『カオスヘッド』放送直前!第2話収録後キャストインタビュー

この秋、サイコサスペンスアニメ『カオスヘッド』が放映開始。第2話のアフレコ終了直後、吉野裕行さんや喜多村英梨さん達に、直撃インタビュー!出演者が語るアフレコの手応えや、作品の印象をどーんと大紹介だ!

 9月11日、都内スタジオにて、TVアニメ『カオスヘッド』(10月9日よりチバテレビ他で放映開始)の第2話のアフレコとキャストによる会見が行われた。本作は、5pb.とニトロプラスの強力タッグが作り出した同名PC用ノベルゲームを映像化したものだ。

 物語では、東京・渋谷を舞台に「ニュージェネレーションの狂気」と呼ばれる猟奇事件が次々と発生。主人公・西條拓巳は、“三次元には興味がない”と言い切る引きこもり一歩手前の高校2年生だが、ある日Web上で、事件を予言させるようなグロ画像を発見してしまう。いつしか彼は、ニュージェネ事件に巻き込まれ、謎の少女・咲畑梨深と出会うのだが……。

 本作は監督を石山タカ明さん、シリーズ構成・脚本に井上敏樹さん、アニメ制作をマッドハウスが担当。ドキドキのサスペンスシナリオがつづられる中、拓巳が関わる魅力的な7人のヒロインも続々登場していく。声の出演には、ゲーム版でも拓巳を演じた吉野裕行さんをはじめ、お馴染みの面々が集結している。いったいアニメ版ではどんなお芝居が展開しているのだろうか?今回はその出演者の皆さんや監督に、本作の収録の感想、作品やキャラへの印象等を伺ってみたぞ。

主題歌アーティストへのインタビューはこちら!


――演じたキャラクターの印象を教えて下さい

吉野裕行さん(西條拓巳役):拓巳は普通の高校生ですが、オタクで引きこもりがち。でも何故か彼の周りには女の子が集まってきます。基本的に非常にネガティブな人間で、ゲーム版の時はそれを強調していたんです。でもアニメでは、内向的な部分は前に出しますが、必要以上にオタクである部分を出さずに演じていけたらと、ちょっとだけさじ加減を変えて演じさせていただいてます。

喜多村英梨さん(咲畑梨深役):1話で拓巳君の前に突然現れた、ホントに謎の女の子です。本人は明るく元気で可愛いのですが、別の一面、二面性とまではいかないんですが、作品のキーになる部分を拓巳にもみせていくと思うので、そこも気をつけて芝居していきたいと思います。

宮崎羽衣さん(西條七海役):拓巳さんの妹役で、物語の中でなんかちょっとホッとできるような子だと思っています。一人暮らしのお兄ちゃんを、すごい心配していて一生懸命世話を焼きたがるんですけど、ウザがられるっていう子です(笑)。リアルにいそうな妹ってっていうのを心がけて演じています。

榊原ゆいさん(岸本あやせ役):ファンタズムという人気バンドのボーカルのFES(=岸本あやせ)という役です。彼女は作詞もしているという設定で、その詞に込められたメッセージが、ニュージェネ事件とも関わっていたりとすごく謎な子ですね。実はあまり多くを語れません(笑)。

生天目仁美さん(蒼井セナ役):実は3話からの登場で、まだアフレコしていないんです。でも、セナは表面的にはクールなんですが、多分彼女の中にあるものはとても熱いものだと思うので、その辺が上手く出てくればいいなと思っております。あと、彼女はガルガリ君というアイスが好きで、年がら年中食べています(笑)。

たかはし智秋さん(楠優愛役):優愛さんは拓巳君より1学年上の、とても優しくて、控えめでマジメな、拓巳君とは趣味の合う眼鏡っ子です。ゲームではヤンデレな部分が強調されていたのですが、アニメでは病んだところはおさえて、もう少し女の子らしくなっていました。

