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『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第五章 初日&上映記念舞台挨拶公式レポ

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』 初日&上映記念舞台挨拶オフィシャルレポート|福井晴敏総監督や小野大輔さんら、メインキャスト&スタッフ陣が登壇

『ヤマトよ永遠に』と『宇宙戦艦ヤマトⅢ』を原作に、新解釈を加えて再構成したシリーズ最新作『ヤマトよ永遠に REBEL3199』。「第五章 白熱の銀河大戦」が2026年2月20日(金)より上映中です。

このたび、2月20日(金)に初日舞台挨拶、2月22日(日)に上映記念舞台挨拶が実施されました。本稿では、両日のオフィシャルレポートをお届けします。

<以下、公式発表の内容を引用して掲載しています>

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』2月20日(金)初日舞台挨拶

■日時:2月20日(金) 舞台挨拶 20:55~21:25  ※上映後舞台挨拶
■場所:新宿ピカデリー シアター1 (東京都新宿区新宿3丁目15番15号)
■登壇者:福井晴敏(総監督)、ヤマトナオミチ(監督)、岡秀樹(脚本)、中村繪里子(桐生美影役/進行)

<以下、オフィシャルレポート>

この日の三人は、劇場グッズの航空隊風ジャケットを着用して登場。宇宙戦艦ヤマトが現代の東京に登場し、新宿ピカデリーの上空を飛ぶ、という驚愕のクライマックスで幕を下ろした第五章だが、この日の観客はまさにその新宿ピカデリーで鑑賞、ということで、騒然となった会場内。そんな観客の姿を目の当たりにしたヤマト監督は「シナリオ構築の当初から、今回のラスト1分の内容は福井さんから説明されていたんですが、それを数年掛かりで皆様にお見せできました。本当にここまで形にできたんだなと思っております」と感慨深い様子。

福井総監督も「最後に、この新宿ピカデリーの上に来るということで。これを見た直後の人たちの顔が見たい、という思いでこれまで頑張ってきた、と言っても過言ではないくらい」と晴れやかな顔を見せると、「今回はもう全部やりきった感があります。もうこれ以上重ねる言葉がないぐらいの気持ちでおります」と充実感をにじませた。

そんな本作をひと言で表すと、サブタイトルが示す「銀河大戦」だと語るヤマト監督。その言葉通り、本編中では地球、ガルマン・ガミラス、ボラー、デザリアムの大艦隊戦が続く圧巻の映像が特長となっているが、その迫力の裏には驚異的な作業があったという。

「本来、手描きのキャラパートと、CGパートがあるアニメ作品の場合は、CGパートで何カットくらいまでという制限があり、それを超えてしまうと作り切れないと突き返される、といったことがあります。ですが、今作のCGパートのカット数は通常の数倍で、余裕でぶっちぎっています」と笑うヤマト監督によると、本シリーズを通じて使用された艦隊などのモデリングの総数はおよそ500にも及ぶ。しかも劇中で艦隊が破壊されるシーンにおいても、無傷の状態のモデリングとは別個に、攻撃を受けて壊された状態のモデリングも新たに多数つくられたという。

ヤマト監督は「今回はスペシャルサービスで、ダメージを被ったモデルもいっぱい作りました。たとえ1カットしか出てこなくても、モデリングはしなきゃいけない。ご覧になって気づいたかどうか分かりませんが、たくさん出てくる壊れた戦艦は、基本的には1回しか出てこないものだったりします」と語ると、福井総監督も「中間補給基地に生えている“変なビーム砲”などは、1カットしか出ないため、あえてCGではなく手描きの作画オンリーでやりました。設定資料もないため、原作のDVDの映像を確認しながら描き上げるという手法をとりました」と明かすなど、劇中には細部に宿る数コマ単位でのこだわりが数多くある。福井総監督も「そういうところに豊かさが宿るんです」と自負した。

