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アニメ『DAYS』聖蹟高校サッカー部の声優陣がフットサルで大暴れ

宮野真守さん、浪川大輔さんら声優陣がフットサルで大暴れ!? 「『DAYS』聖蹟高校サッカー選手権」夜の部レポート

 2017年1月14日(土)、エスフォルタアリーナ八王子にてTVアニメ『DAYS』のイベント「聖蹟高校サッカー選手権」が開催されました。登壇したのは、柄本つくし役・吉永拓斗さん、風間陣役・松岡禎丞さん他、なんと総勢13名のキャストのみなさんと、1期でも2期でもOP主題歌を務めたHOWL BE QUIET!

 しかも会場のエスフォルタアリーナ八王子は、聖地・聖蹟桜ヶ丘からも近く、各種国際大会も行われる体育館を有する施設というレアっぷり。イベントもこの会場ならではの企画が盛りだくさんでした。本稿では、豪華メンバーによる「聖蹟高校サッカー選手権」夜の部の様子をたっぷりお届けします。

【出演者】
[キャスト]
柄本つくし役・吉永拓斗さん
風間陣役・松岡禎丞さん
水樹寿人役・浪川大輔さん
君下敦役・小野大輔さん
大柴喜一役・宮野真守さん
猪原進役・安元洋貴さん
来須浩之役・吉野裕行さん
新戸部哲也役・石川界人さん
白鳥直樹役・岡部涼音さん
佐藤栄樹役・小松昌平さん
鈴木栄太役・寺島惇太さん
中澤勝利役・小西克幸さん
生方千加子役・伊瀬茉莉也さん

[アーティスト]
1期&2期OP主題歌担当・HOWL BE QUIET

[特別ゲスト]
フリースタイルフットボールチーム・蹴流波 -Sur De Wave-
アモーレ橋本さん(長友佑都選手のモノマネ助っ人)
浅野智秋さん(香川真司選手のモノマネ助っ人)

※出演予定だった灰原二郎役・下野紘さんはインフルエンザのため欠席されました。

 

昼の疲れもなんのその! 恒例のコーレスで開幕
 会場に入ると、特設ステージの前には広いフットサルコートが設けられ、三方から囲むように客席が。しかもコートの横には、本物の公式試合のようにミズノやPONY CANYONなどのスポンサー看板がずらりと並べられていて、まるでスポーツ観戦に来たかのよう。会場に入ったお客さんも、ここでどんなイベントが繰り広げられるのか興味津々の様子でした。

 期待の中、1期ED主題歌「EVERLASTING DAYS」に合わせて登場したのは、特別ゲストの蹴流波 -Sur De Wave-(シュールドウェーブ)。さすがは数々の大会で優勝を重ねるパフォーマー、サッカーボールを使った技を披露し会場を沸かせました。

 つづいて登場したのは、司会を務める「ヒゲ」こと監督・中澤勝利役の小西克幸さんと、マネージャー・生方千加子役の伊瀬茉莉也さん。軽妙なトークで会場を盛り上げます。

 さらに、監督・小西さんが1人ずつキャストを呼び込み。キャラクターの背番号順に、1・安元洋貴さん、5・小松昌平さん、6・寺島惇太さん、7・浪川大輔さん、9・松岡禎丞さん、10・小野大輔さん、11・宮野真守さん、14・石川界人さん、15・吉野裕行さん、16・岡部涼音さん、そして、17・主人公の吉永拓斗さんが登壇しました。

 吉永さんが登壇すると、すかさず宮野さんが頭突きをして吉永くんが倒れるパフォーマンスを披露。アニメで観たシーンの再現に、ファンは大きな歓声をあげました。

 
 昼の部も行われた今回のイベント。疲れが残るキャストのみなさんですが、1人ずつ挨拶をと促されると、安元さんが「人間、2時間あると結構回復するものですね。まだちょっとどこかピキピキきてるかもしれないけれど(笑)」と夜の部の意気込みをはじめ、浪川さんが「ドギャーンとなってシュルーンと行きますんで」とキャプテンらしい擬音語で挨拶したり、小野さんの挨拶に宮野さんがぴったりくっついて笑いをさらう昼の部のネタを重ねたり、石川さんがめちゃくちゃ疲れているのにコートをぐるっと一周走ってみせたりと、それぞれにサービスたっぷりの挨拶を披露してくれました。

