
じゃがいも・バス・サーカス、どこまで本当?『グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~』スタッフインタビュー企画「グロウアップショウ、クローズアップしよう!」時代考証・山田順子さん
バスは決して安くはない。でもサーカスの運搬手段としては必需品だと思って
── ひまわりサーカスのメンバーは、じゃがいもをメインで食べていることが多いですね。
山田:さすがにじゃがいもだけということはなかったですが、戦中・戦後の食糧難の時代には、西日本はサツマイモ、東日本はじゃがいもを主食で食べることもありました。本作は関東付近が舞台設定だとお聞きしていたので、関東平野は土壌的にもサツマイモよりじゃがいもで問題ないだろうと思ったんです。
── なるほど。
山田:代用食は他にもいろいろとあるので、たとえば、かぼちゃでも時代的には問題ないんですよ。でも作中でかぼちゃを出しても、今の人はおかずとしか思わない。「また出てきた」って言わせるには、やはりじゃがいもかなと。じゃがいもは醬油との相性もいいので、日本人的には料理もしやすいですしね。だから「じゃがいもが主食でいいですか?」と聞かれて「いいですよ」とお伝えしました。まさかあんなに出てくるとは思ってもいませんでしたが(笑)。
── (笑)。ひまわりサーカスの移動手段となっているバスについてはいかがでしょうか?
山田:当時、進駐軍などの払い下げのバスやトラックが走っていることがありました。値段は決して安くなかったです。それでも、サーカスの運搬手段としては必需品だろうと思って。トラックに関しては、戦後は荷台に人間を乗せるのが禁止になったので、バスのほうが時代背景には合っていますね。
── たとえお金がないサーカス団だとしても、バスは必需品だろうと。
山田:そうですね。サーカス団ならペイントは自分たちでやることもできるでしょうし。バス移動はおかしくないかなと。
── その他、本作には昭和30年代ごろを感じるさまざまなアイテムや背景が出てくるとお聞きしました。
山田:この先、アメリカから入ってきた色々な商品が出てきますが、それらは発売時期が微妙なんです。この時代はアメリカ流のものがどんどん出てくる時代ではあるのですが、一年違うとまだ日本にはないということがあったり、オシャレな人なら持つだろうけど普及はしていなかったりということもある。本作は30年代と幅広い設定ではありますし、フィクションではありますが、スタッフの方々があまりブレ過ぎないよう、いろいろと慎重に制作しました。
結果的に長く作品に関わることになりましたが、楽しかったですね。おかげさまで72歳にもなって仕事が途切れずにできています(笑)。
【インタビュー:M.TOKU】
キャストインタビュー連載
スタッフ特集「グロウアップショウ、クローズアップしよう!」
『グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~』作品情報

放送情報
TOKYO MX:7月4日(土)より毎週土曜24時00分~
群馬テレビ:7月4日(土)より毎週土曜24時00分~
とちぎテレビ:7月4日(土)より毎週土曜24時00分~
BS11:7月4日(土)より毎週土曜24時00分~
テレビ愛知:7月4日(土)より毎週土曜26時25分~
MBS:7月5日(日)より毎週日曜25時20分~
AT-X:7月10日(金)より 毎週火曜21時30分~
※リピート放送:毎週火曜9:30~/毎週木曜15:30~
配信情報
ABEMA・dアニメストアにて最速配信!
ほか各配信プラットフォームにて順次配信!
■放送・配信情報詳細はこちら
スタッフ
原作:キルクスコレクション協会
監督:亀井幹太
キャラクター原案:深崎暮人
シリーズ構成:菊池たけし
キャラクターデザイン・総作画監督:牧野和俊
助監督:髙橋さつき
アクション監修:稲田正輝
絵本デザイン・エフェクトデザイン:まつもとあやね
時代考証:山田順子
イメージボード:六七質
美術監督:橋本巧
美術設定:綱頭瑛子
美術レイアウト:平義樹弥
色彩設計:ホカリカナコ
CG監督:神田瑞帆
撮影監督:青嶋俊明
編集:坪根健太郎
音響監督:藤田亜紀子
音楽:菅野祐悟
制作:A-1 Pictures Psyde Kick Studio
キャスト
鶴巻瑞佳:野田朋花
川澄桜翔:黒崎しおり
吾野伊万里:小山内怜央
五十土五十鈴:安堂ななこ
由良葵:楠木ともり
由良茜:夏吉ゆうこ
酒匂雫:鎌倉有那
スヴェトラーナ:岩橋由佳
麻利亜:釘宮理恵
間宮凛:茅野愛衣





