そして話題は再び本作のクライマックスに。この驚きのクライマックスの着想を尋ねられた福井総監督は「原作で『200年後の地球だ』と驚いている箇所があったんですけど、反対に200年前だとどうだろう?と考えると現代じゃないかと。そういうところから今回のアイディアが生まれましたね」とコメント。だが岡は、そのアイデアを聞いた時に「出落ち感があるからやめた方がいい」と反対したという。それでも福井総監督は「絶対にそうならないように、逆にエンジンがかかった感じがあります」という。

「原作でのヤマトクルーがなぜ、ここが200年後の地球であることに気付いたのかというと、そこでスフィンクスやニューヨークを見たからですよ。考えてみたら地球って、ほんの2、3年前に遊星爆弾でめちゃめちゃに壊されたんじゃなかったっけというのもあるんですけど。とはいえ、我々の知る地球とヤマトが地続きになった、というあの瞬間の興奮が面白かったんです。だからこれが逆に現代に来たらもっと面白いんじゃないのと。もしかしたら40年ぐらい前にそう思っていたのかも。それが根底にあったのかもしれませんね」と、今作の仕掛けについて福井総監督は語った。

それには岡も「今となって感じるのは、福井さんはこのネタが使えると思ったらそこにガバーっと噛みつく習性がある人なんですね。『2202』の時も『時間断層だけ使わせて』と電話がかかってきたことがあったんです。あれをどう使うんだろうと思っていたんですけど、作品の中で見事に活かしてくださった。それと同じようなことが今回も起きてるんです」と感服した様子だった。

そんな大盛り上がりの舞台あいさつもいよいよ終盤。最後のコメントを求められた岡は「宇宙戦艦ヤマトを作るというのは本当に重責の中に身を沈めることなんだなというのを毎度感じているんですが。今回はスタッフ一同、キャストの皆様の力を借りてある程度のところまでたどり着けたかな、という実感があります。ぜひ何度も見て楽しんでいただければ、これに勝る幸せはありません」とコメント。

さらにヤマト監督が「これ以降も劇場イベントなどが発表されると思います。何回も観ていただきつつ、イベントの方も応援していただければ」と続けると、最後に福井総監督が「次の章のことについてちょっと言っておくと、長らくヤマトができなかったことが一つだけあったんですよ。それは聖地巡礼。こればっかりは今までヤマトができなかったこと。せっかく現代に来たわけだから、もうそこは作り放題です。ここ(新宿ピカデリー)からスタートしてるわけですが、ここにずっといるわけにもいかないですから。色々な場所で色々なことが起こります。映画の中と外と、同時に楽しめるような仕掛けも用意しておりますので、今後とも末永くお付き合いいただければ」と今後の展開について観客の期待をあおった。

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』2月22日(日)上映記念舞台挨拶

■日時:2月22日(日) 舞台挨拶 19:05~19:35 ※上映前舞台挨拶
■場所:新宿ピカデリー シアター1 (東京都新宿区新宿3丁目15番15号)
■登壇者:小野大輔(古代 進役)、潘めぐみ(サーシャ役)、畠中祐(土門竜介役)、
福井晴敏(総監督)、中村繪里子(桐生美影役/進行)

<以下、オフィシャルレポート>

本編上映前、熱気溢(あふ)れる会場内にやってきた小野は、「今日、来てくださった皆さまのために。第五章上映ということで、祝砲を上げたいと思います。発射ッ!」と高らかに祝砲を轟(とどろ)かせ、会場を盛り上げる。そこで畠中の方を見やった小野が「佑も撃っていいよ」と促すと、畠中も「発射ッ!」と続き、大きな拍手が。そんなふたりをうらやましそうに見ていた潘に向かって「サーシャも撃っていいよ」と促した小野。すると「発ッ射ァッッ!」と気合の入った本格的な祝砲を放った潘の姿に、会場は大盛り上がりとなった。そんな中、福井総監督は「僕は撃ちません」とオチをつけて会場の笑いを誘った。

