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『地獄楽』第二期 山田浅ェ門殊現役・鈴木崚汰さんインタビュー

『地獄楽』鈴木崚汰さんインタビュー|”皆殺し”が始まる!? 鈴木さんが語る、山田浅ェ門殊現の正義と狂気

TVアニメ『地獄楽』第二期から、追加上陸組として新たに登場する山田浅ェ門殊現。“正義”を振りかざしながらも、どこか危うい狂気をはらんだ彼を演じるのは、声優・鈴木崚汰さんです。

劇中でも異彩を放つ殊現の信念や揺らぎ、その「説得力ある強さ」をどう表現したのか。現場でのエピソードや、共演者への敬意を交えながら、作品とキャラクターへの想いをたっぷりと語っていただきました。

 

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地獄楽 第二期
仙薬の手がかりを求め、島を統べる化物"天仙"の居城に着いた一行。島からの生還には、もはや死罪人も執行人も関係なく協力が不可欠だった。一方で、幕府は“山田浅ェ門殊現”を筆頭に神仙郷への追加上陸を命じていた。そこには、画眉丸と因縁のある石隠れ衆の姿も。一刻も早く仙薬を見つけて島から脱出しようとする画眉丸たちだったが、彼らの前に天仙たちが立ち塞がる。仙薬を巡る戦いは“人間”と“天仙”の全面対決に突入する——!!作品名地獄楽第二期放送形態TVアニメシリーズ地獄楽スケジュール2026年1月11日(日)~テレビ東京ほかキャスト画眉丸:小林千晃山田浅ェ門佐切:花守ゆみり亜左弔兵衛:木村良平山田浅ェ門桐馬:小野賢章杠:高橋李依山田浅ェ門士遠:小林親弘ヌルガイ:小市眞琴民谷巌鉄斎:稲田徹山田浅ェ門付知:市川蒼山田浅ェ門殊現:鈴木崚汰山田浅ェ門十禾:遊佐浩二山田浅ェ門清丸:内田真礼山田浅ェ門威鈴:大原さやかメイ:小原好美天仙:諏訪部順一天仙:甲斐田裕子シジャ:村瀬歩スタッフ原作:賀来ゆうじ『地獄楽』(集英社ジャンプコミックス刊)監督:牧田佳織シリーズ構成:金田一明キャラクターデザイン:久木晃嗣美術監督:東潤一色彩設計:末永絢子撮影監督:...

 

追加キャラとして、強者として説得力を持ちたい

──ついに鈴木さんが演じる山田浅ェ門殊現が登場となりました。TVアニメ『地獄楽』に参加が決まった際のご心境をお聞かせください。

鈴木崚汰さん(以下、鈴木):3年ほど前に、オーディションで殊現を演じることが決まりました。正直、当時は「追加キャラは先輩方が演じるものなんだろうな」と思っていたんです。

殊現は劇中でもかなりの実力を持った強いキャラクターですし、僕よりもキャリアを積んできた方が演じるんだろうなと。

でも、実際にテープを録ってみたときに「自分の声と相性がいいかもしれない」と感じて。お役決定のご連絡をいただいたときは本当にうれしかったです。

──確かに、追加キャラクターをベテランの方が演じるケースはよくありますよね。

鈴木:追加キャラってシンプルに強いじゃないですか(笑)。物語が佳境に入っていく中で、作品全体の勢いをさらに増すためにも、声にもお芝居にも説得力のある方が演じることが多い印象を持っています。

──キャスト発表後、ファンの反応などはご覧になりましたか?

鈴木:はい。「楽しみ」や「期待している」というようなポジティブな反応をいただいて、一安心した記憶があります。

──初めて原作を読んだときの印象はいかがでしたか?

鈴木:時代背景的にも現代とは違う世界なんですけど、どこか宗教・哲学的な部分もあったり、普段の生活では馴染みのない言葉や思想が出てくる。だから「自分の知らない世界を覗いている」ような感覚でした。とても新鮮だったのを覚えています。

もちろん『ジャンプ+』の作品らしくバトルも魅力的なんですが、それ以上に人間の生き様を描いている作品だと思います。

死罪人と打ち首執行人という、まったく違う立場の人たちが手を組んで行動し、命の危機や使命の中で戦っていく。その過程で、お互いの中に自分にないものを見つけ、憧れを抱いたり、理解を深めていく。

単なるバトルものではなく、人間同士の心のやり取りが丁寧に描かれている作品だなという印象を受けました。

──「罪人と打ち首執行人」という相反する立場の者たちがバディになる構造は、『地獄楽』の大きなテーマのひとつですよね。

鈴木:物語の序盤では、浅ェ門たちはそれぞれ「打ち首執行人」としての立場をしっかり保っていますよね。佐切のように「手縄は必ずつけてください」と言って真面目なキャラもいれば、士遠のように罪人を処刑することに一切のためらいがないタイプもいる。

一方で「もう帰りたい」「面倒だ」と軽口を叩く者もいて、浅ェ門の中にもいろんな人間がいるんですよね。

ただ、彼らはいずれも国のために存在しているので、死罪人に対して情を持ってはいけない。「私情を挟むな」というのが最初のルールとして描かれていると思いました。

でも、それぞれが「なぜ死罪人として連れてこられたのか」「なぜ生きて帰らなければならないのか」という背景が少しずつ明かされていく中で、立場を超えて人として向き合うようになる。特にヌルガイは心の通わせ方が純粋ですよね。

 

正義と狂気の男 殊現

── 一方で、殊現はあまり考え方が変わらなさそうな浅ェ門です。

鈴木:殊現は「正義に囚われている男」という印象が強いです。彼にとっての正義を行使するためなら、手段を選ばない。他の浅ェ門たちと比べても、どこか一本ネジが外れているような、危うさを感じるキャラクターです。

「正義」を貫いた結果、誰もついてこなくなることもあるかもしれない。それでも自分の命を賭して正義を実行しようとする――そういう、自分の命さえも厭わないところがあって。その意味で、人間としてどこか不安定で危うい存在なんです。

だからもし彼が初めから島にいたら、おそらく「皆殺し」……全員斬られていたと思います(笑)。

あれだけ自由に動いていた死罪人たちを絶対に許さなかったでしょうし、それに肩入れしていた浅ェ門たちのことも、関係なく斬り伏せていたんじゃないかと思います。

──「皆殺し」は印象的なセリフですよね。殊現は涙を流しながら浅ェ門達を斬ってしまいそうです……。

鈴木:ただの仲間思いとか、情に厚いだけの人物ではないですよね。もちろん、そういう部分も魅力だとは思います。

例えば、衛善の亡骸を見た時の涙も「果たして殊現は本心から泣いているのか?」と考えました。

感情が見えるようでいて、その奥にあるものが読み切れない。演じていても難しいキャラクターだと思います。

──視聴者としても17話の時点では、まだまだ彼の本質はわからないです。

鈴木:「正義の男」という印象で映っていると思うのですが、そこにある「正義の狂気」みたいなものが、今後どんどん描かれていくと思いますね。

その正義がどこまで純粋で、どこから狂気なのかという境界線が、彼の見どころのひとつです。

──“強さと弱さのバランス”というのも、この作品の大きなテーマになっていますよね。

鈴木:殊現というキャラクターは、そのバランスを体現しているかなと。上陸してすぐの時点で、相当な勢いで敵をなぎ倒していましたし、すでに氣(タオ)を使いこなしているような雰囲気さえある。士遠にも教えを請いていましたからね。

 

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