 最後に挨拶した吉永さんは、「有り余るスタミナをカラッカラにするくらいに走りたい」と現役高校生の余裕を見せました。

 そして、イベント恒例の吉永さんとの開会コール&レスポンス! 吉永さんが「準備はいいですかー?」と問い掛けると会場は「はーい」と元気いっぱいの返答。少し照れた様子で「ありがとうございます」と小さくつぶやく吉永さんに、会場からは「かわいい……!」と絶賛の声があがりました。 そして、「キック」「オフ」のコール&レスポンス。大きな拍手でイベント開幕です。

 
つくしの夢には足りないモノが……? 名シーンを振り返り
 小西さんの「全員、着席!」の合図で、ベンチに座っての最初のコーナーへ。と、宮野さんが両隣の石川さんと小野さんの足を踏むように、どっかりと着席。太ももの上に太ももを置かれた石川さんが、逆側の足を宮野さんの太ももの上に乗せて反撃、もはや足が絡み合って誰の足だかわかりません。なぜだか一言も話さず、カメラ目線でほほえむ宮野さんに、会場は大爆笑です。

 最初のコーナーは、「聖蹟高校サッカーダイジェスト」。原作・安田剛士先生に選んでもらったお気に入りのシーンを観て振り返ります。

 まずは、第10話「この程度の挫折ごときで俺は負けない」から、風間(CV松岡禎丞)が桜木高校の犬童(CV関智一)に圧倒されるシーン。安田先生は「声優さんの演技が両方共すごくよくて、漫画に描いた時より印象に残るシーンにしてもらえました」と大絶賛。

 観終わった松岡さんは、なんとも言えないものすごく渋い顔をしていましたが、安田先生のコメントに「感無量です」と答えました。また、それまでとは少し違った泥臭い風間を演じてみて、「影では努力をしていましたけど、世界が変わって見えますよね。僕の中でも関さんには勝てないなと思って」とコメント。さすがは安田先生も大絶賛のシーン、犬童だけでなく犬童役の関さんも強かったようです。

 2つ目は、第19話「ついて来い 全国まで一直線だ」から、君下(CV小野大輔)と喜一(CV宮野真守)が漫才のような喧嘩を繰り広げるシーン。映像を食い入るように見つめていた小野さんと宮野さんですが、観終わると同時にいがみ合うシーンを再現、息の合った様子を見せてくれました。安田先生からは、「声優さんのアドリブがめちゃくちゃ面白かった」とのコメントがありました。

 このシーンだけでなく、2人がアドリブで喧嘩することは多かったとのこと。他の人のシーンの後ろで言い合うこともあり、実際には使われなかった長いアドリブもあったのだとか。また、スケジュールの関係で、別々の収録で掛け合いを録っていたこともあると明かされました。さすがは名コンビ。「まんま(喜一)ですよ、この人。だからやりやすかった」と宮野さんを指す小野さんに「えっ!?」と返した宮野さんですが、小西さんも「まんまだよ」と重ね、笑いを誘いました。

 
 さらに、宮野さんは同じシーンに居合わせたつくし(CV吉永拓斗)のアドリブにも感動したと話し、勝手に「伝説ぅー、ファイッ!」と叫んだ宮野さんに「オー!」と返した吉永さんを大絶賛。吉永さんは「ファイッ!」と聞くと「オー!」と返すのが習慣になってしまったようです。

 最後のシーンは、2期のED映像。Shout it Outの「DAYS」に合わせて流れるポップで可愛い映像は、安田先生の世界観にはない表現だったそうで、「とても新鮮な気持ちで楽しめました」とのこと。会場には映像と音楽に合わせてサイリウムを振る人も見られ、終わると同時に大きな拍手が起こりました。

 小西さんが「あれ全部つくしの夢なのかな」と話すと、吉永さんは「本当に可愛い夢見るなぁって」と自分のことのように照れた様子。さらに「夢の中でも二人(つくしと風間)は大親友なんだよ」と言われると、「ふふっ」と笑う吉永さん。隣の松岡さんが「なんか不思議な気持ちになってくる」と吉永さんの笑い方につっこみを入れていました。