そんな第五章の見どころについて「戦闘シーンは本当に血がたぎるので、そこに注目してもらいたい」と畠中が語れば、潘も「ここまでの関係性も含めて、これまで積み重ねてきた展開がここにも、あそこにもと、たくさん詰まっているんです。多分一回だけじゃ受け止めきれないものもいっぱいあるので、ぜひ何度でも楽しでください」と観客に呼びかける。そんなふたりの言葉を聞いた小野は「ふたりがいっぱい語ってくれた通り、ものすごく熱い展開が続きます。ヤマトがお贈りできるエンターテインメントが全部詰まっているような感覚がありました」とコメント。

舞台挨拶やインタビューなどで常々語ってきた通り、古代を演じた小野にとっては第一章、第二章の時期が非常に辛く、「このまま演じていいのだろうか」というところまで気持ちが沈んでいたという。「でもご褒美って待ってるんですよね。第三章を超えて、第四章でサーシャとの絆が生まれて。第五章でこの関係性、絆がもっともっと深くなっていくんです。それだけでなく、かつては敵だった仲間たちが助けてくれるんですよ。それがもうグッときてしまって。やっててよかったなと。古代進冥利(みょうり)に尽きるような第五章です」と万感の思いを語った。

その言葉を聞いた福井総監督は、「毎回、上映前にはネタバレをしてはいけませんよ、ということになるんですが、今回ほどそれがキツいのはない。全編そうですから」と苦笑い。その上でこれから上映を鑑賞する観客に向けて「一つだけ予言をしておくと、今日の帰りに劇場(新宿ピカデリー)を出たら、あなたは振り返ります」と語りかけた。

一方、土門を演じる畠中は、急成長を遂げたサーシャとの距離感について戸惑いがあったという。「土門としては幼い彼女と古代の出会いも目の当たりにしていたので、そのサーシャへの思いがあったんですよ。それが彼女、再会したら急に成長しているから。年頃の女の子に対してどう向き合えばいいのかという問題が起こっているんです」と畠中。「そうした戸惑いは戦闘ではなかなか抱かないような悩みですよね。だからほっこりするし、一緒にいる感じはちょっぴり楽しいなと思っています」

それに対して潘は、「演じていると、役の目を通して相手を見てしまうんですけど、土門はすごく佑くんにそっくりだと個人的には思うんです。そしてどこか昔の古代を見ているような感覚もあるんです。でも単に古代をなぞるんじゃなくて、自分で選択しているシーンが今回はあって。古代の留守を任された土門が下す選択が、私はすごく好きなんです」とコメント。

さらに潘は、古代と土門の関係性に対してこう感じているという。「サーシャから見ると、古代と土門は家族のようでもあり、兄弟や師弟のようでもあり、上官と部下でもある。サーシャには絶対になり得ないその関係性が、ちょっとうらやましいなと思っちゃいましたね」。

その言葉を聞いた小野が「土門とは友情とも取れるし、先輩後輩の絆にも取れるけど、ライバルでもある。だって土門は波動砲を撃っているからね。正直、最初は本当に悔しかったよ。(波動砲を撃つのは)俺じゃないの? って思ったから」と正直な思いを吐露すると、畠中も思わずビックリ。

「下から勢いのある後輩が出てきて。しかもさっき潘ちゃんが言ってくれた通り、古代の若い時にそっくり。だから彼の間違ったことも理路整然と指摘できるんだけど、人の言うことを聞きゃしないんですよ。これもやっぱり戦術科の特性。前のめりに生きていくっていうことなんですよね。だから祐を見てると土門だなと思います」と苦笑い。

そこに畠中が「土門としては、『2205』であれだけ自分を導いてくれた艦長が、今作では地の底に落ちすぎていて。その姿に思うところがあるから、僕が発射しますよという感じだったんです」と土門の思いを代弁すると、「でも少しずつ古代艦長も前に進み始めてきて。きっと古代艦長は古代艦長だなと思える時がこれから来ると思います。僕としてはまだまだ背中を追いかけたい人なので」とその思いを語った。

