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『逃げ上手の若君』第十六話「愛の戦士!信濃仮面」振り返り|三大将による激渋カバーソングも話題

戦はいよいよ決戦へ……三大将による激渋カバーソングも話題に──夏アニメ『逃げ上手の若君』第十六話(第2期・第4話)「愛の戦士!信濃仮面」振り返り

「週刊少年ジャンプ」にて2021年から2026年にかけて連載された漫画『逃げ上手の若君』(作・松井優征先生)。2024年7月よりアニメ第1期が放送され、この7月から第2期の放送がスタートしました。

本作は、滅亡した鎌倉幕府で1人生き残った北条家の正統後継者・北条時行が、“逃げ隠れ”の才能を活かし、北条一族を裏切った足利尊氏から鎌倉を奪還するため厳しい試練と戦いに身を投じていく物語です。

本稿では、毎週の放送に合わせてそのストーリーを振り返りながら、戦の戦況や政治情勢を整理していきます。今回は第十六話「愛の戦士!信濃仮面」です。

※本記事は本編のネタバレ要素が含まれます。

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逃げ上手の若君 第二期
時は西暦1333年、武士による日本統治の礎を築いた鎌倉幕府は、信頼していた幕臣・足利高氏の謀反によって滅亡する。全てを失い、絶望の淵へと叩き落とされた幕府の正統後継者・北条時行は、神を名乗る神官・諏訪頼重の手引きで燃え落ちる鎌倉を脱出するのだった……。逃げ落ちてたどり着いた諏訪の地で、信頼できる仲間と出会い、鎌倉奪還の力を蓄えていく時行。時代が移ろう大きなうねりを、「戦って」「死ぬ」武士の生き様とは反対に「逃げて」「生きる」ことで乗り越えていく。英雄ひしめく乱世で繰り広げられる、時行の天下を取り戻す鬼ごっこの行方は――作品名逃げ上手の若君第二期放送形態TVアニメシリーズ逃げ上手の若君スケジュール2026年7月17日(金)~全国フジテレビ系“ノイタミナ”にてキャスト北条時行:結川あさき雫:矢野妃菜喜弧次郎:日野まり亜也子:鈴代紗弓風間玄蕃:悠木碧吹雪:戸谷菊之介諏訪頼重:中村悠一足利尊氏:小西克幸スタッフ原作:松井優征監督:山﨑雄太シリーズ構成:冨田頼子キャラクターデザイン・総作画監督:西谷泰史副監督:川上雄介アニメーションディレクター:太田慎之介プロップデザイン:よごいぬ色彩設計:中島和子美術監督:小島あゆみ美術設定:taraco...

「北」は敗けていなかった! 豪快な将・望月の策

「北」の戦場に到着した時行たちは、燃え盛る仲間の砦を目の前に敗北を確信し、絶句。特に「北」の戦場に加勢していた望月の娘である亜也子は膝から崩れ落ちて涙を流します。

ところが、心痛な面持ちの時行たちの後ろから現れたのは何と望月と砦の主である常岩、そしてその兵たち。時行たちは驚きながらもホッと胸をなでおろし、亜也子は父と感動の抱擁を交わしていました。

望月の豪快な人柄が感じられ、亜也子の性格は父譲りなのだなと感じるシーンでしたね。父娘が抱き合ってあばら骨折るって……! 「望月家ではあばらは折って強くするのだ!」望月のこの台詞結構好きです。

砦は陥ちているものの、将も兵も無傷。望月は防御の弱い砦を早々に手放して逃げ、山に潜み、「中」の戦場に向かう市河の軍の背後を突こうと考えているのです。特に、渡河のタイミングで対岸にいる四宮軍と挟み撃てば、市河軍に壊滅的な被害を与えられるでしょう。

さすが三大将! ……と言いたいところですが、先ほど砦を捨ててきたばかりということもあり、肝心の四宮軍とその示し合わせができていません。早速時行たちはこのことを伝令すべく四宮の元へ出発します。

その際、時行は亜也子に父のもとに残るよう指示。「北」と「中」の伝令役を任せるとともに、「せっかく父君と戦える機会だ 親孝行して差しあげるといい」と。優しい配慮に亜也子も嬉しそうでした。

計算ではなく自然とこういうことができるのが時行の素晴らしいところ。郎党たちの忠義心が爆上がりしてしまうのも納得です。

雫&吹雪の策で「中」の決戦へ

「中」にいる四宮に望月の策を伝えた時行、弧次郎、吹雪。一日中戦場間を走りっぱなしだった三人はさすがにヘトヘトで、保科本陣で一旦休息を取ります。まだ10歳程度の子供たちが戦場を駆け回る……改めてすごい時代ですね。

