
「また何らかの形で彼らを演じることができたら嬉しいです」──TVアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』佐倉綾音さん×沼倉愛美さん×村川梨衣さんスペシャルインタビュー【特別ダイヤ版放送記念】
2015年3月16日にプロジェクトが発表された『新幹線変形ロボ シンカリオン(以下、シンカリオン)』。子どもから大人まで愛されるプロジェクトとなった本作は、プラレールなどの玩具から始まり、2025年には10周年を記念した「シンカリオン10周年プロジェクト」として新しい様々な展開が発表されたことでも話題を集めました。
そして2026年4月からは、TVアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』を再編集した『新幹線変形ロボ シンカリオン 特別ダイヤ版(以下、特別ダイヤ版)』の放送がスタート。「シンカリオン、いいものだ……」と感じる次世代のファンを増やしています。
本記事では、そんな『特別ダイヤ版』に合わせて配信される『新幹線変形ロボ シンカリオン キャスト同窓会』の現場にお邪魔して、TVアニメ第1期の運転士である速杉ハヤト役・佐倉綾音さん、男鹿アキタ役・沼倉愛美さん、大門山ツラヌキ役・村川梨衣さんのスペシャルインタビューを実施。
放送終了後も変わらない「シンカリオン愛」をお楽しみください!
私自身にとってもとても誇らしい、まさに人生の財産だと思っています
──TVアニメ第1期終了後もシリーズは続き、シリーズ10周年記念ポップアップキャラバンの開催や新規玩具の発売など『シンカリオン』は世代を超えて愛される作品になっています。10周年という節目を迎えて、改めてこれほど愛される作品に出演された感想はいかがですか?
佐倉綾音さん(以下、佐倉):放送当時からTVアニメ『シンカリオン』への反響は多方面からいただいていたので、子どもたちに向けて作った作品がちゃんと届いているのはもちろん、大人にもしっかりと刺さっていることを、とても嬉しく思っていました。
ただ、子ども向けの作品だからこそ新陳代謝が激しいジャンルでもあるんですよね。その当時の子どもたちのことを真剣に考えて、大勢の大人たちが次々と新しいコンテンツを世に送り出しているので「いつかはシンカリオンも風化してしまうのかな……」という一種の諦めに似た気持ちもどこかにあったんです。
でも、TVアニメ『シンカリオン』は放送当時からずっと愛し続けてくださる方が多くて。誰かの心に強く刻まれる作品になったのだと思うと、当時はそこまで予測していなかっただけに、10年経った今としてはとても嬉しく思っています。
沼倉愛美さん(以下、沼倉):TVアニメ『シンカリオン』に関わり始めて間もない頃に、この3人で出発式(『新幹線変形ロボ シンカリオン』テレビアニメ出発式)に登壇するために大宮の「鉄道博物館」へ行きましたよね。
その頃にはもう『シンカリオン』というコンテンツが世の中に浸透し始めていて、撮影会のようなステージも行われていました。そこでとても印象的だったのが、お子さんはもちろん「シンカリオン E6こまち」のファンらしきお姉さんもいらしたんです。
それこそ、まるでアイドルを応援するように推しうちわを手にしながら「こまち様が出てきた!」と目をキラキラさせていた姿をよく覚えています(笑)。その時、アニメの放送前からこんな風に子どもと大人の両方に刺さるような魅力あるコンテンツなんだと強く感じました。
当時、『シンカリオン』というコンテンツをアニメ化するということは「プラレール」や「トミカ」といった長年愛されてきたタカラトミーさんのブランドの一つになれるかという、ある種の「勝負」みたいな側面もあったと思うんです。
それが結果として10年も続くシリーズになって。いま振り返ってみて、私もアキタ(男鹿アキタ)の声優として少しでも貢献できたのかなと感じています。それは私自身にとってもとても誇らしい、まさに人生の財産だと思っています。
