース編」に関しては、第12話「トナカイの仕事」で咲太が寧々の部屋を訪れた際の一幕を改めて演じられたことで、その後の拓海との掛け合いが【昼の部】とはまた別の寧々で演じられたという話に。
【昼の部】では咲太とのドライブシーンからの流れで拓海との掛け合いに進んだので、少し希望を持った状態で臨むことができたそう。【夜の部】では自分の名前すらわからないくらい追い詰められて、ある種の自暴自棄になったかのような状態の寧々からの掛け合いになったので、より拓海との掛け合いでドロドロとしたものを出すことができたのだとか。
そんな生アフレコならではの要素について、石川さんは収録時と違って絵や音も揃った状態をチェックした上でお芝居ができるので、収録当時よりブラッシュアップしたお芝居をファンのみなさんに披露できて良かったと語っていました。
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