
「100人いたら100通りの人生があると教えてくれるアニメだと思います」──TVアニメ『NEEDY GIRL OVERDOSE』パープル・ロリポップ役:川口莉奈さん×獄薔薇美血華役:椎名桜月さん×禰󠄀智禍さま役:星希成奏さん「カラマーゾフ」インタビュー
2026年4月4日より放送開始となるTVアニメ『NEEDY GIRL OVERDOSE』。この混沌とした令和のインターネットを照らす一筋の光、「超てんちゃん」こと「超絶最かわてんしちゃん」のTVアニメデビューに注目が集まっています。
アニメイトタイムズでは本作の放送をさらに楽しむためのインタビューを実施。アニメオリジナルユニット「カラマーゾフ」のメンバーであるパープル・ロリポップ役 川口莉奈さん、獄薔薇美血華役 椎名桜月さん、禰󠄀智禍さま役 星希成奏さんにお話をうかがいました。
「カラマーゾフ」の魅力や、三人が表現する「虚像の夢」、そして川口さん、椎名さん、星希さんが思う「超てんちゃん」とは? 底知れない闇の中に息づく愛を三人とともに探っていきます。
「三者三様のキャラの濃さが『カラマーゾフ』の魅力です」
──本日皆さんの姿を見たときから「ビシュアルが強い!」と思っていました。すっごく素敵です。
パープル・ロリポップ役・川口莉奈さん(以下、川口):素敵にスタイリングしていただきました……!
禰󠄀智禍さま役・星希成奏さん(以下、星希):キャラクターっぽさが出てる! でも毎回みんな黒だよね。
獄薔薇美血華役・椎名桜月さん(以下、椎名):そうなんです。私たちのキャラのイメージから、黒の衣装を用意してもらっています。
──とっても可愛いです! それではまずは、本作へのご出演が決定した際の気持ちをお聞かせください。
川口:オーディションの時点から、絶対に受かりたいと気合いが入っていたので嬉しかったです。ただ、原作ファンの一人だからこそ『ニディガ』を好きな方たちがこの作品をどれだけ大切にしているかがわかりますし、自分にとって「こうあってほしい」のような、ある種の偶像崇拝のような気持ちもわかっていて。
改めて「カラマーゾフ」というTVアニメオリジナルのキャラクターという形で出演させていただくことに対してのプレッシャーもありました。受け入れてもらえるだろうかって。ロリポップの魅力をわかっていただけるような、説得力を持たせられるような演技ができないといけない。本当に精一杯頑張らなきゃと思いました。
──ちなみに川口さんが原作を知ったきっかけというと?
川口:私は普段からゲームをプレイするタイプではなく、実況動画などで知りました。普段見ている実況者さんが遊んでいるのを拝見して、最初はどんなゲームなのか全貌がつかめないまま見ていたのですが、ビジュアルや歌でバズっているのを見聞きして……と、色々な入り口から入っていきました。最終的にはすべてが繋がって「なんて面白い作品なんだろう」と。
──椎名さんはいかがでしょうか?
椎名:マルチエンディングで終わり方が毎回違う作品なので、まずどのようにアニメになるのか……。ゲームの世界では、あめちゃんと超てんちゃんと“ピ”が主な登場人物だったので、新しくアニメオリジナルのみんなが入ってきて、どのように世界が広がっていくのか。とても楽しみでした。
私自身、初めてのスタジオオーディションだったので、そこへの緊張もあって。視聴者の皆さんよりも早く、オリジナルキャラクターの「カラマーゾフ」の三人や、かちぇ(CV:永瀬アンナ)を見させていただいていますが、美血華ちゃんのキャラクターデザイン、美血華ちゃんらしさがとても好きで、彼女を絶対に演じたいと思ってオーディションに臨みました。いざ役が決まると美血華ちゃんを形成する要素の中に私が入ることを受け入れてもらえるのか、プレッシャーも感じていて。美血華ちゃんを愛してもらうためには、しっかりと頑張らなきゃいけないという感情を抱いて、身が引き締まる思いでした。
星希:原作ゲームは一人称視点で進行していくので、自分の選択によってあめちゃん、超てんちゃんが動きます。「自分が超てんちゃんを動かす」ことを楽しみとしていたプレイヤーの方たちが、次はアニメとして動く彼女たちを見ることになる。視聴者がプレイヤーの視点となるのか、プレイヤーが乖離された天からの視点で超てんちゃん、あめちゃんの世界を描くのか、どっちなんだろうと思っていました。
