
「TL・BL好きを幸せに」へ本気で取り組む、オタク社員の愛があふれる「らぶカル」1周年記念インタビュー【有名企業に突撃!オタク訪問】
“オタク”という言葉が一般的になり、オタ活や推し活という概念が共通認識になってきた昨今。オタクであることをオープンにして、逆にそれを強みにしている人たちも多くなってきました。数々の有名企業でも「これはオタクがやったな……!」と思わしき施策が散見されるように。
そんな一流企業で活躍するオタクさんたちに会いに行く企画【有名企業に突撃!オタク訪問】も今回で第3回目となります。
今回訪問するオタクさんは、TL/乙女向け・BL作品に特化したダウンロード販売サービス「らぶカル」を運営する株式会社デジタルコマースのみなさんです。
【有名企業に突撃!オタク訪問】の取材先の中でも、特に「好き」をそのまま仕事にされた方々にお集まりいただきました。
作品への愛があるからこそ、仕事にも本気で取り組める。そんな素敵な皆さんの働き方とオタ活事情に迫ります!
「らぶカル」とは?
「らぶカル」は、「TL/乙女向け・BL同人作品をもっと見たい、知りたい、出会いたい」というファンの皆様の願いに応えるダウンロード販売サービスです。「らぶカル」でしか出会えない限定作品や様々なキャンペーンなどを通して、作品との出会いをサポートします。
作品を届ける、サークルさんに寄り添う。プロモーションと営業の最前線で見える景色
──「らぶカル」1周年おめでとうございます。まずは簡単な自己紹介をお願いします。
てーも:初めまして!「らぶカル」のプロモーションチームに所属しているてーもと申します。主な業務内容としては、サークルさんの大切な作品をより多くのユーザーさんに届けるための施策を担当しています。例えば、クーポン企画やサイト上でのキャンペーンなど、宣伝企画を主に手掛けています。
▲てーもさん
──漫画もお好きとのことですが、普段どんなジャンルを読まれているのですか?
てーも:漫画は幅広く楽しんでいます。TLやBLはもちろん、全年齢向けの少女漫画や少年漫画も読んでいます。毎月だいたい2〜3万円、多いともう少し超えてしまうこともありますけど、電子書籍を購入して楽しんでいますね。
──毎月2〜3万円とはすごい量ですね。
てーも:月額コースに登録しているのですが、ポイントがなくなるたびに追加購入してしまいます(笑)。気が付くと課金額が増えているんですよね。
──ちなみに今、特におすすめの作品があれば教えてもらえますか?
てーも:アニメの第2期も始まっている『メダリスト』にハマっています。漫画も何度も読み返していて、アニメと同時に楽しんでいる状態です。
──『メダリスト』! また良いチョイスですね……!
てーも:ふふふ。おすすめです!
──続いて、雄推(おすおす)さんも自己紹介をお願いします。
雄推:初めまして。雄推と申します。業務としては主にサークルさんと直接関わる仕事をしています。
▲雄推さん
素敵な作品を見つけて、「らぶカル」で配信してほしいという熱い想いをサークルさんにお伝えする毎日です。また、イベントでは「らぶカル」として出展しているので、直接お話する機会もあります。
配信いただけることになったら、より多くのユーザーさんに知っていただけるような販促や戦略を考えます。
──幅広い対応をされているわけですね。
雄推:そうですね。ただ、正直に言うと「らぶカル」はまだできて間もない、いわば赤ちゃんのようなサービスです。なので、業務の枠を超えて議論をしていることも多いですね。
例えば、「らぶカル」がもっと良くなるための新機能や、管理システムの利便性向上などのアイデア出しを、毎日のように行われるミーティングで話し合っています。これはてーもさんも私も共通して取り組んでいることかなと思います。
──なるほど。そして、もちろんオタクさんですか……?
雄推:はい(笑)。私の一番は漫画ですね。紙の商業BL作品だけで家に2,300冊以上あります!ただ、多趣味なのでアウトドアも結構好きですし、インドアだとドラマやアニメをよく観ています。最近だと恋リア(恋愛リアリティショー)をNetflixで観たりしています。
趣味と仕事の領域が重なる“最高の仕事”
──お二人ともやはり漫画やBL、TLが好きなことがきっかけで、今のお仕事をされているんですか?
てーも:本当に好きで、このチームに入る前から主にTLをよく購入していました。
雄推:私もめちゃくちゃ好きです。私はどちらかというと、TLよりもBLの方をよく読んでいます。好きだからこそ、この会社に入社しました。
▲今回のインタビューはオンラインでお話を伺いました
──どういったきっかけでTLやBLに出会ったんですか?