 とっても可愛く、人気の高いこのEDですが……実は佐藤(CV小松昌平)と鈴木(CV寺島惇太)が出ていないことが発覚。「よーく見てたんですけど……いなかったです」と小松さんと寺島さんはショックを隠せない様子です。「つくしの代わりに謝らなきゃいけないかな……?」と気を遣う吉永さんですが、佐藤と鈴木が活躍するのはこれから! アニメが続くことに期待ですね。


迫力のED主題歌ライブ&後半戦幕開け!
 ここで、プロサッカーの大会にもある「ハーフタイムショー」。 1期・2期ともにOP主題歌を担当したHOWL BE QUIETのライブタイムです。まずは1期のOP主題歌「Wake We Up」。そして、蹴流波のみなさんのパフォーマンスとともに、2期のOP主題歌「Higher Climber」も熱唱! 会場からは惜しみない拍手が送られました。

 ノリノリのハーフタイムショーの後は、いよいよ会場中央に設けられたコートを使っての後半戦。ディフェンスチームとオフェンスチームとに分かれて「聖蹟高校紅白戦三本勝負」を行います。

[ディフェンスチーム]
安元さん(キャプテン)
小松さん
寺島さん
石川さん
吉野さん

[オフェンスチーム]
浪川さん(キャプテン)
松岡さん
小野さん
宮野さん
岡部さん
吉永さん

 ディフェンスチームキャプテンの安元さんは、「さっき嘘を1つついたんです。……回復してない!」と昼の部の疲労が残っていることを告白。「乳酸がそろそろ溜まっているぞ、という人」と小西さんが問うと、ほぼ全員が挙手。この告白に、会場は昼の部の健闘を称えながらも爆笑です。

 さらに小野さんが「エアーサロンパスをしたんですけど、やりすぎてスースーしてるっていう。股間辺りが」と話すと会場もキャストも大笑い。内もも辺りにかけるエアーサロンパスは危険です。

 安元さんは、本来ディフェンスチームに入るはずだった下野さんのユニフォームを掲げ、「下野さんの魂を持ってきました」と挨拶。昼の部には負けてしまったディフェンスチームですが「お前がいなかったから負けたんだと言い訳ができる。だから結果を気にせず思い切ってやります」とユーモアたっぷりの意気込みを語りました。

 
 対するオフェンスチームは、キャプテンの浪川さんが意気込みを語ろうとすると、背後から宮野さんが「全然負ける気がありませんね!」と役目を横取り。会場を笑わせます。気を取り直して浪川さんが話し始めたところに、今度は小野さんが意気込みを重ねようとしますが、ちょっぴり入るのが遅くて「かぶせが遅い!」と小西さんのつっこみが入り、さらに会場を沸かせます。

「サッカーしに来ましたから、今日」と勝つ気満々の小野さんは、昔サッカーでレギュラーだったほどの経験者。会場も期待を向ける中、宮野さんが小野さんにひざかっくんをして、「今はやめろよ!」とさらに漫才を繰り広げる余裕を見せました。


こんなドラマあり!? 奇跡の「キックーターゲット対決」
 最初の対決は、「キックーターゲット対決」。"キックターゲット"という得点のついたゴールへボールを蹴り込み、見事得点の穴へシュートが決まればその得点が得られます。

 ディフェンスチームは1人足りないので特別ルール! 昼の部では見事得点した吉野さんが2回チャレンジしましたが、夜の部では伊瀬さんが入ります。女性なので、伊瀬さんが入れたら2倍の得点をゲットできるというサービス付きです。

 コイントスの結果、オフェンスチームの先行でスタート。1人目、岡部さんがチャレンジしますが、50点に当たるもののボールが弾かれ得点ならず。当たって"キックターゲット"内にボールが入らなければ得点にはなりません。ディフェンスチームの1人目は、キャプテン・安元さん。残念ながら、大きく上方に逸れてしまいました。

 オフェンスチーム2人目は、松岡さん。昼の部と同じく、コサックダンスのように両腕を組んだままでチャレンジ。昼の部と同じく外してしまうかと思えば、なんと10点をゲットしました。これはすごい! つづく小松さんは、わずかに外れて得点ならず。オフェンスチームが一歩リードです。

 
 オフェンスチーム3人目は、キャプテン・浪川さん。なぜかキャプテンに冷たいオフェンスチームは、味方から冷めた調子で「がんばれー」と応援されます。ある意味期待通りに大きく外した浪川さん。司会の小西さんにまで「全然入る気配ないですね」とバッサリ言われるも、「やめてあげて。高さは良かったよ」と敵の安元さんに慰められるという珍プレーでした。ちなみに、これでも昼の部と夜の部の間の練習よりはかなり進歩したのだそうです。

