
「100人いたら100通りの人生があると教えてくれるアニメだと思います」──TVアニメ『NEEDY GIRL OVERDOSE』パープル・ロリポップ役:川口莉奈さん×獄薔薇美血華役:椎名桜月さん×禰󠄀智禍さま役:星希成奏さん「カラマーゾフ」インタビュー
「共感性」「覚悟」「メロい!」
──皆さまから見た、お互いのキャラクターの推しポイントを教えてください。
星希:時間足りるかな……?
川口:たしかに! なるべく巻きで……(笑)。
──(笑)。それではロリポップからお願いします。
星希:可愛い! 愛らしい!
川口:(頷いて)真の意味で可愛いし、いじらしい可愛さがあります。
あと物理的にもちっちゃい(笑)。ミニキャラになるデフォルメっぽさがあって。
星希:(川口さん、椎名さんに向いて)うちら(禰󠄀智禍・美血華)は黒いのよ。でもロリポップだけ半分白じゃん。あれってなんか内面なのかなと思ってるんだよね。配信者への憧れは“正”なのかなって。
川口:たしかに……! 正しく歩んできた感じがあるよね。
星希:一番心綺麗そうだし。
椎名:人のことを放っておけなくてかまってしまうとか。良い子すぎてたまに「それ良い子すぎるって……!」って思っちゃう。
川口:三人の中でいうと、口は一番悪いんですよ(笑)。だけどそこがある意味クソガキ感があって、めちゃめちゃ可愛いなって。でもふとしたときに、相手に共感していないとその言葉は出ないであろうという一言を言ってくれるんですよね。相手の気持ちをしっかり汲むことができる……共感性が高いんじゃないかなと思っています。
星希:守らなきゃって気持ちになるんだよね。ここで守っとかなきゃ、ウチらがここで止めとかなきゃ、みたいな。
川口:そのままでいてくれって。ロリポップが誹謗中傷を受けているときに一番キレてるのが禰󠄀智禍と美血華だよね。保護者感があるというか。
椎名:可愛がられてるなって思う。愛らしいんだろうなぁ。
星希:一番しっかりしてそう……社会性あるよね(笑)。
川口:ある! でも繊細すぎるとも思うかなぁ。自分の共感性も高いし、相手からの影響も受けやすい気がする。自分の気持ちの良いところと悪い部分を、配信者という表に出る立ち回りと、リーダーという役回りで律している部分があるように思っています。
星希:でもよかったよ、ロリポップがリーダーで。
椎名:どんな人に対しても人として見てくれるというか、対等にしゃべってくれるのがロリポップなんですよね。優しすぎて心配になる時がある……。
星希:超てんちゃんは「狂気」って言われてたけど、この人は「覚悟」じゃない? ナチュラルに配信をしているわけじゃなくて、彼女の中で一歩踏み込んでいってそうなところがすごく愛おしいよね。
椎名:表情も豊かだし。喜怒哀楽もハッキリで! 素直に、綺麗にずっと生きてて欲しい……(笑)。
──お母さんのような気持ちになってしまう(笑)。
川口:じゃあ次は美血華! まずビジュが良い! とんでもなくビジュがいい! あと確固たる自分を確立していて、そこが聖域のようになっているところが本当にすごいなって思っています。美血華の過去が溢れるエピソードがありますが、美血華の美学は最近確立されたものじゃないんですよね。美血華の中で幼いころからずっと貫き通して生きてきているのがかっこいいし、それは彼女のファンたちにも伝わっているのではないかなと。ある意味ちょっとだけ超てんちゃんと近い部分というか、偶像崇拝されている部分があるんじゃないかなって思っています。
椎名:美血華は一見ツンケンした雰囲気で、一人で配信していそうなのに、ユニットの三人で活動していて。二人といっしょにいるときと一人で配信するときの絶妙な表情や雰囲気の違いを、美血華のファンは気づいていて、悶絶えているんじゃないかなって(笑)。
川口:「今ちょっと笑った」みたいな。
椎名:「今、絶対気を許してたよね」、「「カラマーゾフ」といるとき、美血華ちょっとガードゆるくない?」などと言われているかもしれないです。その精神的にちょっと甘えてる感じが見えると、なお良いなと思っています。
星希:一番弱そうなんですよね。強くあろうとしていることが弱さというか。
川口:確かに、武装をしている感があるよね。「自分はこうだ」という理想をしっかりと自分に自己投影することによって、己の弱さを守っているというか。
星希:そこがカッコいいんだよね。
椎名:その弱さに「カラマーゾフ」の二人は気づいてくれているだろうから、そこも含めて良いなって。「弱い」とわかっていて、支えてくれている二人が大事な存在なんだろうし、髪の毛は浮いてる。
一同:(笑)。
川口:高貴な猫みたいだよね。中々デレないけれど、ちょっとのデレが「ヤバ!」ってなるヤツです。
──そして、星希さん演じる禰󠄀智禍さまはいかがでしょうか。
川口:本当にメロい!(笑) 私最近、禰󠄀智禍に対して「メロい」しか言ってないんですけど……。
椎名:めっちゃ太文字で「メロい!」で終わりそう(笑)。
川口:でも思うのは、禰󠄀智禍が一番読めないなって。禰󠄀智禍はロリポップとは違う方向で表情が豊かなんです。でも本心をずっと包み隠しているなって思っていて。その本心の隠し方が、美血華のような、シャットアウト的な方向ではなくて、取り繕うのがとんでもなく上手い。だって見てください、この笑顔。影落としてる!
星希:だから本当は彼女も弱いのよ。そこが人間らしくていいんですよね。
椎名:ある意味「禰󠄀智禍さま」としての姿が、個人的には一番超てんちゃんに近く感じていて。「求められている禰󠄀智禍さま」というキャラクターを常に俯瞰して「禰󠄀智禍さまはこうあるべきだ」とずっと演じているんじゃないかなって。
加えて「カラマーゾフ」のことが好きだからこそ「今、自分はこうやって立ち回った方がいいな」とニコニコしながら冷静に動いてくれているなと思うことが多くて。これは多分、禰󠄀智禍さまファンは気づいていない一面だと思います。『ニディガ』の世界の禰󠄀智禍ファンは「リアコ」とか「メロい」とか、そんな気持ちを抱いていると思うから。
椎名:あと声がいい。
星希:それは嬉しすぎるじゃん!?
椎名:アフレコを聞いていて「禰󠄀智禍カッコよ!」って(笑)。
川口:本当にドキッとすることが多くて困っています(笑)。戦っている部分も含めて、そこも少し重なって見えてきちゃうんです。絶対心の奥底で戦っている部分がある。
星希:それを出せないのも弱さなんだろうね。
川口:本当にそう! 未来の禰󠄀智禍は、少なくとも私たち「カラマーゾフ」二人には、素直な素の部分を出してほしいなって思うなぁ。
椎名:でも出してくれないんだろうな……。美血華は禰󠄀智禍に何かあったとき「ちょっと今落ち込んでいそう」くらいは感じるのかもしれないけれど、わかりやすく「何かあった?」と聞いたら、絶対に繕ってくるだろうし……。
星希:でもそれが、居心地がいいんじゃない?
椎名:多分そう。
川口:本当に良いバランスで、この三人は成り立っているんだなって思います。
椎名:本当にずっと仲良くしていてほしい……!
































