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『逃げ若』第二期:雫×魅摩の双六対決を矢野妃菜喜×花宮初奈が振り返る!

TVアニメ『逃げ上手の若君』第二期:矢野妃菜喜さん×花宮初奈さんが語る雫と魅摩の双六対決|キスで揺さぶる雫に魅摩もタジタジ!?【インタビュー】

 

魅摩と雫の双六勝負、アフレコでの空気は?

──第二期の物語ですと、逃若党が信濃を離れ、京に向かうところが描かれていきますが、第十九回までで印象的なエピソードはありますか?

矢野:やっぱり第十三回で、関東庇番衆が出てきたところは圧巻だったというか。すごくカッコいい人たちが出てきた!と思いきや、ちょっとコメディチックで、そこは印象的でした。あと、始まり方も実写ですごかったですよね。『逃げ若』はいろんな手法で私たちを楽しませてくれるので、その演出に驚きました。

──第十三回は、そういった意味では始まりに相応しい面白さでしたね。帰ってきた感というか。

矢野:はい。あと前半の、鯛が食べたい!も好きです(笑)。めちゃくちゃかわいいですよね! ここって結構コメディじゃないですか。でも、鯛を食べたときの時行の表情とかは、何とも言えない気持ちになりました。アニメオリジナルの要素も足されていて、このシーンを入れてくれてありがとう!と思いました。

──亡き兄・邦時の回想がまた切ないですよね。そして新鮮な鯛を届けるのも昔は大変なんだなと思いました(笑)。

矢野:勉強になりました。確かに!って。貴重だったんですね。

花宮:私が第十九回までで印象に残っている回は現場見学をさせていただいた第十九回です。めちゃくちゃ緊張をしていたんですけど、叔父上様(北条泰家/CV.上田燿司)のお芝居がすごく刺さって(笑)。ウソ泣きでせがんで関所を通してもらうシーンは、絵もお芝居も勢いが凄まじかったです(笑)。そのあとケロッと、どうだ!と切り替えるお芝居も面白くて。それまで本番の日のことで頭がいっぱいでしたが、上田さんのお芝居のおかげで緊張が解けていきました。本当に最高でした。

──嘘をつけない人はいいですよね。

矢野:本当に全部顔に書いてありましたからね。

──嘘がつけなくて本心が全部額に文字として出ているのは面白い演出ですよね。「北条」を「哀れ」で上書きして京へ潜入するのは、確かに面白過ぎました。

花宮:一気に緊張が和らぎました(笑)。

──第二十回の雫と魅摩の双六対決はいかがでしたか?

矢野:魅摩にとっても雫にとっても、かなり見せ場のエピソードだったので気合いを入れて現場に入ったんですけど、雫的には、どこまでキスの音(リップ音)を入れるのかみたいなところを最初に悩んでいたんですよ。テストのときには、入れられるだけ入れようと思って、結構入れたんです。でも『逃げ若』って、絵のお芝居に力を入れてくださることが多いので、最終的には、音ではほぼ入れない方向にしようということになって、台詞のところだけになったんです。

で、魅摩がそもそもキャラクターとしても強く、お芝居も強めだったので、雫はいつもミステリアスで抑えた感じなんですけど、今回は魅摩に負けないよう、かなり強い気持ちでお芝居をさせていただきました。

──ギャンブル勝負なので、相手の揺さぶりに対して、心を乱さないみたいなことは考えていたのですか?

矢野:どうだったかなぁ。相手の声を聞きつつも自分のことに集中していた感じだったので、心を乱されないぞ!という気持ちではやっていなかったかもしれないです。

──魅摩的には、登場から大変でしたけど、演じてみてどうでしたか?

花宮:初登場で私自身、ものすごく緊張していたんですけど、魅摩ちゃんはそうではなくて、高圧的で、かかってこい!みたいな感じで、なおかつ賢くて相手を分析しているんですよね。それをお芝居に入れるのがとっても苦労しました。

あと、最初のシーンが「きゃははは、雑っ魚〜」だったんですよ。個人的に、悠木碧さん(風間玄蕃役)が大好きで、すごく尊敬している先輩なのに、全然思ってもいないことを、キャラに対しては思いながら言うみたいな感じだったので印象に残っています。でも、これもこの役でないと言えないことだなと思いました。