 対するディフェンスチームは、寺島さんのチャレンジ。伊瀬さんをはじめ、みんなが「頑張れー!」「外しても大丈夫だからね」と応援する様子に、浪川さんは「対応がぜんぜん違う」とオフマイクでつっこみを入れていました。結果は、50点の近くには当たるも、少し左にずれて得点ならず。

 オフェンスチーム4人目は、宮野さんが登場。驚くほどの助走距離を取って会場は大笑いですが、なんと奇跡の10点獲得! 会場は大きな拍手と大歓声に包まれました。

 ここまで0点のディフェンスチーム4人目は、フットサル経験もあり、昼の部でも得点している吉野さん。期待が高まりますが、良いコースながら惜しくも得点にはならず。

 オフェンスチーム5人目は、安元さんに「足が想定以上に白い」と言われる小野さん。太ももをチラ見せすると、会場からは悲鳴にも似た大歓声が起こりました。宮野さんが「おい、君下! 俺は決めたぞ?」と喜一の声で言うと、「喜一が決められるんだったら、俺が決められないわけないだろ?」と君下らしく答えて、さらに会場から歓声が。

 しかし、敵チーム安元さんに「決められなかったらどうする?」と出鼻を挫かれる小野さん。これに動揺したのか、ボールは10点と20点の間に当たって得点になりません。

 
 ディフェンスチーム5人目は、サッカー未経験だけれども一番元気だからエースだと期待される石川さん。元気いっぱい、右上方へ盛大に飛んでいくホームラン! 期待を裏切りません。

 オフェンスチーム最後の一人は、満を持しての登場、吉永さん。昼の部と夜の部との間に一番練習していたという吉永さんは、満面の笑みで「決めます!」と臨みましたが、残念ながら決められず。オフェンスチームは20点確定です。

 トリは、紅一点の助っ人、伊瀬さんのチャレンジ。正面からではなく、左斜めからの挑戦です。「完全フリーキックじゃん」とつっこまれながらボールの位置を移動させる姿はとってもキュートで、会場のあちこちから「頑張れー!」と声援が飛びました。入れば2倍、一発逆転のチャンス。固唾を呑んで見守る中、惜しくもボールは弾かれて得点ならず、と思った瞬間、小西さんが飛び出て50点に蹴り込むという驚きのプレーを披露! 倍の100点だと喜ぶディフェンスチームですが、オフェンスチームが異議を申し立てます。

 「あなたが蹴りなさいよ!」ということで、小西さんが単独チャレンジし、ゴールを決めれば伊瀬さんの100点を認めることに。「やっぱり、ヒーローというのはここで魅せるものだ」と蹴ったボールは……なんと10点にゴール! 会場は驚きと熱気に包まれました。

 「俺が一番驚いてる」と話す小西さんですが、これで20対100でディフェンスチームがまさかの勝利をあげました。


トラウマになるほどの強者現る! 「バブルサッカーリレー対決」
 ディフェンスチームが1勝をあげた「聖蹟高校紅白戦三本勝負」。2回戦は「バブルサッカーリレー対決」です。バブルサッカーとは、バブルボールと呼ばれる身体がすっぽり入る大きなビニール風船のようなものを身に着けて行われるサッカーのこと。

 今回は、チーム内で3名を選出し、リレー形式でドリブルの速さを競います。
 ディフェンスチームは、寺島さん、安元さん、石川さん。
 オフェンスチームは、岡部さん、浪川さん、松岡さん。

 両チームの1人目がスタート。ドリブルの速さを競うはずのこの競技ですが、寺島さんは最初から遠くにボールを蹴って岡部さんの妨害に向かいます。まったくドリブルする気がありませんが、これもアリです。

 ほぼ同時に帰ってきた両チーム、走者はキャプテン同士の2人目にバトンタッチ。体当たりを仕掛ける浪川さんですが、安元さんは当たってもびくともしません。フィジカルがめちゃくちゃ強い!