辻あゆみさん(折原梢役):私も登場は3話からなんです。アニメ版で梢がどんな感じになるのか、まだ分からないのですが、ゲーム版の時には、拓巳君のクラスの転校生でした。あんまり喋らない、オドオドしててすぐ泣いてしまうような子でしたね。

友永朱音さん(星来オルジェル役):星来は、本作の劇中劇となるアニメ『ブラッドチューン THE ANIMATION』のヒロインで、拓巳君が一番気に入っているキャラなんですね。で、ゲームでは大抵フィギュアとして出てきたんですが、今回は、なんと等身大の女の子の体を頂いて、拓巳君とイチャイチャしております(笑)。彼の癒し的な存在です。


――2話までアフレコをやってみて手応えはいかがですか?

吉野さん:やっぱり1クールの作品ですから、テンポ早めかなっていうのが正直な感想ですね。あとは、監督や音響監督の中嶋(聡彦)さんの指示から、台詞一つにしても、オタクな部分を少しそぎ落とされているなという感じは受けましたね。だからアニメでは、拓巳のいうとこのキモオタというよりは、コミュニケーションの下手な、2次元が好きな男の子って感じになってます。

喜多村さん:ゲーム版でも梨深を演じましたが、今回はアニメ版ならではのテンポ感や言葉のチョイスになっていて、私自身はアナザーストーリーとして受け止めています。だから、別の梨深のイメージとしてお芝居していますね。でも少し芝居のテイストが暗いかなーと思ってやっていたんですが、映像に助けられた気がしました。

宮崎さん:私、1話の台本とリハーサル用ビデオを観た時に、なんか、あっすごい面白いと思いましたね。うん。サイコサスペンスものなので、スピード感があるし、アフレコ現場も緊張感がありました。

榊原さん:初登場シーンは、ゲームでも印象的だった、歩道橋の上でアカペラで歌うところが再現されています。ファンの方も印象的だったと言ってくれたシーンだったので、アニメでも観られて感動しました。でも歌は、ゲーム版とは違って、なんとアニメ用の歌になっています。他にもアニメ用の挿入歌もあるようで、違った展開が期待できると思います。他にもこの作品で肝になる台詞“その目、だれの目”も言わせていただき、感無量です。

生天目さん:うーん、ゲームの時は少女Bって役名で、ほとんど話してなかったんですよ。だから今回はセナとしてどんな風に絡んでいくのかなっていうのを楽しみです。

たかはしさん:拓巳君に惚れられるシーンがありまして。“私のほうにきてきて(ハート)”というような台詞が多くて楽しかったです。私生活でも使いたいですね(笑)。2話からすごくサスペンスっぽくなってきているので、先が楽しみです。

辻さん:ゲーム版の時は息の芝居が多いような、あまり喋らない子だったんですね。だからアニメではみんなと会話できるのか(笑)、不安であり期待するところでもあります。

友永さん:思っていたよりも、星来が拓巳君に寄り添っている感じだったので、もっとイチャイチャした感じを出せたならと思っています(笑)。


――では作品にかける意気込や見所を教えて下さい!

吉野さん:非常にデリケートな題材(世相を反映したようなもの)を、アニメ化するんだなと思いました。役者個人としては、こういう不安定な役をやれるのは楽しいんです。でも役に振り回されないで、アニメ版でちょっとさじ加減を変えた部分が、ちゃんと成立するような作品になるよう意識して、最後までやりたいと思います。

喜多村さん:タイトルにふさわしく、本編には謎なカットがたくさんありましたね(笑)。そしてゲームにもあった拓巳君の特殊技・妄想トリガーという、拓巳君のリアル過ぎる女の子への妄想が展開します。勿論、梨深とのムフフな展開もありますので、皆さんも是非楽しみにして下さい(笑)。

宮崎さん:ゲーム版の時も面白い作品だなって思っていたのでゲームのファンの方の期待を裏切らないようなお芝居をしていきたいと思います。ゲームであったけど、今回はカットされているというシーンもあったようですが、アニメはそれ以上のものに仕上がっていると思います。これからも気合いを入れて、七海を演じていきたいと思います。

