『伯爵と妖精』のOPを手がけるAciD FLavoRにインタ..

アニメ『伯爵と妖精』のOP曲「FEELING」を歌うのはゲーム版『少年陰陽師』や『アラビアンズ・ロスト』などの主題歌を手がけたAciD FLavoR!独占インタビュー掲載(後編)

 10月から放送がスタートするテレビアニメ『伯爵と妖精』だが、OP曲「FEELING」を歌うのはAciD FLavoR。過去にゲーム版『少年陰陽師』、『乙女的恋革命 ラブレボ』、『アラビアンズ・ロスト』の主題歌やグリコ『POsCAM』のオフィシャルソングなどを担当してきた新進気鋭の4ピーズバンドで、メロディアスなサウンドが特徴だ。

 「FEELING」は4年前に作られた曲だが、主人公・エドガーやリディアの心境にピッタリの詞の内容に、スピード感があるポップでキャッチーなメロディはまさに作品の世界観を表現したかのような曲になっている。バイオリンをフィーチャーしつつ、7弦ギターと5弦ベースという珍しい楽器を組み合わせ、ドラムが低音を強調するというアレンジ、リズム隊の演奏も聴きどころ。

 10月31日にCDがリリースされるが、カップリング曲の「Eye's on you」も『伯爵と妖精』の世界につながる内容で、SHIGERUさんが原作を読んで感じたまま、作ったラブソングとのこと。ファンには楽しみな1枚になるはず。

 今後は10月13日のライブイベント『←ATTRACTION→ PHASE.03』などで「FEELING」を聴くことができそう。ライブバンドを自負するAciD FLavoRの生のプレーを見にライブ会場にも足を運んでみよう!

※前編はコチラ!


●TVでは2番のサビが使われています。OP映像が楽しみです

――アニメではテレビサイズとして流れるわけですが、フルサイズとの違いは?

SHIGERUさん:サビのメロディを気に入っていただいたようで、テレビバージョンでは2番のサビが使われています。1番も2番も言っていることが全然違うというわけではなく、一貫しているのでテレビサイズで聴いてもらってもまったく違和感なく聴いていただけると思います。

Ryoさん:曲の中で一つのストーリーを紡ぐ時、ショートサイズになることでつながらないこともありますが、「FEELING」に関してはうまくいったのかなと。むしろテレビアニメを、見た後にCDに収録されるフルバージョンでは「トータルではどんなふうになっているんだろう?」と楽しんでもらえるかなと思っています。


――この曲に映像がついてどんなOPになるのか、楽しみですね

SHIGERUさん:今まではゲームの主題歌をやらせていただく場合、OPは静止画だったり、アニメーションというより画像が並んでいる感じだったんですけど、今回は完全なアニメーションということで、歌に合わせてどんな映像になるか、本当に楽しみです。きっとスピード感のあるOPになるんでしょうね。早く見たいです!


――カップリングの「Eye’s on you」はどんな曲ですか?

SHIGERUさん:小説を読んでから書いた曲で、お話を読んでいると“瞳”や“目”を見つめる場面が多くて。例えばエドガーがリディアの目を見つめたり、その逆だったり。その瞳に吸い込まれる、みたいなシーンを見てて、日常で男女があんなに近い距離で目を見つめ合うというのはなかなかないのでロマンティックに感じたんですよね。なので、「見つめること」をテーマに書いてみました。今回はエドガーの気持ちになってリディアへの想いとか甘々な感じにしようと。僕は1巻の後に、なぜか最新巻を読んだんですが、二人が婚約してて。「この間に何があったんだろう?」とすごく気になって(笑)。そういう部分を加味しつつ、エドガーの強いながらも痛みを抱えた気持ちをうまく書ければいいなと思ったらラブソングになりました。


――サウンドやアレンジ的にはどんな感じになったんでしょうか?

Ryoさん:自分ではあまりべったりしたバラードは書かないんです。ライブを中心に考えるとどうしても派手さや暴れやすさを第一に作っちゃうんですよね。今回は曲のコンペをしてSHIGERUちゃんの曲が選ばれたのでいちプレイヤーとして臨みました。自分のものでない作品に、自分らしさを入れる時、「自分のギターって何だろう?」と考えたら、エゲツなさだなと。こういう楽曲なのでアコースティックとかガットギターなどやさしいギターの音を入れる考え方はあると思うけど、あえてエグイ音を入れようと思って。でも派手に入れるわけにはいかないのでできるだけラウドに、でもジャマしないようにという相反するものを入れて。ピアノの音も元々入っていたものをより現代風にアップデートしました。ベースとドラムに関しては時間もなかったからあんまり難しいことはしてないと思うけど……でもベースは難しかったかもね(笑)。

Teiさん:最初にSHIGERUちゃんの曲を聴いた時にイメージができていたけど、あとでRyo兄さんとアレンジャーさんで考えてもらったアレンジを聴いたらバンドサウンド寄りだったので、プランを組み直して入れました。またサビに気に入ったフレーズを入れたので、すごく気に入っています。