 
 後に浪川さんが「黄色いの、俺トラウマになりそうですもん」とゴールキーパー役で一人真っ黄色のユニフォームを着ている安元さんについて語るほどの強さでした。対する安元さんは「やっと格闘技経験が活きました。当たった気がしないッス!」と余裕の表情でした。

 そして、試合は両チーム最後の走者にバトンタッチ。安元さんの働きもあって早くにスタートした石川さんは、途中、折り返して松岡さんにぶつかってカタツムリのような格好になったものの、リードを守って見事勝利! これでディフェンスチームは2勝です。

 
白熱の「フットサル対決」 勝利のトロフィーはどちらに!?
 3回戦は「フットサル対決」。前半・後半10分ずつ、ガチでフットサル対決をします。両チーム4名ずつ選出し、交代は自由。キーパーはサッカー経験のあるスタッフ1名と、野球経験のあるスタッフ1名が務めます。

 司会の小西さんと伊瀬さんによる「このままだとディフェンスチームの勝利は確実です。なので、このフットサルで勝った方が総合優勝とします」「バラエティのお約束ですね」とのアナウンスで、ここまでの2勝は意味を成さないことになりましたが、昼の部も同じだったので誰もつっこみません(笑)。

 なお、ディフェンスチームは1名足りないので、小西さんが参戦。スタメンでの参加決定です。一方のオフェンスチームは、サッカー経験者が3人もいる強豪。アップ中に吉永さんがかっこよくシュートを決めると、会場は大歓声。試合前から目線を集めていました。

 ホイッスルが鳴って、いよいよ試合開始。開始早々、小西さんがシュートを放つも、これはキーパーに止められます。つづいて宮野さんが華麗なドリブルをみせると会場が沸きますが、今度は吉野さんが攻め込み、それを小野さんがドリブルでカット! しかし吉野さんも華麗なカットを披露し、両チーム譲りません。

 
 昼の部よりも動きの良くなったディフェンスチームに、経験者の多いオフェンスチームもチャンスは作れるのに攻めきることができません。前半の終了近く、浪川さんがシュートを放ちますが、いつの間にかディフェンスチームのキーパーになっていた小西さんに止められてしまいます。なんと前半、両チーム0点のままハーフタイムを迎えます。

 滝のような汗を流している石川さんにインタビューすると、「余裕ッスよ! まだ全然いけます!」と言葉とは裏腹に息も絶え絶えの様子。会場を笑わせます。

 続く吉野さんは、「監督が入って自ら指揮をとっていましたけど、非常にいい線引で、危ないところを助けてもらいました。前の方も結構ボール入ってるんで」とまるでプロのような受け答え。会場からは拍手が起こりました。さすが長くフットサルを経験している人は違います。

 対抗するかのように、「パスは通ってるんで、後は決めるだけです」とめちゃくちゃかっこよく決める宮野さん。カメラを意識しながらクッとドリンクを飲む様はCMでも作れそうな出来栄えでした。

 さらに小野さんも、「あとは、ここですかね」と心臓を拳で叩くジェスチャー。「絶対負けないっていう気持ちで後半に臨みたいと思います」と続けると、「かっこいい!」と会場からは黄色い声があがりました。

 インタビューアーの伊瀬さんは「気付いたんですけど、ディフェンスチームのみなさんは滝のような汗が出てるんですけど、オフェンスチームのみなさん、全然汗かいてない」と発言。浪川さんは30秒位しか出ていないそうですが、総じてオフェンスチームの方が余裕があるようです。

 
 ここで、後半の助っ人を決めるカードを引きます。ディフェンスチームキャプテンの安元さんは、昼の部と同じく「蹴流波」を引き当てて「やったぜ!」と喜びの表情。オフェンスチームは、「日本代表」を引き当てますが……小中高卓球部だった長友佑都選手(のそっくりさん)と、ソフトテニス部だった香川真司選手(のそっくりさん)が助っ人に入ります。

 助っ人も入り、コートチェンジをして後半戦! なんと蹴流波の3名が一気にディフェンスチームに入って強力チームに早変わりです。しかし、負けてはいないオフェンスチーム。小野さんがジャンプして頭でボールを止め、さらにフェイントをかけながらボールをキープ! 見事なテクニックに大きな歓声があがります。これはかっこいい!