そしてあらためて本作の注目ポイントについて「真田さんが、『サーシャ』って呼ぶところと、『澪』って呼ぶところがあるんです」と明かした小野は、「あれがグッときちゃうんです。今は本心から、自分の職務とか任務とかじゃなくて、本当にお父さんとして言っちゃったんだなというような『澪』というセリフがあって。そこは注目してほしいですね」とコメント。そしてひとりかみ締めるように、思わず「サーシャには真田さんみたいな旦那さんを見つけてほしいな……」と正直な思いをポツリ語った小野。その言葉を聞いた潘は「そういうことを言っちゃうんだ、おじさま」と笑ってみせた。

続く潘が思う見どころは、アルフォンが関わるシーンだという。「私、アルフォンさんが最初に愛した人は雪であってほしいなって思うんですけど、初めて信じた人間は古代なんじゃないかなって思うようなシーンがあるんですよ。そこはサーシャとは関係のないシーンなんですけど、今日伝えたくなりました」と明かした。

そんな大盛り上がりのイベントもいよいよフィナーレ。最後のメッセージを求められた小野は「全七章ということで、もう折り返し地点を過ぎました。本当に苦しい、困難な旅でしたけれども、過ぎてみればあっという間で。ここまで来てしまったかという思いもありますし、まだまだ旅を続けていたいような気分でもあります」としみじみとコメント。

さらに「ただこの第五章が、個人的に『3199』の一つのクライマックスだと思っています。これまで僕たちが出会ってきた敵であり仲間たち。ガミラスであったり、ボラーであったり。戦闘の中であの時に出会ったあの人が、あの艦に乗ってるんだとか。この人が手を貸してくれるんだとか。ヤマトが好きな人だったら、その一人一人に感情移入して、とっても熱い気持ちになれると思うんです。かくいう僕がそうでしたから。本当にこれまで旅を続けてきてよかったですし、ここから先の旅も、本当に困難なことが待ち受けていると思います。そして福井さんがそういう脚本を書いてると思います」と続けると、「でも絶対に負けません。僕たち役者陣、そしてスタッフ一同、ヤマトを動かす波動エンジンになっています。そこに皆さまの波動をください。みんなの力でこれから先の未来へヤマトを進めていきましょう! これからもヤマトをどうぞよろしくお願いします!」と力強く呼びかけた。

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』作品情報

ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦

あらすじ

この宇宙を凍えさせるもの──
「ウラリアの魔女」との対決の刻が迫る。

“魔女”の正体――暗黒の宇宙に潜む中間補給基地ディガブラス。
デザリアムと「ウラリアの魔女」との関係とはなにか?

“冷えた宇宙”という絶対的劣勢のなか、波動砲すら無効化する巨大要塞に、ヤマトとガルマン・ガミラスの連合艦隊は苦戦を強いられる。

そのさなか、再び古代の前に姿を現すアルフォン。雪という縁に導かれながらも、異なる未来を信じ、相容れぬふたりが目撃する、
ディガブラスの真実とは──!?

一方、マザー・デザリアムの術中に陥った地球では、人々が自らの意思で“デザリアム化”を受け入れつつある。

もはや、一刻の猶予もない。

すべての謎の答えを求めて──
未知なる空間に飛び込んだヤマトを、衝撃の結末が待ち受ける!!

キャスト

古代進:小野大輔
森雪:桑島法子
サーシャ/真田澪:潘めぐみ
デスラー:山寺宏一
真田志郎:大塚芳忠
島大介:鈴村健一
土門竜介:畠中祐
揚羽武:上村祐翔
北野誠也:鳥海浩輔
南部康造:松本忍
藤堂信乃:塩田朋子
神崎恵:林原めぐみ
藤堂早紀:高垣彩陽
芹沢虎鉄:玄田哲章
藤堂平九郎:小島敏彦
アルフォン:古川慎
イジドール:堀江瞬
ランベル:江口拓也
サーダ:井上麻里奈
スカルダート:内田直哉

(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
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