てーも: 出会ったきっかけですか……もう気づいたらそこにあった感じですね(笑)。私の周りでは学生のときにBLっぽい作品や、ライトな作品をちらほら読んでいる子も多かったんです。「これ面白いよ」って友達に勧められて読んでみたら抵抗なく読めた、というのが私の場合です。そこから自然にBLに入っていきました。
TLを読み始める人は、少女漫画を読んでいる時期が長くて、少女漫画では描かれないようなシーンを読みたくなってTLなどに手を伸ばす、といった流れがあると思います。私の場合もそんな感じでした。
雄推:私もてーもさんと似たような感じでBLに入ったんですが、きっかけが明確にありました。電子書籍で漫画を読み漁っていたときに、たまたま『ひだまりが聴こえる』という商業BL漫画に出会ったんです。最初、それをBLだと思わず、ヒューマンドラマ系なのかなと思って読み進めていたら、どんどん男性同士の恋愛模様に発展していって……。「あれ、これはBがLしてるぞ」みたいな状況に(笑)。
──そういうのありますよね!
雄推:正直、BLという知識はあったんですが、それを自分で初めて読んで衝撃を受けました。そこからはズブズブにハマっていきましたね。他の作品も読み漁り、グッズを買ったりといった形で、どっぷり好きになりました。
TLもてーもさんと同じ感じで、少女漫画から次第にもう少し大人向けの作品や、その先の作品を探したりしているうちに、自然と好きになっていきました。
──BLやTLは好きになると深みにハマっていくのが早い印象があります。
てーも:それはあると思います。でも、私はあまり自覚していなくて。本当に常日頃から読んでいるので、特別「ハマっている」という認識すらないかもしれないです。どちらかというと、生活の一部になってしまった感じです。
──なるほど。ちなみに、お二人の好きなシチュエーションは……?
てーも:えっ、ちょっと待ってください(笑)。
──(笑)。
てーも:そうですね……。私は、TLだと「快楽落ち」が好きですね。最初は抵抗している女性、あるいはその気がない子が、イケメン男性キャラにどんどん体をほだされていく展開とか、最高ですよね。
──わかります、最高ですね。
雄推:私はBLだと「執着攻め」が好きです。もちろん「快楽落ち」も好きなんですが、同人誌で言うなら「モブ攻め」も好きですね。それと、TLでは「溺愛攻め」や「女性優位」の作品も好きです。あと、「幼馴染み設定」にはちょっと弱いですね。
──いいですね~。
雄推:幼馴染だった子が、成長してめちゃくちゃ可愛くなって、といった展開って人気ですよね。
──やはりお話を聞いていると、お二人共なるべくして今の職に就いているように思います。
てーも:日常に溶け込んでいるくらい好きなものが仕事になったので、最高の環境ですよね。
雄推:最高の職場です! マジで最高です。
──となると、やはり社内でも最近読んだ漫画や最近観たアニメなどの話題で盛り上がったり?
雄推:ありますね。それこそ「最近このアニメ観てたんですけど」とか、「これ読んでみました?」みたいな会話が結構あります。そこから、自然とキャラクターやカップリングの話になることも多いですね。「こういう男って結局いいよね」などとヒートアップしたり(笑)。
──なるほど、オタク談義になるわけですね。
雄推:「こういう男が登場する作品はこういう傾向があるよね」とか、「この男って乱されたいタイプだよね」みたいな具合に話が進んでいくことが意外と多いです。本当にみんなオタクなんだなって感じますね。
──オタクにとっては最高の職場なのかもしれません……!
てーも:私もそう思います。自分が好きなものを扱う会社ということだけだと、世の中には人間関係が原因で転職する人も一定数いますよね。でも、私たちはお互いが好きなものをリスペクトし合える環境があるので、それが最高の職場につながっているのかなという印象が強いです。
──ちなみに、一緒に働かれているメンバーは、具体的にどんな趣味を持っている人がいるか教えていただけますか?
雄推:J-POPの音楽、アイドル、二次元キャラクターが登場する乙女ゲーム、VTuber……みんな好きなものが違ったりします。本当にいろいろですね。
──それだけ好きなものがバラバラだと、年齢層はどんな感じなんですか?