翌日、「中」の戦場で軍議が行われます。今回の戦では「中」の戦場で国司軍に勝つことが最重要ですが、両軍の戦力は互角で決め手を欠く状況。

大人たちが頭を悩ませる中、雫が伝令役からの進言を申し出ます。雫に促された吹雪は「南」の砦の戦力が少し過剰であることを指摘。砦の構造が堅固であるため、敵が攻めてくる方角さえ前もって予測できれば、海野の武力と少数の兵で守ることができると言うのです。

この策のためには敵が攻めてくる方角を偵察するための兵が必要となりますが、それを加味しても今の八割の兵で対応できると吹雪は考えています。

加えて、雫は偵察兵の代わりに祢津の鷹を利用することを提案。そうすれば偵察兵はほとんど不要となり、「南」に残す兵の数は百騎で十分になります。

祢津が「南」に行く代わりに「南」から二百の兵を「中」に送れば、「中」の戦力は増強され、それが決着をつける決め手となるでしょう。

子どもからの提案ではあるものの、頼重の代理人として信頼される雫からの献策ということでこの策が採用されることに。吹雪も雫もなかなか立派な軍師ですね。逃若党は本当に優秀な人材がそろっています。

頼し……否、信濃仮面参上!

早速作戦は実行され、祢津は「南」に移動。実際に戦場を観た祢津から新たに伝令を託された時行たちは、早速「中」に向かって出発します。

しかし、数々の武功を持つ海野には一抹の不安が。数だけの国司軍とは違い、自身と同じく歴戦の手練れである貞宗が何の策も練っていないはずがないと推測しているのです。

その不安は的中してしまいます。伝令のため「中」へ向かう時行たちは、待ち伏せしていた貞宗率いる百騎の軍に囲まれてしまったのです。伏兵に気づかず会話する時行たちの背後にうっすら貞宗の目が描かれている演出にゾワッとしてしまいました……。怖い……。

貞宗は時行を捕まえて拷問することで、戦に勝つだけではなく、諏訪頼重の戦への関与を暴いて頼重を滅ぼすための大義名分も手に入れるつもりです。

百人もの兵に囲まれ、絶体絶命の時行。玄蕃の煙幕でなんとか包囲から逃れようとするも、煙の端から出たところを貞宗の矢で射止められてしまい、弧次郎、玄蕃とともについにその身を捕らえられてしまいます。

終わった……そう思った瞬間、時行達を捕まえていた兵たちは次々に矢で射抜かれていきます。現れたのはマスクを被った不審な男、自称「信濃仮面」。

頭からは鹿の角も生えており、妙な姿ではあるものの誰がどう見ても間違いなく諏訪頼重。これには敵も味方も唖然……。

我に返った貞宗からも「どう見ても諏訪頼重であろうが!胡散臭さに磨きをかけおって!」とその場にいる全員はおろか視聴者も思っているだろうツッコミが入ります。というか、日頃から胡散臭いと思ってるんですね……。

指摘された信濃仮面は「違いますぅ諏訪仮面でございまするぅ」と本人が名前を間違っており、設定さえもブレブレ。

しかし、いざやり合おうとすると、貞宗はあっさりと諦めて撤退し、「中」の戦場へと向かって行きました。貞宗は「南」に配置していた兵たちを「中」の援軍として向かわせる途中で時行を捕獲しようと考えていたのです。

頼重は神力でその未来が見えたため、急遽駆けつけてきたのでした。そして、彼は時行の身を案じ、伝令役を他の者に任せて諏訪大社へ帰るよう諭します。

信濃の民のために命を懸ける覚悟である三大将に対し、時行の目的は鎌倉幕府の再興。頼重は大事なその身をこれ以上危険に晒してはいけないと言い聞かせますが、時行は「頼重の役に立ちたい」と主張。

自分と同じように大きな宿命を背負いながらも、自分にたくさんのことを与えてくれる頼重。伝令役を務めていると、そんな頼重に恩を返せているように感じると時行はその胸の内を吐露します。

時行の強い思いに触れた頼重は、絶対戦いには参加しないこと、少しでも危険を感じたら逃げることを条件に伝令役の続行を許可。時行は頼重が連れてきた百騎の兵と共に「中」の戦場へ向かうことになりました。

その後ろ姿を見送る頼重は、時行の成長と自身を想っての言葉に「もらいすぎているのは私の方だ」と涙。登場したときはあんなに胡散臭かったのに、最後は感動で締めてくるだなんて……さすがの手腕です……!

