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『うちの弟どもがすみません』第2話放送後:大空直美インタビュー【連載】

夏アニメ『うちの弟どもがすみません』第2話放送後:大空直美さん(成田糸役)インタビュー|「源は家族思いの塊みたいな人」と感じた理由

母親の再婚で、成田家に引っ越してきた糸が、いきなり4人兄弟の姉に! 無愛想だけど家族想いの長男・源。冷静沈着で爽やかな次男・洛。引きこもりでなかなか姿を見せない三男・柊。いつも元気で甘え上手な末っ子・類。新米長女と個性豊かな弟4人とのにぎやかな毎日が織りなす、スイートホームラブコメ、TVアニメ『うちの弟どもがすみません』。

アニメイトタイムズでは、毎話後にインタビュー連載を掲載中。第2話後となる今回は成田糸役の大空直美さんに、第2話で描かれた糸と源の関係性や、アフレコ現場の温かなエピソードについて語ってもらった。

 

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喧嘩のとき、素晴らしくカチンと来る言い方をしてくる源

──あらためて原作の印象をお聞かせください。

成田糸役 大空直美さん(以下、大空):少女漫画なので、恋愛のドキドキもあるんだろうなと思いながら読み進めていたのですが、家族を大切にする心とか、お互いを思い合う気持ちとか、とても温かい気持ちになれる作品だと思いました。コミカルな部分も面白くて、ポジティブなエネルギーをくれるんですよね。

──読んでいるときに気になったキャラクターはいましたか?

大空:悩ましい質問ですね……! 読んでいるときは糸ちゃん目線で読んでいたので、たとえば両親が北海道に行ってしまって類くんの甘えん坊が爆発しているときは、類くんを守りたい!という気持ちになりましたし、源の家族思いなエピソードを見るたびに「源っっ!」となっちゃいましたし、絡くんのアシスト力には感謝しきりですし、この先、柊くんとの関わり方でも気持ちがたくさん動いたりしたので、もう推しとかそういう感じにはならなかったですね。

みんなかけがえのない家族!みたいな感じで、かわいい素敵な弟たちと思いながら見てしまっていたかもです。

──オーディションはどうでしたか?

大空:オーディションにめちゃくちゃ気合いを入れて行ったことを覚えています。当時、とあるコンテンツのライブに向けて、エクステを付けてロングにしていたんですけど、ライブが終わったあとに糸ちゃんと同じくらいの長さに切って、糸ちゃんが好きそうなパーカーを買って、見た目から「大空さん、糸ちゃんに合うかも」と思ってもらえるような、そんな技も駆使していましたね(笑)。

──掛け合いのオーディションだったんですよね?

大空:掛け合いでした。「はじめまして」でスタートしたんですけど、「私だったら糸ちゃんのひたむきさをこういう風に演じます」とプレゼンテーションするつもりで挑みました。

──糸を演じるときは、どんなことを大切にしていましたか?

大空:糸ちゃんは思いやりがあって母性がある女の子だと感じているので、温かい気持ちというのを軸に作っていった気がします。これからたくさん家族間の問題が起こったりするんですけど、糸ちゃんはそれに向き合って、一生懸命ひたむきに頑張るので、その一生懸命で真っ直ぐなところも大事にしました。

それから、糸ちゃんって表情が豊かなんですよね。コミカルだったりシリアスだったり、ときめきだったり、感情が顔に表れているので、その表情ひとつひとつを大事にしたいと思っていました。だから糸ちゃんが変顔をしているときは特に、楽しく演じさせていただきましたね(笑)。

──コミカルな演技は本当に素晴らしかったですが、糸と同じような顔をしていたり?

大空:台本を読んでから映像を確認するんですけど、糸ちゃんの表情豊かさに、改めて驚くことが多かったんですよ。原作を改めて確認しながら、糸ちゃんのくるくる変わる表情と気持ちを、ひとつひとつ台本に書き込んで、自分の中にも落とし込んでいって。だからきっと私も、糸ちゃんについていくために、同じ顔をしてセリフを言っていたと思います(笑)。

──ちなみに演じるときは、等身大と女子高生という感じなのでしょうか?

大空:演技をするときに年齢感は気にするところなんですけど、今回、女子高生であることはあまり意識していなかったかもしれません。やっぱり糸ちゃんって、たくましさとか母性とか、お姉ちゃんなんだけど、お母さんのようなパワフルさを持っているところがあると感じていたので、10代の女子高生というより、私の目線と近いところにある気がしていました。

糸ちゃんは今まで母と2人で暮らしてきて、家を守り、家族を守ってきたので、そういう経験とか考え方に貫禄を感じたんですよね。だから女子高生を演じる感覚がなかったのかもしれないです。

──源とよくぶつかっていましたが、掛け合いはどうでしたか?

