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『お隣の天使様2』藤宮 周役・坂 泰斗インタビュー

周と真昼の関係性を考えると、ふたりきりのシーンでは「大きな声を出す必要がない」!? 『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2』藤宮 周役・坂 泰斗さんインタビュー

第2期の収録ならではの苦労とは!?

──第2期第3話では真昼と一緒に周の実家に帰省しました。

坂:収録時から感じていたのですが、真昼との会話とかなり雰囲気が変わり、修斗と志保子との会話は親子であるからこそテンポ感が良いんですよ。お互い長い付き合いだからこそ、食ってかかるくらいの勢いでも成立する場面もあって。

特に志保子に対しては周にしては珍しいくらいツッコミを入れていたけれど、それも志保子の懐の深さ故なのかなと思います。逆に修斗は受け止めてくれる、しっかり周の話を聴いてくれるので、本音を隠しがちな周がそれを吐露できるような温かさを感じていました。

──高校生の息子がいるとは思えないくらい、ふたりとも若いとも感じます。

坂:高校生の息子がいたとしても、お互いに「好きだよ」と言える両親なんて理想ですよね。周の人格形成にも大きく関わったと思いますし、何気ない気遣いも感じます。周の真昼に対する思いやりや行動は、志保子に対する修斗を見ていたから……という部分もあるんじゃないかと思います。

──さらに地元の友人だった東城と偶然再会したことで、周が今は過去をどう捉えているのかも見えてきました。

坂:第1期では、周の過去は触れづらい暗いものとして描かれました。しかし、真昼との出会いを経てそれを乗り越えた第2期では、東城と遭遇しても全然暗い雰囲気ではないんですよね。晴れ晴れとした心境といいますか、暗い過去は気にも留めないという気持ちを強く感じましたね。

傷つきはしたけれど乗り越えた。だからこそ、今はフラットな気持ちで話せていることが印象に残りましたし、周自身は無自覚だったと思うんです。これから決戦に臨む……というような心境ではなく、嫌な思い出の当事者との会話が暗い雰囲気にならないのは凄いなと。

坂:「その子、ひっかけたのか?」なんて挑発されたら、鋭い返し方もできると思うんです。だけど、そんな発言すら許せてしまうのが今の周。お芝居としても、そんな彼の成長や心の豊かさを感じながら収録に臨んでいました。

真昼は隣で心配そうにしていましたけれど、周としても自分のことをとても大切に思ってくれているし、心配してくれていることもわかっていて。だから、周にとってはそんな真昼から与えられているものが大きいんだろうなと。

──また、ふたりのスキンシップもより甘さが増しているように思います。より近くなったふたりの距離感を表現する上でこだわっていたことはありますか?

坂:周と真昼の物理的な距離が非常に近いことから、演じる我々の声はその分だけ小さくなりました。もう「ここにいる(すぐにでも触れあえる距離感)」訳ですから、大きな声を出す必要がないんです。なので、ウィスパー感は意識していたと思います。

第2話では首元にキスをしたり、第3話では本当に唇を重ねるキスをしたり……思い返しても階段を2段どころか3段飛ばしで上るような展開の早さですね(笑)。お芝居をしている時はそれが当然という距離感で演じてはいるのですが、休憩時間などでマイク前から離れたタイミングは流石に気恥ずかしくて顔が熱くなってしまいました。

──(笑)。お芝居だとしても、そういった瞬間はあるものなのですね。

坂:僕と石見さんは当事者としてお芝居をしているのでまだ良いのですが、おそらく一番しんどいのは後ろでそれを聴いている人たちだろうなと(笑)。例えば第3話なら、修斗役の古川慎さんと志保子役の金元寿子さんがアフレコブースにいらっしゃって、後ろの席に座って聴いていましたから。

ですが、そんな両親も劇中ではイチャイチャしていましたし、基本的には学生組も親たちもペアがある作品なので、各々が各々に対して「これは、何を見せられているんだ……!?」と思っていたのではないでしょうか。それがこの作品の良いところだと僕は思っています!

──作品を見ているだけでも自然と口角が上がっていきますし、生の収録現場なんてそれはもう口角が上がってしまいそうですね(笑)。

坂:本当にそうだと思います。なので、何度も言っていることではありますが、この作品はひとりで視聴することをおすすめします。絶対にニヤけてしまいますし、その顔を見られたくない方はおひとりでご覧になるのが一番良いと思います!

