
小野賢章さんはなぜゲームに夢中になるのか? 秋アニメ『DARK MACHINE』の魅力と競技性のあるゲームの面白さ
自分よりも強い人が無限にいることが、競技性のあるゲームの魅力
──小野さんご自身もFPSをプレイされると思うのですが、競技性のあるゲームの魅力はどういったところだと感じられますか?
小野:人にもよるとは思いますが、僕としては「強い人が無限にいる」ことが魅力だと思っています。
──負けるのが嫌というプレイヤーもいますが、むしろ自分より強い人と対戦する方がやる気が出るタイプですか?
小野:まぁ、上手い人と戦っても、本当に悔しい思いしかしないんですけどね(笑)。
もちろん、僕も基本的には負けたくはないんですけど、自分よりも圧倒的に上手い人相手に、10戦中1回でも勝てた時の嬉しさみたいなものが忘れられなくて、結果的にずっと負け続けている……みたいな。
──わかります。普通に戦ったらまず勝てない相手に、奇跡的に1回勝てた時の快感って格別なんですよね。
小野:そうなんです……! FPSをやっている時は、ずっとその1勝の快感を追い求めてます(笑)。
──プロゲーマーの方と交流される機会もあるかと思いますが、プロの方の「凄さ」を感じたことはありますか?
小野:負けた時でも、すごくポジティブなところですね。
FPSで言うと、自分が倒されちゃった時や、味方がやられちゃった時の声掛けやフォローなど、メンタルコントロールがすごいなと。僕は負けると結構引きずるタイプなのもあって、絶対に人のせいにしない姿勢はすごいなと感じましたね。
──小野さんがそこまで深くゲームにハマったきっかけは何だったのでしょうか?
小野:きっかけはコロナ禍に時間ができたことですね。
花江くんのゲーム配信に参加させてもらった時が本当に楽しかったんです。それなら、せっかくだから自分でパソコンを買ってやってみようかなと思い立って始めたら、どんどんハマっていって……。
──では、本格的にゲームを遊ばれるようになったのは比較的最近なんですね。
小野:そうですね、完全に大人になってからです。一応それ以前も『スマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズ)』とか『マリオカート』とか、みんなでワイワイ遊ぶようなタイトルには触れていましたが、あまりディープな作品は遊んでいませんでしたね。
──小野さんは小さい頃からお仕事をされているので、ゲームで遊ぶ時間が限られていたという背景もあるのでしょうか?
小野:うーん、どうでしょう。それも多少影響はあったかもしれませんが、当時は純粋にゲームよりも漫画の方が好きで、漫画ばかり読んでたからという理由の方が大きいと思います。兄が集めている漫画がたくさん家にあったので。
大人になってからも、昔はゲームに全然興味がなかったんですが、当時は声優として生き残ることに必死だったので、それどころではなかったのが大きいかもしれません。
eスポーツの大会ならではの臨場感を伝えたい
──もし小野さんご自身が『DARK MACHINE』のプレイヤーとして参加するとしたら、どのような立ち回りをされますか? カイリは近接スタイルですが。
小野:カイリは目が良くて若いので、動体視力や反射神経で攻撃を避けたりできると思うんですけど、僕はもう反射神経的に、前線で弾を避けまくるみたいなことは絶対にできないと思うので……(笑)。後ろの方でじっと構えて、スナイパーでチクチクやれたらいいなと思います。
──普段ゲームを遊ばれる時も、前線でバリバリやるよりは、後方から狙撃するスタイルが多いのでしょうか?
小野:そうですね。FPSだけではなく、『LoL』もそうなんですけど、やっぱりアサルト系だと指が追いつかなくて……(笑)。後方から援護したりするプレイスタイルの方が多いです。
──これまでもロボットに乗るキャラクターを多く演じられていますが、今回のような「ゲーム内での操縦」という設定で演じ方に違いはありましたか?
小野:実際に命がかかっているわけではないですが、「ここで負けたら終わり」という熱量やプレッシャーは同じように出していきたいと思って演じました。
ただ、やはり画面を見ながらプレイするという点では、大きな違いがあると思っていて。画面上の情報を処理してパソコンで動かしている分、相手の位置を把握して味方にしっかり伝達するという意思疎通の臨場感などは、明確な違いとして意識して演じていました。
──eスポーツでも、試合中のプレイヤーたちのやり取りは、本当の戦闘中のような真剣さがありますよね。
小野:僕自身、eスポーツの大会は好きでよく見るのですが、リアルの大会ではさらに色々な情報が飛び交っていますよね。実際のVC(ボイスチャット)でどんな会話が交わされているのか、ハイライトなどで聞くことがあるんですが、とにかく混戦しているんです。
アニメでは視聴者の方々に情報を伝えないといけないので、セリフが重ならないようにしているという違いはありますが、eスポーツならではの臨場感はできる限り再現したいと思いながら演じています。
──最後に、放送を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
小野:僕自身もゲームも含めて『DARK MACHINE』という作品をものすごく楽しみにしています。アニメを通じて『DARK MACHINE』というゲームについて、「面白そうだな」「自分もゲームを触ってみようかな」と興味を持っていただければ何より嬉しいです。
もちろんアニメとしてもストーリーがしっかりと描かれていて、単体でもすごく楽しめる作品になっているので、ぜひ放送を楽しみに待っていただければと思います。
作品情報
あらすじ
日本で唯一、「ダークマシン」経済特区に指定されている街・ゴールデンバレー。
その頂点に君臨するのが、「ダークマシン」最強プレイヤーの称号『千鬼』を襲名している7代目
『千鬼』のアジマだった。
アジマは「ダークマシン」によってゴールデンバレーを実質的支配する存在となっていた。
主人公のカイリは、亡き祖父の遺言「千鬼を探せ」を胸にゴールデンバレーを訪れたところ、偶然アジマ配下の「阿流堕美瑠(あるだびる)」に追われる少女「ルドラ」と出会う。
ルドラに巻き込まれる形で「ダークマシン」プレイヤーとなったカイリは、度重なる激戦の末、徐々にその才能を開花させていく。
カイリは『千鬼』と対峙し、運命を切り開けるのか―。「ダークマシン」の頂点を目指すカイリの戦いが今、始まる。
キャスト
(C)Project Carbuncle/ DARK MACHINE Committee


