──玄蕃は、一瞬で身ぐるみ剥がされて借金を背負っていましたからね…。

花宮:玄蕃があの結果になったからこそ、雫との勝負が始まりますからね。魅摩ちゃんは、めっちゃグイグイ攻撃するタイプなんですけど、雫はポーカーフェイスで、冷静に構えているんですよね。矢野さんもそういうタイプに私には見えていて。全然動じてないし、緊張もせず、日常のルーティンくらいの感じでお芝居をされていたので、私も負けないように頑張らなきゃ!って必死でした。

──雫のような落ち着きだったんですね。

花宮:さっきのキスシーンのリップ音の話ですけど、恥ずかしがっているのかな?とお顔をちらっと見てみたら、全然のぜんでやっていました(笑)。

矢野:どうやったらきれいにリップ音が鳴るのかな?しか考えてなかった(笑)。

花宮:尊敬します……! 勝手にお顔を覗き見ちゃってすみません……。

──現場でも魅摩と雫みたいな感じだったのですね。でも、キスで動揺させて、いかさましつつ勝つってすごい戦法ですよね。

矢野:すごかったですね!

──時行に対する気持ちに対してはどうでした?

矢野:ここまで恋心が育っていたんだなと思いました。そういう描写はこれまでもありましたけど、大好きとか言っちゃうくらい、キスしちゃうくらいなんだって。……まぁ、それが戦術のひとつだったのかもしれないけど、そこまで好きなんだなって、改めて認識したシーンでした。

──戦ったあと、京の街を案内しようみたいな感じでしたよね。時行に惹かれる魅摩もかわいいですね。

花宮:そうですよね。一度認めて打ち解けると等身大感が出てきて、年齢相応なところが見えてくるのがかわいいなと思っています。

あとは純粋に楽しそうだなと思いました。同じ年頃の子たちと、こうやってわちゃわちゃ遊ぶことが、今までにない経験だったのかもなと思ったので、微笑ましく台本を読んでいました。でも、それがあと何日続くんだろうか、とも思って切なくもなりましたね……。

──そんな魅摩を演じ終えての気持ちをお聞かせください。

花宮:憧れの“ジャンプ作品”なので、そもそもオーディションに受かるとは思っていなかったんです。だからオーディションに受かったお話をいただいてからずっとハラハラし続けているといいますか、夢見心地という感じだったので、早くオンエアを観て実感したいです。まだ“自分が魅摩ちゃんでいいのかな?”と思いながら生きているので、早くオンエアを観て安心したいんです。

──このインタビュー時点では、キャストすら発表されていないですからね。

花宮:どうしよう、放送で違う人になっていたら……。そんなふうに、ずっとドキドキしています。

──となると、まだ実感できるまでではないですね(笑)。では最後に矢野さんへ。今後の見どころを教えてください。

矢野:ここから結構シリアスな内容になっていくんです。アフレコの映像をチェックしていて、すごく怖かったシーンがあったので、ホラー注意です! 本当にびっくりしちゃうくらい怖かったので。

あとは個人的には楠木正成さんが好きなんです。めちゃめちゃカッコいいんですよ! 説得力があるというか。出てくるたびに、何だこのいい男は!と思っていたし、このあともめちゃめちゃカッコ良いので、楽しみにしていてください。

[文・塚越淳一]

 

作品情報

あらすじ

時は西暦1333年、武士による日本統治の礎を築いた鎌倉幕府は、信頼していた幕臣・足利高氏の謀反によって滅亡する。

全てを失い、絶望の淵へと叩き落とされた幕府の正統後継者・北条時行は、神を名乗る神官・諏訪頼重の手引きで燃え落ちる鎌倉を脱出するのだった……。

逃げ落ちてたどり着いた諏訪の地で、信頼できる仲間と出会い、鎌倉奪還の力を蓄えていく時行。

時代が移ろう大きなうねりを、「戦って」「死ぬ」武士の生き様とは反対に「逃げて」「生きる」ことで乗り越えていく。

英雄ひしめく乱世で繰り広げられる、時行の天下を取り戻す鬼ごっこの行方は――

キャスト

北条時行:結川あさき
雫:矢野妃菜喜
弧次郎:日野まり
亜也子:鈴代紗弓
風間玄蕃:悠木碧
吹雪:戸谷菊之介
諏訪頼重:中村悠一
足利尊氏:小西克幸
小笠原貞宗:青山穣
市河助房:山本高広
清原信濃守:勝杏里
望月重信:三宅健太
海野幸康:楠大典
祢津頼直:三浦勝之
魅摩:花宮初奈
 

(C)松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会
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