──そして、第4話になると周も真昼もお互いの気持ちをより隠さなくなっている様子が強く見えてきていて。

坂:第1期の収録はコロナ禍にぶつかっていたので、実は周と真昼も別の部屋で収録していたんです。だから、横並びで甘い掛け合いを収録するのは第2期からだったので、やっぱり第1期とは違うなと感じていました。

台詞数が多い作品なので、やっぱり台本とタイムだけを見て収録していると成立しない瞬間がある。お互いの言葉を受けて返して、そうやって収録することで当時苦労したことが今はないなと実感しました。ただ、同じ場所でああいったシーンを収録することで、顔が熱くなるようなまた別の苦労はあり、それは第1期とは違う感覚でした(笑)。

──続いての第5話では、地元の友人である花田との再会がありました。

坂:東城に続いての再会ですが、花田との関係は悪い訳ではありませんでした。だけど、やっぱり周の過去との決別、成長の部分なのだろうなと思いました。もちろん昔の縁は大切なものですが、意図して離れていかなければならない瞬間もあって。

人は自分の成長や周りの環境の変化によって変わっていくものがあるし、そこに対して周にも悲しさはもちろんあると思います。でもそれ以上に、お互いの道を歩めている前向きさを感じました。それくらい真昼からもらったものが大きかったのだろうなと。本当に強くなったなって思います。

──夏祭りにも訪れたかと思います。そちらについてはいかがでしたか?

坂:いっくん(赤澤 樹)&ちぃ(白河千歳)と一緒に回りましたが、第1期の4人の空気感とはまた違うんですよね。とにかく楽しいことと仲の良さは変わらないし、八代拓さんと白石晴香さんが、ふたりのノリの良さやそれを表現するアドリブをたくさん入れていて。本当に4人でお祭りを楽しんでいるような感覚で収録できたかなと思います。

いっくんとちぃがいると空気が明るくなるし、やっぱり欠かせない存在です。ふたりのおかげで夏祭りのドキドキも増したと思います。また、今後はそんなふたりのお話にも触れられるのですが、周と真昼だけじゃなくてここも描いてくれるなんて素敵なことだと思います。

──放送されたばかりの第6話はいかがでしたか?

坂:僕個人としてはこれまでで一番重いといいますか、これまでとは空気感が違う話数だったと思います。周が負の感情を出すことが今までになかったし、きっと真昼が絡まない限りはこれから先もないんじゃないかと思ったくらいです。

ですが真昼のお父さんである朝陽さんが大人な対応で、周のそういう感情を上手に躱していくんですよね。それでもなお「幸せにする自信がある」と言い切る周の覚悟や芯の強さも含めて、今までに出したことが無いものを出すエピソードでした。

もちろん、こういう関係になることを決断した真昼のご両親の意思は尊重されるべきなので、決して誰が悪いという訳ではありません。だから周も全力で怒りをぶつけられないし、“天使様”でなければならなかった真昼のバックボーンも見えてくる。良い意味でも悪い意味でも大人のやりとりだなというのは感じていました。

──自分のことでは怒らなかった周が、真昼のことだと感情を出すんですよね。

坂:ふたりとも相手のことになるとそうなんですよね。周も真昼も自分のことには区切りをつけているけれど、お互いのことに関しては本気で怒るし心配するし守りにいく。素敵な関係性だなと思います。

──ありがとうございます。最後に第7話以降の見どころも教えてください。

坂:ここまでは周の過去に触れられましたが、ここからは真昼と付き合い始めてふたりの世界が広がったからか、フォーカスされていなかった登場人物が出てきます。そんな人たちを踏まえて周と真昼がどうイチャイチャしていくのか、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います!

【インタビュー:胃の上心臓 編集:西澤駿太郎】

『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2』作品情報

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 第2期

あらすじ

マンションが偶然隣同士だった事から交流が始まった藤宮周と椎名真昼は、
高校2年の体育祭後、晴れて付き合うことに。

手作りのご飯や浴衣デートなど、まるで新婚のような雰囲気だが、2人は未だにドキドキしっぱなし。

そして様々な出来事をきっかけに2人は過去を乗り越えていき…。

二人の甘くて焦れったい恋の物語は続く――

キャスト

藤宮 周:坂泰斗
椎名真昼:石見舞菜香
赤澤 樹:八代拓
白河千歳:白石晴香
木戸彩香:高野麻里佳

(C)佐伯さん・SBクリエイティブ/アニメ「お隣の天使様」製作委員会
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