村川梨衣さん(以下、村川):既に鉄道や電車だけでも多くの方から愛されているのに、そこに「ロボットに変形して戦う」という要素が加わるなんて、こんな最高なコンテンツがあるのかと思っていました(笑)。
なのでTVアニメ『シンカリオン』にツラヌキ(大門山ツラヌキ)役として参加させていただけると決まったときはもちろん、10年経った今でも『シンカリオン』という作品と一緒に長く愛していただけていることは本当に嬉しいです。
もともと鉄道というのはお好きな方がたくさんいるジャンルなので、好きな方は未来永劫ずっと好きでいてくださると思いますし、これからも「鉄道が大好き!」という方は世代を問わずたくさんいらっしゃると思います。そこに「シンカリオンというカッコいいロボットもいるぞ!」となれば、もう未来永劫ずっと愛していただける作品なんじゃないかと思いますね。
10周年という節目も本当に嬉しくてありがたいです。この先20年、30年、40年、50年と愛していただける作品だと思うので、その度にまた皆さんと一緒に『シンカリオン』の良さを分かち合いたいなと思います。
──TVアニメ第1期の放送終了から7年近く経過しましたが、まさか令和に『特別ダイヤ版』という形で再編集版が放送されるとは予想していませんでした。久しぶりにアニメ本編をご覧になっていかがですか?
佐倉:今、アニメ産業がとても盛り上がっていて、たくさんのアニメが作られている中で、1年半分の話数がある少し昔のアニメを見てみるきっかけってなかなか無いと思うんです。
ご自身のお子さんに見せたいと思ってもきっかけが無かった時に、この『特別ダイヤ版』という形でも放送が続いていると、それだけで新しい方が『シンカリオン』に触れるきっかけになると思います。
プラレールなどもそうですが「継続させること」が一番大切であり、なおかつ一番難しいことだと思うんです。こうして過去の作品を再編集して『シンカリオン』というコンテンツを続けようと思ってくださる方や、それを望んでくださる方がいることが非常にありがたい状況だと感じています。
沼倉:純粋に「やっぱり『シンカリオン』は面白いな」と思いましたね。あと、当時は自分が演じるアキタの目線でアニメを見ていたのを、今は少し俯瞰して見られるようになったときに全く違う作品に見えてきたんです。
この間、改めて第1話と第2話のフルバージョンを見たら、私はハヤト(速杉ハヤト)の父親であるホクト(速杉ホクト)さんの葛藤とかに胸がギュッと締め付けられるような思いがしたんです。見る年代やその時の心持ちによって色々な見方ができる作品だからこそ、これほど多くの方に愛されてきたのだと改めて実感しました。
村川:当時、私たちもアフレコをしながら「これは単なる子ども向けではなく、物語に深さや厚みがあるから大人も楽しめる作品だよね」と話していましたし、私自身もそう確信していました。
今回、改めて「『シンカリオン』は面白くてかっこいい!」と思ったのと同時に、やっぱり『シンカリオン』の深さを感じましたね。子どもと大人どちらの目線で見ても面白いのを再確認しました。
──今回の『特別ダイヤ版』は、よく1話約10分という短い時間に凝縮してまとめられているなと驚きました。
沼倉:本当にそうですよね。
佐倉:10分しかないのに「シンカリオン」の変形バンクは絶対に入れるこだわりとか(笑)。
沼倉:池添監督(池添隆博監督)のインタビューを拝見したんですが、色々と制約がある中で、やはり強いこだわりを持って作られたそうなので、その熱量はすごいと思います。
村川:こうしてスタッフの皆さんが多大な時間と労力を注いで再編集版を作り上げてくださったことに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
更に編集するのはまぁ大変ですが、懐かしみながらやってます‼️
— 池添 隆博 (@ikekin2) January 29, 2026
よろしくお願いします‼️#シンカリオン https://t.co/Zobi6xzrrG