雄推:年齢層はかなり若いですね! だいたい20代後半~30代前半が多いです。「らぶカル」チームは女性が9割くらいで、女性中心の職場です。
──なるほど、女性が多い職場なんですね。
雄推:はい。そして、美容に関しての話題も結構多くて、「最近、肌管理したんだ」とか「この美容方法はイマイチだった」とか(笑)。そういった美容関連の話題が飛び交っています。
──すごいですね! 趣味がバラエティ豊かだと、新しい刺激が日々ありそうな職場です。
てーも:それは本当に多いと思います。自分が興味なかったものでも、チームメンバーがすごい熱量で語ってくれるんですよ。そうなると、「じゃあ見てみるか」って試してみて、いつの間にか一緒に好きになったりしています。だから、新しい趣味を発見することもよくあります。
──そういったオタク趣味が仕事に活かされた経験などはありますか?
雄推:もう活かされてばかりです(笑)。趣味が活かされることしかないと思います! みんなが好きなものを仕事の題材にしているので、「らぶカル」に作品を配信してくださるサークルさんの作品についても、「これ好き!」「ここの部分が良い!」って語れるんです。
他にも、普段からBLやTLの同人誌を読み漁っているので、サークルさんとの会話で最近の流行について深い話をすることもあります。また、ユーザー視点で「らぶカル」がこれからやるべきことについて意見を出すこともあります。そういったときに、趣味と仕事の領域が重なっているのを実感して、「この仕事、最高だな」と感じることは多いですね。社内でおすすめされたサークルさんにお声をかけたりもしますし。
──同人活動をされている方は流行を気にされている方も多いように感じます。そういった話もサークルさんとしたりするんですね。
雄推:よくしますね。ただ、大前提として「これは私個人の意見ですよ」というのをお伝えした上で、最近の傾向のお話をすることはあります。実際、サークルさんに流行についてご質問いただくことも多い印象です。
──それは利用者としても嬉しいお話です。社内でも同人活動をされている方もいらっしゃるんですか?
雄推:過去、創作活動をしていたスタッフはいます。
社員にも似ている!? 「らぶカル」のマスコットキャラクター
──お話を伺う中で、皆さんの密なコミュニケーションが印象的でした。1周年記念キャラクターの「らぶたん」と「かるたん」も、そんな自由な意見交換から生まれたアイデアなのでしょうか。
雄推:そうなんです。「らぶカル」が1周年ということで、何かやりたいねとメンバー全員で顔を合わせながら話し合ったときに、「らぶカルのキャラクターを作りたい」という意見が特に多かったんです。
やはり同人の世界ってハードルが高いと感じるユーザーさんもいると思うので、「少しでも親近感を持ってもらえる存在が欲しい」といった意見がありました。また、「同人誌を読みたい」と思ったときに「らぶカル」というサイトを思い出してもらえるようなきっかけになれば嬉しいよね、という意見もありました。このような意見が集まり、「じゃあ、それならキャラクターを作ろう!」という形になりました。
──なるほど。出来上がったキャラクターもすごく可愛いですよね。
てーも:すごく可愛くて、社内のみんなもすっごく喜んでいました。「こんなにしっかりしたキャラクターが出来上がるなんて思わなかった」ってびっくりしましたね。
雄推:みんな「アクスタとかグッズにして欲しい!」なんていう反応まで出て、本当に良い雰囲気でした。
──キャラクターはどのようなプロセスで作られていったんですか?
雄推:デザイナーさんを中心にコンセプトを固めていって、社内では出来上がったデザイン案を元に投票したり、意見を出し合ったりして完成させていきました。結果的には社内の投票で支持されたデザインが選ばれました。
最初に上がってきたデザインの完成度が高すぎて、「めっちゃ良い!」という意見ばかりでしたね。なので、大きな修正点はほぼなかったです。
──このかわいいキャラはどのように決まったのですか?
てーも:最初に「実在する動物ではなく、ファンタジー要素のあるキャラクターが良いよね」という意見が出たことがきっかけです。その中でいろいろな案が出たのですが、最終的に出来上がったキャラデザインがとてもかわいくて、そのまま採用されたという流れですね。
──デザインもすごく可愛いですし、設定も良いですよね。「イケメンと運命の恋を夢見て今日も妄想」とか。
てーも:そうなんです。見た目が可愛いだけでなく、ユーザーさんたちに親しみを持ってもらえるような内面的な部分も魅力だと思います。キャラクターを見ていると、なんだか私たち自身に近い存在というか、そんな感じがするんですよね。
雄推:働いているメンバーに近い雰囲気があって、その結果自然にそうなったのかもしれません(笑)。



























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