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『葬送のフリーレン』第33話「北部高原の物流」振り返り

フリーレンの旅終了のお知らせ!? 鉱山で300年働くことになったその理由とは?──2026年冬アニメ『葬送のフリーレン』第33話(第2期5話)「北部高原の物流」を振り返ろう! 2月27日より始まる【神技のレヴォルテ編】の注目ポイントもご紹介!

小学館の少年漫画誌「週刊少年サンデー」にて連載中の漫画『葬送のフリーレン』(原作原案:山田鐘人/作画:アベツカサ)。勇者が魔王を倒した後の世界を描いた独創的な世界観を舞台にした人気のファンタジーです。

2023年にファン待望のアニメ第1期が2クールにわたって放送され、物語はもちろん、映画さながらの美しい作画や音楽も大きな話題に。そんな本作の第2期が1月16日より放送中です。

本稿では、各話の注目シーンやファンが盛り上がった話題の場面をSNSに寄せられたファンの声とともにその内容を振り返っていきます。今回は第33話(第2期5話)「北部高原の物流」。

旅の最中、フリーレンが鉱山で300年も働くことに!? 突然打たれた旅の終止符は意外な展開へと繋がります。アニメオリジナルの魔法の演出も話題になりました。

※本稿には第33話のネタバレ要素が含まれます。

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葬送のフリーレン 第2期
勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。作品名葬送のフリーレン第2期放送形態TVアニメシリーズ葬送のフリーレンスケジュール2026年1月16日(金)~日本テレビ系にてキャストフリーレン:種﨑敦美フェルン:市ノ瀬加那シュタルク:小林千晃ヒンメル:岡本信彦ハイター:東地宏樹アイゼン:上田燿司南の勇者:井上和彦ゼーリエ:伊瀬茉莉也レヴォルテ:三木眞一郎スタッフ原作:山田鐘人・アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中)監督:北川朋哉副監督:原科大樹監督協力:斎藤圭一郎シリーズ...

労働のフリーレン? 鉱山で300年働くことに!?

本話で注目を集めたのは、鉱山で300年働くことになりしょんぼりするフリーレンの姿。服も鞄もすべて没収されて簡素な服に身を包み涙を見せる大魔法使いの姿はとても可愛いのですが、一体何があったのでしょうか

北部高原を進んでいたフリーレン一行。そのほとんどが不毛の土地である北部高原は、物資が流通しておらず、食糧は食べ物とは思えないほど堅いパンしか手に入りません。

それでも以前は、独自の流通網と軍事力を持つ武装商会・ノルム商会が北部高原全体に物資を行き渡らせていました。物資の流通が滞っていることから、ノルム商会の力の衰えを肌で感じながらフリーレンはノルム商会領へと足を踏み入れます。

領内の関所で声をかけられたフリーレンは商会長・ノルムの元へと連行され、80年前にヒンメルたちとともに借りた借金の返済を求められてしまいました。ちょうど路銀に余裕のあったフリーレンは自信たっぷりに手持ちの資金を出すも、80年分の利息によって膨れ上がった借金には到底足りません。

かくしてフリーレンは借金返済のために鉱山で300年働くことに。みすぼらしい格好でつるはしを担ぐしょぼしょぼ顔のフリーレンに困惑するフェルンとシュタルク。「私の旅もここで終わりだね」魔王を打ち倒した伝説の魔法使いはそう言い残し、大男2人に担がれていってしまいました。

「情けない姿で連行されるフリーレン笑ったw」「しょぼん顔に発掘姿のフリーレン可愛くて癒された」「エルフでもさすがに300年は涙出るんやねw」「300年の鉱山労働はあまりにブラックすぎる」と視聴者の中でも話題に。

思わぬ形で旅が終了してしまうかと思いきや、ノルム卿には別の思惑があったのです。北部高原の情勢悪化に伴い、ノルム商会は魔族との戦いで武装隊商と軍の3割を失っており、独自の流通網も壊滅的に。そのため物流状況も悪化してしまったのでした。

そんな状況下で領地に偶然訪れたフリーレン。ノルム卿は開発中の鉱山で彼女に魔法で銀鉱を見つけてもらい、その莫大な利益で商会を立て直し、北部高原の物流を回復させようと考えたのでした。

ノルム卿の思惑通り、フリーレンは魔法を使ってあっという間に銀鉱を発見。銀鉱石を見つける魔法はとても壮大に描かれており、誰にでも使える魔法ではないことが感じられました。

こうして300年分の働きを終えたフリーレンは鉱山労働から解放され、無事に仲間と合流。フリーレンを助けるためにフェルンとシュタルクが計画していた鉱山襲撃は未遂に終わりました。

本ストーリーで改めてフリーレンが強大な力を持つ魔法使いだと感じたのですが、彼女が本気を出せばいくら屈強な大男とはいえ人間2人もノルム卿もあっという間に倒して逃げてしまえることでしょう。彼女は意識して人間の倫理観に従っており、いざとなれば自分の力でどうにでもできるからこそ、常に冷静でいられるのだなと実感しました。

また、80年前に受けた恩をきちんと返すフリーレンに「心を打たれた」という声も多数。人と人の温情が巡る優しい構図が私たちの心をじんわりと温めてくれました。

皇帝酒は最上の名酒? 新キャラクター・ミリアルデの声優にも注目集まる!