大空:糸ちゃんが食ってかかったりするところで、源役の増田俊樹さんが全力で返してくれるので、こちらも同じ熱量で返していました!源って、言葉が荒々しかったり、真意が伝わりにくいような物言いをすることがあるんですよね。

そこが愛おしい部分ではあるんですけど、糸ちゃんがその言葉にカチンとくるところで、私も一緒にカチンとなって言い返していました(笑)。2人の喧嘩のシーンは、激しいけどなぜか楽しさを感じるんです。

──自然とカチンと来るような芝居だった、ということですよね?

大空:本当にムッとしてしまうような言い方をしてくれるんですよ!だれけど、2人の仲の良さ、相性のよさ、心地よさも何故か感じられる… なんと言ったらいいんでしょう……素晴らしくカチンとくる言い方? かつ源らしく演じてくださるので、喧嘩のシーンは本当に楽しかったです。

──この先も、2人はぶつかっていきますよね。

大空:そうですね。「糸ちゃんたちがいるここって公共の場ですけど、こんなに叫んで大丈夫ですか?」とスタッフさんに確認することもあったのですが、「大丈夫です」と返してくださったので、安心して激しく喧嘩させていただきました(笑)。

──アフレコでは、座長として引っ張ってくれていたと、他のキャスト陣が話されているのですが、アフレコはいかがでしたか?

大空:そんなそんな…!みんなが私を立ててくれていたんだと思います。みんなで居心地の良い空間を作ってくいた感じがするので、きょうだいたちが裏座長みたいな感じです(笑)。特に長男源役の増田さんは座長としての私をすごく立ててくれる場面が多かったように感じています。

ステージ上でも、私がちょっと変なことを言っても、増田さんがやんわり、変な空気にならないようにツッコんでくれていました。あと演じていて気づいたのは、みんなそれぞれ演じているキャラクターに似ている部分があるということです。

作品と同じくすごく和やかな空気感が現場にも流れていました。そこにお父さんとお母さんたちも加わって、本当にアットホームな空間だったと思います。

──類役の寺澤百花さんは同性ですし、声優としては先輩になるわけですが、どんなことを話されていたのですか?

大空:寺澤さんは本当にかわいくて、「こういうときどうしたらいいですか?」って相談してくれたり、バレンタインの時期に、一緒にアフレコ現場にお菓子を買いに行ったりしたこともありました。とっても愛おしい妹みたいな感じで、いつも隣に座ってくれていて。お芝居も素晴らしくて話していて楽しくて。大好きです!

──今、それぞれのキャラクターに似ているという話をされましたが、大空さん自身は、糸に似ているなと感じたことはありますか? 寺澤さんは、大空さんは糸と似ていてエネルギッシュで包容力があると話されていましたが。

大空:嬉しいです…!なんとかしようと頑張り抜く力は、糸ちゃんと同じくある気がしています。でも、お料理と家事はあまり上手じゃないところがあるので、そういうところは似ていないかもしれないですね。包容力って何だろうな……。受け入れ力だったらあるかもしれない。何か起きてもたいてい何とかなるという考え方なので(笑)。

──小野賢章さんは、あたふたするところも似ていると話していました。

大空:そこは、すごく似ているかもしれません(笑)。

──お芝居を聞いていても、すごく演じやすそうだなと感じたのですが、いかがでしたか?

大空:そうですね!自分自身と重なったり、共感するところも多くありましたし、糸ちゃんの気持ちの動き方って、原作でもすごく丁寧に描いてくださっているので、演じる手がかりがたくさんあるんですよね。伸び伸び楽しく演じさせていただきました。

音響監督の本山 哲さんとも、アフレコが終わったあとにゆっくりお話できる機会があって。そうしたら、役者が持ってきたアイデアを尊重したいから、伸び伸びやってほしいと思ってくださっていたというお話を聞いて。グッと来てしまいました。すごく多くの部分を任せていただいたと感じていて、スタッフとキャストの信頼関係というものも感じました。

──糸は特に台詞数も多いですよね。

大空:本当にたくさんしゃべりましたね!冷や汗をかいたり笑ったり怒ったり落ち込んだり……それで顔もコロコロ変わるから、私も五感をフル稼働して、糸ちゃんに食らいついていくような感じでした。

でも演じていて本当に楽しいんですよ。かわいいし、愛らしいし、感情をたくさん出す子だから、アフレコが終わったあとは毎回、スカッと爽やかな気持ちになっていました。

 

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