 しかし、この後助っ人に入った長友選手(?)がハンドの判定。抗議するとイエローカードが出てしまいました。石川さんがフリーキックのチャンスを得るも、これは宮野さんがカット。その後もうまくパスをつなぐオフェンスチームですが、なかなか得点にはつながりません。

 ディフェンスチームも吉野さんが巧みな足さばきを見せますが、これも得点にはつなげられず、宮野さんがロングシュートを放つもキーパーに止められてしまいます。もう一度、吉野さんがフリーでシュートを放ちますが、これもキーパーのファインプレーで得点になりません。

 白熱の続く戦いに会場もヒートアップしますが、両者一歩も譲らず、1点も入らないまま延長線に突入。それでも決まらず、時間の関係で打ち切られた試合は、なんとじゃんけんで決めることになりました。

 
 二度のあいこを経て、最後はオフェンスチームの勝利! 「聖蹟高校サッカー選手権」のパネルの後ろに並んだオフェンスチームが、高くトロフィーを掲げて後半戦も終了。金銀のテープが打ち出され、大歓声の中イベントもいよいよエンディングです。

 代表して、キャプテンの浪川さんと、主演の吉永さんからご挨拶。まずは浪川さんが、「今みなさんに見ていただいたように、声優でありながら何事にも真剣に取り組み、フットサルやじゃんけん一つでも、こんなに必死にやる我々聖蹟一同ですが、アニメ作りもそうやってやってきました。原作はまだまだ続いています。これからみなさんの熱い応援で、より『DAYS』を盛り上げていただければと思います」と挨拶し、会場の"サポーター"にお礼を述べました。

 最後は吉永さん。まだ息が上がっている中、「DAYSを好きな人たちが集まって作り上げた空間、本当に最高でした」と挨拶すると、会場からは温かい拍手が起こりました。フットサルでは本当は勝ちたかったという負けず嫌いな一面をのぞかせながら話を続け、「今日は僕、吉永拓斗の中で思い出になる一日になりました。みなさんのおかげです。ありがとうございました」と語ると、しばし無言になってしまうほど感激した様子でした。

 吉永さんの全力の「聖蹟ぃー、ファイッ!」に会場も「オー!」と全力で答え、拍手の中イベントは終演。会場をぐるっと一周するキャストを見送って幕を閉じました。本当に聖蹟高校サッカー部を見ているかのような楽しく熱いイベントでした。キャストのみなさま、おつかれさまでした!

[取材・文/笈川 采女]

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作品情報
【放送情報】
2016年夏?2クール放送
MBS:毎週土曜 26:58?
TOKYO MX:毎週日曜 23:30?
    [再放送] 7月10日から 毎週日曜 10:30?
BS11:7月3日から毎週日曜25:00?
    [再放送] 7月10日から 毎週日曜 17:30?
アニマックス:8月4日から 毎週木曜:19:00?、22:30?、27:30?

【スタッフ】
原作:『DAYS』 安田剛士(講談社「週刊少年マガジン」)
監督・シリーズ構成:宇田鋼之介
キャラクターデザイン:中澤一登
音響監督:三間雅文
音響制作:テクノサウンド
音楽:池 頼広
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:MAPPA

【キャスト】
柄本 つくし:吉永 拓斗
風間 陣:松岡 禎丞
水樹 寿人:浪川 大輔
君下 敦:小野 大輔
大柴 喜一:宮野 真守
臼井 雄太:櫻井 孝宏
灰原 二郎:下野 紘
猪原 進:安元 洋貴
来須 浩之:吉野 裕行
新戸部 哲也:石川 界人
白鳥 直樹:岡部 涼音
今帰仁 翔:豊永 利行
生方 千加子:伊瀬 茉莉也
橘 小百合:佐倉 綾音
中澤 勝利:小西 克幸
犬童 かおる:関 智一
成神 蹴治:花江 夏樹

【ストーリー】
 ボールひとつ。それだけの絆。何のとりえもない、特技もない、けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本つくし。彼が西東京の名門、聖蹟高校サッカー部に入部した時、運命は激しく回転を始める。孤独なサッカーの天才・風間陣、超高校級プレイヤーの主将・水樹寿人、トップ下に君臨するクールな司令塔・君下敦、唯我独尊系大型フォワード・大柴喜一……。

クセ者の集う厳しくも優しい部活の中で、少年たちはかけがえのない絆を結び始める。これは、ひたすらに熱く、どこまでも純粋な、聖蹟高校サッカー部の汗と奇跡と友情の物語!!

(C)安田剛士・講談社/DAYS製作委員会
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