始まった「中」での決戦

そうして始まった「中」での決戦。伝令役の逃若党は戦場を見て回り、各陣営の戦況を伝えて回っています。乱戦となってはいるものの、どこも自軍が押しており戦況は上々。勝ち筋が見えてきました。

時行たちがホッと安心したのも束の間、山手の方から轟音と共に一基の神輿が出現。二十人ほどの屈強な男たちが片手に刀を持って神輿を担ぎ、神輿の前後には刀も取り付けられています。

神輿はまるで現代の戦車のように、味方の武士たちを次々に薙ぎ倒し、優勢だった戦況に綻びが。神輿の中にいたのはなんと国司で、自身は安全な神輿の中にいながら窓から弓を放ってきます。なんと卑怯なのでしょう……。

完全に意表を突かれてしまった信濃軍。国司神輿をどう打ち破るのでしょうか……!

「一番愛して❤︎」三大将による激渋カバーソングが話題に

放送後、公式Xでは三大将がカバーしたED主題歌「ロマンティックがほしいなら」が公開され、大きな話題に。皆さんお聞きになりましたでしょうか?

三大将を演じているのは三浦勝之さん、楠大典さん、三宅健太さんの3人。激渋イケボな大将たちが恋する乙女の歌を熱唱しています。控えめに言って最高に面白いです。亜也子のパートを父である望月が務めている点にもこだわりを感じました。

衝撃のカバーソングには三大将役の一人・三浦勝之さんだけでなく、作曲者であるぼっちぼろまるさんやキャスト陣も反応。

激渋ボイスで歌われる「L!O!V!E!」や「ねえ」、「一番愛して」の破壊力たるや……。特に、「L!O!V!E!」は圧がすごかったです。この愛を受け止めるのにだいぶパワーがいりそうです。

あと、「めっちゃ地獄落としたげる」は本当に地獄に落とされそうだなと思いました。絶対に愛さなければ……。

聞けば聞くほど癖になる諏訪神党三大将によるカバーソング、まだお聞きになっていない方はぜひお聞きください。

作品情報

逃げ上手の若君 第二期
作品名 逃げ上手の若君 第二期
スケジュール 2026年7月17日(金)~
全国フジテレビ系“ノイタミナ”にて
あらすじ 時は西暦1333年、武士による日本統治の礎を築いた鎌倉幕府は、信頼していた幕臣・足利高氏の謀反によって滅亡する。

全てを失い、絶望の淵へと叩き落とされた幕府の正統後継者・北条時行は、神を名乗る神官・諏訪頼重の手引きで燃え落ちる鎌倉を脱出するのだった……。

逃げ落ちてたどり着いた諏訪の地で、信頼できる仲間と出会い、鎌倉奪還の力を蓄えていく時行。

時代が移ろう大きなうねりを、「戦って」「死ぬ」武士の生き様とは反対に「逃げて」「生きる」ことで乗り越えていく。

英雄ひしめく乱世で繰り広げられる、時行の天下を取り戻す鬼ごっこの行方は――
キャスト 北条時行:結川あさき
雫:矢野妃菜喜
弧次郎:日野まり
亜也子:鈴代紗弓
風間玄蕃:悠木碧
吹雪:戸谷菊之介
諏訪頼重:中村悠一
足利尊氏:小西克幸
スタッフ 原作:松井優征
監督:山﨑雄太
シリーズ構成:冨田頼子
キャラクターデザイン・総作画監督:西谷泰史
副監督:川上雄介
アニメーションディレクター:太田慎之介
プロップデザイン:よごいぬ
色彩設計:中島和子
美術監督:小島あゆみ
美術設定:taracod takao
建築考証:鴎利一
タイポグラフィ:濱祐斗 山口真生
撮影監督:佐久間悠也
CGディレクター:任杰 河北茉衣
編集:平木大輔
音響監督:藤田亜紀子
音楽:GEMBI 立山秋航
音響効果:三井友和
制作:CloverWorks
製作:逃げ上手の若君製作委員会
主題歌 OP:「鬼事」中島健人
ED:「ロマンティックがほしいなら feat. 小坂菜緒,正源司陽子,藤嶌果歩(日向坂46) 」ぼっちぼろまる
電子書籍 『逃げ上手の若君』電子書籍(コミック)

(C)松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会

 

この記事をかいた人

わたなべみきこ
出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
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