榊原さん:私自身、色々な作品の主題歌を歌わせていただいてる身としては、あやせという役をやることはすごく意味があると感じています。この作品に関しては、“榊原ゆい”としてより“岸本あやせ”として生きていきたいなと思います。

生天目さん:とにかくこの作品世界で演じる楽しさが、皆さんに伝わればなと思います。あと、ガルガリ君アイスを、セナは何本食べるのか楽しみにしています(笑)。

たかはしさん:今の時代、モノが溢れすぎているような世界だけど、楽しく生きようよ、快く生きようよというようなメッセージを感じましたね。そんな部分を皆さんも感じてほしいですね。何か心に残ってくれたら嬉しく思います。

辻さん:ゲームは最後までプレイしてハマリまして、現在2ターン目に突入しています。私の友達にも、このゲームを何ターンもやっている人もいて、そんな人達の期待を裏切らないように、梢としても頑張りたいと思います!

友永さん:この作品に巡り会えて、星来という役を頂けたことを嬉しく思います。皆さんにも楽しんで頂けるような作品にしたいですね。そしてこれから先、拓巳君との距離がどうなるかが、楽しみのひとつです(笑)。


――では監督にもお伺いします。この作品をつくる上でのポイントというと?

石山タカ明 監督:オリジナルのゲームでは、色々と猟奇的なものになってますが、アニメでは、何故そういうものが起きているのかっていうことや、そんな中での、主人公・拓巳君達の“迷い”なんかも本編を通して描けたらいいかなと思っております。


――本編の見所はどんな所でしょうか?

石山監督:やっぱり、可愛い女の子達です!1話、2話とアフレコしてきて、どんどんキャラクター達が生き生きしてきましたね。やっぱり女の子がもっともっと元気にならないと、男の子も元気にならないんじゃないかなと。やっぱり全ての元気の源っていうのは、女性パワーですよ(笑)。全12話を通して、女の子がフルに登場します。星来も、きっと空飛びます(友永さん「楽しみです!)。梢もちゃんとしゃべります(辻さん「よかったー」)! 混沌とする中で拓巳君は、迷うかも知れませんが、皆さんアニメ本編を期待して下さい。


<放送情報>
チバテレビ 10月9日(木)23:00~
テレビ埼玉 10月9日(木)25:30~
テレビ神奈川 10月11日(土)25:30~
TOKYO MX 10月14日(火)26:00~
キッズステーション 10月14日(火)24:00~

<STAFF>
原作:5pb. / Nitroplus / RED FLAGSHIP
監督:石山タカ明
シリーズ構成/脚本:井上敏樹
キャラクター原案:ささきむつみ
キャラクターデザイン:島村秀一
音響監督:中嶋聡彦
音響制作:テクノサウンド
音楽:tOkyO
アニメーション制作:マッドハウス
製作:CHAOS;HEAD製作委員会

<CAST>
西條拓巳:吉野裕行
咲畑梨深:喜多村英梨
西條七海:宮崎羽衣
岸本あやせ:榊原ゆい
蒼井セナ:生天目仁美
楠 優愛:たかはし智秋
折原梢:辻あゆみ
星来オルジェル:友永朱音
将軍:代永翼
三住大輔:小野大輔
高科史男:石田彰
判安二:一条 和矢
諏訪護:保村 真
百瀬克子:くじら
葉月志乃:青木紀子

OPテーマ「F.D.D.」/いとうかなこ
EDテーマ「Super Special」/加賀美セイラ

(C)2008 5pb./ Nitroplus / RED FLAGSHIP<BR>(C)2008 CHAOSHEAD製作委員会

(C)2008 5pb./ Nitroplus / RED FLAGSHIP
(C)2008 CHAOSHEAD製作委員会

(C)2008 5pb.
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