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- 万木サエ
- アニメイトタイムズとテーマパーク系雑誌の仕事の二刀流! “好き”を仕事にできる喜びが、今の自分の原動力!

──馬狼の内面というお話も出ましたが、馬狼は強面で口が悪いものの実は家族に優しくて家事が得意というギャップの持ち主ですが、東さんにもギャップはありますか?
東:まさにこの映画を見て僕を知っていただきたいんですけれど、役と自分は全然違うよ! というのを感じてほしいです(笑)。
──馬狼はルーティンがしっかりしている選手です。東さん自身に何かルーティンはありますか?
東:僕は普段、舞台とかミュージカルに多く出させていただいているんですが、朝起きたらまず発声をしています。自分の声の調子を見て、今日はこうだなと思いながら朝ご飯を食べたり、ジムに行ってトレーニングしたりするのがルーティン化されています。
──馬狼は「人を破壊し超えていく快感」というエゴを持っていますが、東さんが「何かを乗り越え喜びを感じた」経験などはありますか?
東:今回の『ブルーロック』もそうですし携わった作品すべてで思うことなのですが、最初に役と向き合ったときに大丈夫かな、できるかなと思うんです。けれど終わった後に監督やプロデューサー、スタッフの方とお話して、良かったよとか素晴らしかったよと言っていただけると、その言葉で「今回も1個乗り越えたな」って思いますし、ファンのみなさんからの手紙とかを読んだときにも「この作品に出られてよかったな」と乗り越えた喜びを感じます。
──「〇〇に関して自分はキングだ!」と思える誰にも負けないものはありますか?
東:当たり障りのないことなんですけど……、今のところ身長だけは周りに負けていないなと(笑)。海外の方と会う以外は、自分はなかなか大きいなって思います。そこがキングかな!
──実際、馬狼よりも身長高いですものね! では、東さんと馬狼で似ているところ、共感できるところはありますか?
東:自分で言うのも恥ずかしいんですが、努力を惜しまないという点はすごく共感できます。僕もなにかひとつ興味を持ったものがあればとことん調べたり練習したりするタイプで。馬狼もこれに絶対なりたい!と思った時の熱意だったり、先ほど話したルーティン化していることにも繋がると思うんですけど、一貫したものっていうのはすごく共感できるなと思います。
──逆に自分とは異なり、憧れる部分などはありますか?
東:僕は人を蹴落としてまで上に立とうとは思わないので、そこはすごいなと思います。時には大事な心だと思うんです。自分には持ち合わせてない部分なのでも勉強になります。人を傷つけなければ、そういう一面もあってもいいなと思います。
──『ブルーロック』は299人を蹴落として世界一を目指すお話ですが、その世界には入っていけないと感じますか?
東:どうですかね……。もしスポーツの世界だったら考えられるかもしれない。それは相手を蹴落としたいというより、上手くなりたい、強くなりたいっていう気持ちからくるもので。自分が今と違う場所だったらそういう感情を持つかもしれないですね。
お芝居の世界だと、僕の知る役者の方々って、個性があって、身長や体格も異なれば声も違うし、いろんなお芝居を経てここに集まってきているので、上とか下とかないと思っているんです。だから蹴落とすっていうのは違うかな。本作もいろんな個性のキャラクターがいますけど、それぞれ合った役を全うして演じることが一番輝いていることだと思います。
──ちなみに、自分の上司に絵心甚八みたいな人がいたらどうですか。
東:燃えますね(笑)。僕、絵心さん好きで。もちろん褒められたいですよ。人間誰しも褒められたいという思いはあると思うんですけど、絵心さんの場合、愛のある厳しさというか、厳しく言うけどポロっとヒントを言ったり、的を射ていたら「その通り」って言ってくれるところが上司だったら素晴らしいなって思います。ただ暴言を吐くとか雑用を任せるとかではないと思うので、あの厳しさはすごく素敵です。
──TVアニメに付随した「あでぃしょなる・たいむ!」というミニアニメで、馬狼がメイドの格好をするファンにも人気のお話があるのですが、そのシーンのオファーがきたらどうしますか?
東:もちろんチャレンジしてみたいなとは思います(笑)。だいぶガタイのいい筋肉をしているので、どこまで鍛えたらあの域になれるんだろうって、まずそこのプランから始まりますね。ああいう一面を見せれたら役者としての幅も広がりそう。でもまず肉体改造をもっと頑張らなきゃいけないので、ちょっとお時間いただきたいです(笑)。
──人気の作品の実写化となるといろんな声もあるかと思いますが、プレッシャーは感じましたか?
東:もちろんプレッシャーはありました。原作の読者の方やアニメをご覧になっている皆さん一人一人が思い描く馬狼像があると思うんです。僕にも原作を読んで自分が思う馬狼というものがある中で、全員の意見を取り入れることは難しいと思うんです。ただどこかしらに共通点があると思っていて、そこを探求するのも役者としてすごく楽しくて良い経験なので、プレッシャーはありつつも見てくれたお客様がどう感じるのかは楽しみにしています。
──それでは最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
東:原作ファンの皆さんに、この実写版『ブルーロック』を見て、具現化された『ブルーロック』を楽しんでいただきたいです。実際に汗をかいているサッカーの臨場感、そしてキャラクターの個性や関係性の描き方も最高なものに仕上がっております。ものすごくアツい映画になっていますので、ぜひ映画館で見てください!
[取材・文/万木サエ 撮影/鈴木翔太]