Taijuさん:OP曲よりは抑揚を付けて、どこに盛り上がりのピークをもっていくかなど考えました。

SHIGERUさん:アウトロが結構いいよね。バラードの割にはドラムが前に出てくるアレンジですね。特にAメロあたりで。

Ryoさん:バンドとして考えた時にOP曲もそうですが、装飾音としてバイオリンやピアノが鳴っているだけじゃなく、いかに四人であるかが大切で……。フランスの『JAPAN EXPO』でプレーして帰国直後にレコーディングすることになったので、そのままのライブの熱を入れたいなという気持ちもあるので、緻密に作ったのでクールな中にも熱さもある楽曲になったと思います。


●10/13にはライブも!ライブでAciD FLavoRを感じてください

――今後の予定を教えてください

SHIGERUさん:10月13日に『←ATTRACTION→ PHASE.03』というライブイベントに出演します。一緒に共演するバンドはアニメ、ゲームのタイアップ曲をやったりしているのでご存知の方もいると思いますが、このイベントをきっかけにシーンに風穴を開けたいと思います。「このバンドの曲、聴いたことがない」という人もきっとハマると思いますよ。ここで「FEELING」もやりますし、他にもいろいろな曲を聴いてもらいたいのでぜひ来てください!

Ryoさん:テレビアニメのOP曲を担当することで今まで以上に注目してもらえるのはうれしいことです。最初はテレビサイズの「FEELING」に興味を持ってもらえたら、次はCDでフルバージョンを、今度は前にリリースしたアルバムやシングル……といった感じで俺らの根源的な部分に触れてもらえたらいいですね。

Teiさん:CDを聴いてもらえることも大切ですが、ライブも欠かせない活動で。楽曲制作ではメンバーと「いい曲にしよう」とか「バンドらしさは?」みたいな話になりますが、ライブでは結構お客さん重視です。運動会みたいに暴れてなんぼみたいな(笑)。同じ空間の中で見てもらわないとわからない部分や魅力があると思うのでやっぱり僕らのライブも一度見てほしいです。Taijuもライブでは一味違いますから。

Taijuさん:そうですね。ガラっとカッコイイ感じになります(笑)。スティックのアクションとかCDでは味わえないプレーもライブの楽しみです。


――最後にメッセージをお願いします

Teiさん:『伯爵と妖精』は原作から絵がとてもきれいだったので映像化してどうなるのか、本当に楽しみで。僕らの曲が流れるOPは見逃せませんよ。そして何度も聴いているうちに虜になってCDを買いたくなるでしょう、きっと。ライブでも勝手にコラボしてOPのような動きを表現してみたいと思います。妖精を出すとか(笑)。こんなくだらないMCも含めて、とても楽しめるライブをやっていますのでぜひ一度聴きに来てください。

Taijuさん:僕らの曲がアニメの主題歌として使ってもらえることは皆さんに知っていただくチャンスだと思うし、とてもうれしく思っています。アニメ・原作と同様に「FEELING」も愛してもらいたいです。そして何度も覚えるくらいに聴きこんでもらったら、次は一緒にライブで歌いましょう!

SHIGERUさん:お仕事として関わったはずなのに『伯爵と妖精』のファンになってしまっていたSHIGERUです(笑)。皆さんと同じようにアニメの開始を楽しみにしていますし、声優としてのオファーがあれば喜んで出演する心の準備もできています(笑)。「FEELING」も「Eye’s on you」も『伯爵と妖精』の世界観に合った曲になったと思うので、アニメと一緒に楽しんでいただけたら最高です。

Ryoさん:過去にゲーム作品の主題歌を担当させていただいて、今回はテレビアニメということでとても光栄だなと感じていますし、初めて聴く皆さんにもきっと気に入ってもらえると思います。作品の世界観に対してブレがないものを作れたと思うんで。あとはCDを聴いてもらって、ライブを見てもらってAciD FLavoRがどんなバンドなのかを理解してもらえたらいいなと願っています。ライブ活動も今は東名阪でしか動けないという現状はありますが、これから応援してくれる人が増えればもっといろいろな場所で僕らの演奏を見てもらえると思うので、そこにつながる一歩になればいいなと思います。これからのAciD FLavoRに注目してください!


ライブ『←ATTRACTION→ PHASE.03』
10月13日(月・祝)東京・原宿アストロホール
開場17:00 開演18:00
出演:SCRIPT / Filter Fish / BABY×KING / AciD FLavoRほか
前売¥3,000/ 当日¥3,500(税込・ドリンク代別)
チケットはローソンチケット、AciD FlavoR公式サイトにて発売中

<B>「FEELING」/AciD FLavoR</B><BR>10月31日発売<BR>1260円(税込)<BR>発売:5pb.(ジャケット写真はイメージです)<BR>(C)谷 瑞恵/集英社・アシェンバート伯爵家

「FEELING」/AciD FLavoR
10月31日発売
1260円(税込)
発売:5pb.(ジャケット写真はイメージです)
(C)谷 瑞恵/集英社・アシェンバート伯爵家

(C)谷 瑞恵/集英社・アシェンバート伯爵家

(C)谷 瑞恵/集英社・アシェンバート伯爵家

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