
“好き”を分かち合うことで、またひとつ思い出が増えていく──TVアニメ『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』第10話を天海由梨奈さん・富田美憂さんが振り返る【連載インタビュー第10回】
お互いのお芝居の魅力を本音で語り合う
──ここでお互いのお芝居の魅力についても伺えたらと思います。富田さんから見た、天海さん演じるあかねの魅力はいかがですか?
富田:本当にかっこいいですよね。
天海:えーっ! 本当に思ってる?(笑)
富田:うん、本当に思ってる。あくまでも私の解釈になりますが……第10話のやえかのセリフに「私もこの曲大好き」っていうものがあるんです。このセリフには、曲だけじゃなくて、あかね自身のことも好きだよ、という気持ちを込めたつもりなんです。
天海:(照れながら)ええ〜。やったあ、嬉しい。
富田:このふたりは向かい合って言葉を交わさなくても、気持ちが通じている感じがするんです。お互いの考えていることを、きっとすごくわかっている。ふたりだけのワールドがある気がしますね。
天海:それは私もそう思います。
──では天海さんから見た、富田さん演じるやえかの魅力はいかがですか?
天海:まず、やえかというキャラクターを見たときに、富田ちゃんのハッピーで、でも少しかっこよさも含んだ可愛らしい声がすごく合うなと思いました。全部を肯定するわけでも、受け入れるわけでもないけれど、ちゃんと寄り添ってくれる。富田ちゃんがそういうお芝居をいつもしてくれるからこそ、あかねとしても、多くを語らない部分を自然に出せた気がします。
──やえか自身はいろいろと言うけれど、直接的な言葉だけで気持ちを伝えるタイプではないですよね。
天海:そうなんです。やえかも、直接的には言わないけれど、何かに絡めて気持ちを伝えてくれる子なんですよね。富田ちゃんのお芝居に気づかされた部分もたくさんありました。あらためて一緒に演じられてよかったですし、やえかが富田美憂ちゃんでよかったなと思います。
あともうひとつ、今回のエンディングテーマ「感情グラス」の歌のレコーディングのときに富田ちゃんが「あかねを想いながら歌った」と言ってたんです。実は私もやえかを想いながら歌っていて。
富田:嬉しい。キャラクターソングってモノローグだと思っているんです。だからこそ、大切にしたいなと思いながら収録に挑みました。