前半パートで描かれたのは、最上の名酒と謳われる皇帝酒(ボースハフト)を200年以上探し続けるドワーフ・ファスの物語。彼は勇者一行での旅でこの街に訪れたフリーレンと会ったことがあり、80年ぶりに再会を果たしました。

長年探し続けている皇帝酒の所在がとうとうわかり、酒を保存するために張られた強力な結界をフリーレンに解除してほしいとライヒ金貨20枚を報酬に依頼するも、フリーレンはきっぱりと拒否。いつにもましてドライな様子です。

しかし、しばらく生活に困らないほどの大金を提示されたフェルンとシュタルクが強引に話を進め、結局ファスの依頼を受けることに。フリーレンが気乗りしなかった理由は、皇帝酒が最上の名酒どころか、とんでもなく不味い最低の安酒であることを知っていたからでした。

ファスが皇帝酒に人生を捧げるきっかけとなった“皇帝酒は最上の名酒である”ことを讃える碑文は、フリーレンの知人であるエルフ・ミリアルデが大昔に掘ったもの。彼女は長すぎる人生の暇つぶしにそんな大嘘を石碑に刻んだのです。

ミリアルデはミステリアスなエルフで、声を務めるのは能登麻美子さん。「能登麻美子さんのミリアルデめちゃくちゃよかった!」「ミリアルデ、雰囲気のある美人で好き」「かわいくて声が能登さんってずるい」と登場するや否や視聴者の注目の的に。

そんなミリアルデの暇つぶしに人生をもてあそばれてしまったファスをフリーレンは気の毒に思っていたのでしょうね。不味い酒だとわかっていながらそのことを決して口にしなかったところからも彼女の優しさが感じられます。

しかし、人生を捧げて探し当てた最低の安酒を口にしたファスは、フリーレンの予想に反して大笑い。町のみんなを巻き添えにして皇帝酒祭りを開催し、フリーレン達のおかげで人生最上の楽しい夜を過ごせたと感謝を口にしました。

「ファスのポジティブ思考見習いたい」「お酒も人生も楽しまなきゃだよね」「俺もこんなカッコイイ酒飲みになりたい」と望んだ結果とは違ってもポジティブに受け止めたファスの姿勢に感銘を受けた視聴者たち。

「この話のオチ大好き」「少し泣いてしまった」「フリーレンはこういう何でもない話が抜群に面白いんだよね」「結果ではなくてそこに行きつくまでの時間を誰とどう過ごしたかが重視されるストーリーはフリーレンの物語の根幹をついてる」と、何気ないように描かれた物語に強く心を打たれたという感想も多数寄せられています。

それにしても、無気力なミリアルデは「人生をかけて探したものが、なんの価値もないゴミだった」ことを遠い昔の私の話、と語っていました。彼女が無気力になってしまったのはその経験のせいなのでしょうが、一体何があったのか、とても気になります……。

今回のアニメオリジナルは?

原作の世界観が忠実に再現されている本作ですが、アニメオリジナルのシーンも続々登場! ここからはアニメだけのカットをご紹介していきます。もちろん、下記のもの以外にも細かな部分で違うところやアニメだけの台詞もあるのでぜひ原作と見比べてみてくださいね。

石室の結界の解除

石室の結界を解除する魔法を使っているシーンは原作にも登場しますが、小さいコマでしか描かれておらず、かつフリーレンの後ろ姿のみで手元の様子は見えません。アニメではどのような動作で結界の解除が行われているのかがわかるようになっていました。

 

銀鉱石を探す魔法を使うシーン

原作で銀鉱石を探す魔法が描かれているのはひとコマのみ。フリーレンが浮き上がる場面だけであり、アニメのように強い風圧が生じたり、周囲がまるで宇宙のようになったりする描写はありません。

 

先々代のノルム卿に資金提供をしてもらう勇者一行

先々代ノルム卿に資金提供を受ける勇者一行の姿はアニメのオリジナルカットです。ヒンメルたちの困惑気味な表情から、全く期待されていない自分たちに資金提供をしてくれるとは思ってもみなかった様子がうかがえます。

2月27日より放送開始! 第34話からの「神技のレヴォルテ編」の見どころは?

次回第34話「討伐要請」から新章となる「神技のレヴォルテ編」がスタート。本編の見どころはなんといっても本格的なバトルでしょう。これまでの比較的平和だったフリーレン一行の旅とはうってかわって、強大な魔族との激しい戦闘が展開されます。

フリーレン、フェルン、シュタルクだけでなく、一級魔法使い試験で試験官を務めていたゲナウと試験合格者のメトーデも加わり、4人の魔法使いと1人の戦士による魔族討伐任務が始まります。

対するは魔族の将軍“神技のレヴォルテ”率いる手練れの魔族たち。特にレヴォルテは自身の魔法で作り出した剣四刀を駆使する強敵です。声を担当するのは三木眞一郎さんということもあり、ファンからも熱い期待が寄せられています。

放送は2月27日よりスタート。1週間お預けとなってしまいますが、その分期待が膨らみますね!

 

作品情報

葬送のフリーレン 第2期
作品名 葬送のフリーレン 第2期
スケジュール 2026年1月16日(金)~
日本テレビ系にて
あらすじ 勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。
キャスト フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
南の勇者:井上和彦
ゼーリエ:伊瀬茉莉也
レヴォルテ:三木眞一郎
スタッフ 原作:山田鐘人アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:北川朋哉
副監督:原科大樹
監督協力:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン:高瀬丸 小嶋慶祐 藤中友里
コンセプトアート:吉岡誠子
デザインワークス:小橋弘侑 原野瑠奈 瀬口泉 原科大樹
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:今垣佳奈
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
音楽:Evan Call
アニメーション制作:マッドハウス
主題歌 OP:「lulu.」Mrs. GREEN APPLE
ED:「The Story of Us」milet
電子書籍 『葬送のフリーレン』電子書籍(コミック)

(C)山田鐘人アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

 

1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。

この記事をかいた人

わたなべみきこ
出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

担当記事

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