いざアフレコが始まり内容を見させていただいて、こういう見せ方もあるんだなと。“ピ”だけが知っている超てんちゃんもいるし、超てんちゃんとは、という部分についてもアニメでより深く描いてくれていると思います。
そして、視聴者にも選択肢があるとも思っています。それを見てもいいし、見なくてもいい。自分の中の超てんちゃん像について、エンディングを迎えた超てんちゃんで完結させる人もいれば、アニメで与えてくれる超てんちゃんの情報から彼女の解像度を上げていくこともできる。そんな各々の楽しみ方があるのがこのアニメの魅力だと思います。
もちろん原作ファンの方々の期待値もありますし、我々も良い意味でプレッシャーといいますか、新キャラとしてどのように受け入れていただけるかも挑戦かなと感じています。超てんちゃんの魅力と我々のキャラクターも同時に愛していただくことで、さらに『NEEDY GIRL OVERDOSE』を好きになってもらえるのではないかと思います。
──皆さまが演じるキャラクター、そして「カラマーゾフ」の魅力を教えてください。
川口:キャラ立ちがみんな本当に三者三様で、皆さんに何かは刺さるだろうなと思っています。先陣を切っていくロリポップがいて、独自の世界観を確立させて他者を寄せ付けない、冷酷だけど自分の美学に則って行動する美血華がいる。そしてメロい禰󠄀智禍さまもいて。
ロリポップを演じさせていただいているのでロリポップへの思い入れが強いのですが、初めてデザインを見たときは美血華ちゃんがめちゃめちゃかわいいな、すごく好きだなと思いました。でもアフレコを通してみんなのことを知っていくうちに「禰󠄀智禍さまメロいぞ……」と(笑)。
──(笑)。
川口:もし現実に「カラマーゾフ」がいたとしたら、それぞれが魅力的すぎて、誰を推すか決めるのは難しいなって。オタク的な視点で言うと、自分の新しい癖を見つけられるんじゃないかなと思います。三者三様のキャラの濃さが「カラマーゾフ」の魅力です。
椎名:キャラクターそれぞれの魅力もありつつ、超てんちゃんとの違いは三人ユニットで活動していることにあると思っています。性格や好みが違う三人が「カラマーゾフ」として活動していることで、メンバーの一人を大好きになってくださる方もいれば、ユニット内での特定のペアが好き、三人の空気感が好きなど、色々な形で推せる魅力を持っているなと思うんです。
ロリポップは先陣を切って喋ってくれて、盛り上げてくれる存在なんですけど、いざというときにはとってもカッコいい一言や目線を見せてくれます。そんなギャップも素敵ですし、やっぱり禰󠄀智禍さまはとにかくメロい!(笑) 本当にメロいし空も飛びます。
川口:美血華も傘で飛んでたけどね(笑)。ちなみに二人(獄薔薇美血華、禰󠄀智禍さま)が飛んでいるとき、ロリポップは一人走ってました。地上派です。
椎名:(笑)。美血華と禰󠄀智禍さまは物語の登場人物のような、突如特殊能力のようなものを見せ始める時がありますが、ロリポップはずっと地べたで這いつくばっていて……。
川口:這いつくばってまではいません!(笑)
一同:(笑)。
椎名:必死に走ってくれていて(笑)。そんなロリポップをツンツンいじりつつ、心の奥底では可愛がってる美血華と禰󠄀智禍さまがすごく可愛らしいなと演じていて思っています。
一人を好きになったら結果的に「カラマーゾフ」が好きになって、沼って、ライブに行っちゃうみたいな、そういう循環があるんじゃないかなと。『ニディガ』の世界のカラマーゾフファンの気持ちがどんどんわかっていきました。
星希:一人の超てんちゃんと我々三人ユニットということで、強さの違いをとても感じています。
──強さの違いですか?
星希:孤立する強さもあるし、協調性という強さもある。人間ってどちらも選べるじゃないですか。協調性とは言わないまでも、人と寄り添うことで得られる何かを選んだのが我々「カラマーゾフ」なのかなって。
4人ともそれぞれが抱えているものがあるのですが、超てんちゃんはその中でも孤高を選ぶ人。我々は支え合える人を見つけた人たちだと思っていて。各々がいろいろな美学を持っていて、禰󠄀智禍と美血華はロリポップをいじりながらも、彼女の中で出る言葉や目線に尊敬心があるから一緒にいるのかなと。そんな言葉には出ない彼女たちの表情や関係性、距離感の関係値を楽しんでいただけるのではないかなと思っています。
































