
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』連載インタビュー第20回:蝙蝠男役・吉野裕行さん 前編|蝙蝠男は“ボス”なのか!? 雲田との対比と意外な狡猾さに垣間見るキャラクター性
蝙蝠男は完全に人間を舐めている
ーー『仮面ライダー』に登場する蝙蝠男というキャラクターはご存じでしたか?
吉野:ゲームなどで存在を知っていたくらいです。もちろん実写の特撮とは違う作品ですから、本作の彼がどんなキャラクターなのかは、原作漫画からイメージしました。
ーーどのようなイメージを持って、蝙蝠男を演じられたのでしょうか。
吉野:雲田よりもガツガツした、エネルギー溢れるイメージで演じました。雲田はどう見ても“きれいめ”なので、蝙蝠男は“そうじゃない方”なのだろうと(笑)。ディレクターからの修正なども汲みつつ、描かれている通り悪そうなイメージで演じています。
ーー雲田との対比を考えられたんですね。
吉野:そうですね。アニメを観ていただければ分かりますけど、内山君(雲田役:内山昂輝さん)は、あまり叫ばないキャラクターです。漫画を読んでいても、淡々としている雰囲気がある。そんな彼と比べると、蝙蝠男はうるさい“輩(やから)”なんですよ。とはいえ、かなり頭は良いのだろうとも感じます。
ーーどういったところに蝙蝠男の頭の良さを感じられましたか?
吉野:けっこう賢い方法で仲間を増やしているんです。てっきり「近くにいた通行人を片っ端から襲って、ネズミ算的に仲間を増やしていくようなやり方だろう」と思いましたが……。
ーー実際には裏で糸を引くような方法を取っています。
吉野:蝙蝠男がやっていることは、現代の犯罪の手口に近いですよね。現場にいないなんて、まさに“指示役”です。現状、蝙蝠男が前線に出ることは少なく、アイドルや戦闘員を部下として使っているだけなんですよ。フィジカルにものを言わせる脳筋タイプに見えて、決してそれだけではない。
今のところは偉そうに計画を語るばかりですが、残り話数でどうなっていくのか……。
ーー蝙蝠男と雲田は、人間に対するスタンスがかなり違いますよね。
吉野:蝙蝠男は完全に人間を舐めていますよね。脳筋ではないにしても、そういうところには頭の良し悪しを感じざるを得ません。やっぱり蝙蝠男はそのレベルなんです。雲田には良い出会いがありましたから、今後も結構“変わっていく人”なんじゃないでしょうか。
ーー雲田のほうは人間に対する認識などがどんどん変わっていきますね。
吉野:序盤はもう少し簡単に人を殺していた気がしていましたが、瀬田セナとのラーメンの件(14話・15話)あたりから一気に変わりますよね。彼自身もさらに強くなれるんじゃないかなと思っています。
ーー蝙蝠男と雲田との関係については、どんな印象がありますか?
吉野:雲田に限らず、他の怪人との関係性に関してもまだ分からない部分が多いです。
組織として繋がっているだけで仲良しではないのだろうと思いますが、漫画でも怪人同士の関係性はそこまで掘り下げられていません。アニメはアニメで展開の仕方も違いますから、僕自身はあまり気にしてないです(笑)。



















































